名称:別子銅山記念館
住所:愛媛県新居浜市角野新田町3-13
公式・関連サイトURL:http://www.sumitomo.gr.jp/related/index02.html
愛媛県の新居浜(にいはま)市は、四国中北部の瀬戸内海に面する産業の街。別子(べっし)銅山が江戸時代に開坑されてから、非鉄金属・産業機械・化学工業など産業の基盤となる瀬戸内でも有名な産業地帯です。産業だけではなく、別子銅山は観光としても色々と見る場所があります。
目次
愛媛県新居浜市の観光スポット5選!銅山の名残りを巡る旅
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1.住友グループが建てた観光スポット・別子銅山記念館
別子銅山は世界でも有数な産銅量を誇り、1690年から採掘が始まって明治・大正・昭和と約282年にわたり採掘。1973年の閉山まで、住友が一貫して経営してきた日本でも有名な銅山で、住友グループが産業や貿易で繁栄してきた場所です。
別子銅山記念館は、1975年に住友グループによって建てられました。建物は、鉱山坑内を彷彿させるような独特な半地下構造。当時の泉屋・歴史・地質鉱床・生活風俗・技術のコーナーがあり、貴重な当時の資料として残されています。
ドイツのクラウス社より購入した鉱山専用の鉄道「別子1号も展示されています。見るだけでも楽しい別子銅山記念館。屋根には別子銅山が開坑された5月にちなんでサツキが約10000本、周りにも約3000本が植えられ、新居浜市内随一のサツキの名所として市民から愛されています。
別子銅山記念館では、5月9日の正午にだけ天窓から「歓喜の陽光」と呼ばれる光が差し込みます。この時にしか見ることが出来ない神秘的な現象なので、この日に合わせて別子銅山資料館を訪れてみてはいかがでしょうか。
2.333mもある観光坑道がある「マイントピア別子・端出場ゾーン」
マイントピア別子の端出場(はでば)ゾーンと言えば、江戸時代に開坑された新居浜市の産業の礎となった別子銅山があります。その銅山の施設跡を利用して作られたテーマパーク。レンガ水路跡、旧水力発電所に貯鉱庫跡や大斜抗跡などの産業遺産があり、見学することができます。
おすすめは、鉱山観光ができる長さ約333mの観光用坑道。テーマパーク内は3つに分かれていて、当時の生活をリアルの再現している江戸時代ゾーン、明治以降の銅山の様子を巨大パノラマと映像の両方で楽しむことができる近代ゾーン、銅山での作業を遊びながら学べる遊学パーク体験ゾーンに分かれています。
大人から子供まで楽しめるテーマパークで、子供だけでなく大人もハマる砂金採りが体験できますよ。近くにはマイントピア別子という道の駅があります。
名称:マイントピア別子・端出場ゾーン
住所:愛媛県新居浜市立川町707-3
公式・関連サイトURL:http://besshi.com/kouzan/
3.東洋のマチュピチュ「マイントピア別子・東平ゾーン」
標高約750mの山中にあるマイントピア別子(べっし)の「東平(とうなる)ゾーン」は、有名なマチュピチュにちなんで「東洋のマチュピチュ」と言われている天空の歴史遺産です。東平ゾーンへの道路は道幅も狭くて離合できる箇所も少ない山道。マイカーやレンタカーでも行けますが、地元のバスガイドが付いた観光用マイクロバスで行くのがおすすめです。
東平ゾーンは1968年まで別子鉱山の採鉱本部が置かれていた街の跡。旧保安本部・旧変電所・貯鉱庫跡・索道停車場跡などの遺構や、当時の町並みや当時の学校を再現したジオラマ、銅に関する製品の展示などがされている東平歴史資料館があります。
最盛期には家族も合わせて最大5000人が住み、街を形成していた東平ゾーン。病院・学校・生協・娯楽施設・郵便局など生活をする上で必要な施設はほとんど揃っていました。当時の生活環境は壊されてなくなっていますが、銅山がどれだけ多くの人の生活を支えていたかがわかります。東平の産業遺産巡りは、順路1~3の約1時間コース、順路6までの約2時間コースで観光できます。
名称:マイントピア別子・東平ゾーン
住所:愛媛県新居浜市立川町654-3
公式・関連サイトURL:http://besshi.com/machu-pikchu/
4.30mのプラネタリウムがある愛媛県総合科学博物館
1994年に設立された愛媛県総合科学博物館は、あらゆる科学の知識を体験することができる博物館。黒川紀章氏設計の斬新なデザインが特徴の建物です。2010年、新たに世界最大級である直径30mのプラネタリウムドームを新設。プラネタリウムでは約65万個の恒星を投影して見ることができます。
自然館は宇宙のゾーン・地球のゾーン・愛媛のゾーンに分かれていて、宇宙のゾーンと同じ扱いで愛媛が扱われているのにはビックリ。科学技術館では素のゾーン・伝のゾーン・動のゾーンがあり、産業館では地元愛媛の地場産業・伝統産業が紹介されています。
屋外には、四阪島(しさかじま)製錬所で使用されていた転炉や、湯山発電所でつかっていた水車と発電機や、溶鉱炉から流出するカラミが運ばれていたカラミ電車なども展示。新居浜市民の生涯学習の場として、多目的ホールや図書室、研修室なども完備しています。
観光客と新居浜市民ともに利用できるように考えられた愛媛県総合科学博物館。展示室観覧料とプラネタリウム観覧料は必要ですが、お金を払っても見る価値がある愛媛県総合科学博物館です。高齢者は半額で見ることができるので、おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に行ってみてはいかがでしょうか?
名称:愛媛県総合科学博物館
住所:愛媛県新居浜市大生院2133-2
公式・関連サイトURL:https://www.i-kahaku.jp/
5.明治維新の動乱から守り続けた広瀬歴史記念館
広瀬歴史記念館は、別子銅山を明治維新の動乱の世から守り近代化の推進に貢献した広瀬宰平の足跡を通して、日本の近代産業の歴史などを紹介する施設。広瀬歴史記念館と一緒に、国の重要文化財にも指定されている近代建築の広瀬邸も見学ができます。
展示館には、広瀬氏の人生を紹介するビデオやパネル、実物の資料などを展示されています。銅山に関する資料だけではなく、近代化のために奔走した足跡など、多方面にわたる活動を紹介。また、広瀬文化として年に2回ほど特別企画展を開催しています。
広瀬歴史記念館は建築物としても注目されており、展示館・広瀬宰平の邸宅・公園の3つのスポットに分かれています。その中でも広瀬宰平の邸宅は、すばらしい日本建築の邸宅として有名。邸宅の内部には、当時としては画期的で珍しい西洋から輸入された洋式トイレやマントルピース、板ガラスなどが使用されています。重要文化財に指定されている広瀬宰平の邸宅は細かく内訳されていて、主屋・新座敷・離れ・金物蔵・米蔵・乾蔵だけではなく、門番所や表門も国の重要文化財に指定されています。
名称:広瀬歴史記念館
住所:愛媛県新居浜市上原2-10-42
公式・関連サイトURL:http://www.sumitomo.gr.jp/related/hirose/index.html
◎まとめ
新居浜市に今まであまり興味がなかった人でも、これだけの重要文化財があり、見て楽しめる観光地があるので一度行ってみる価値はあります。鉱山があった新居浜市では、博物館など重要文化財にもなっている建物から、近代建築までも見ることができます。
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