福岡県の霊峰を観光!英彦山は歴史と自然にあふれたスポットだった!

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福岡県の霊峰を観光!英彦山は歴史と自然にあふれたスポットだった!

北岳・中岳・南岳の3つからなる英彦山(ひこさん)は、古来より霊峰として信仰されている標高1199mの山。日本百景および日本二百名山、日本三大修験山のひとつにも数えられていて、中岳の山頂には英彦山神宮上宮が、中腹には英彦山修検道の霊場だった奉幣殿(ほうへいでん)があります。

そんな英彦山は動植物の宝庫といわれ、樹齢1200年の鬼杉や奇岩など、自然豊かな景観が広がっています。山伏が修行していたという霊山を観光すれば、神秘的なパワーを感じることができるかもしれませんよ!

目次

福岡県の霊峰を観光!英彦山は歴史と自然にあふれたスポットだった!

1. スロープカーでらくらく観光

標高1199mの英彦山を観光するなら、スロープカーの利用が便利! 参道の入口から英彦山観光の中心となる英彦山神宮奉幣殿までの道のりを、およそ15分で登って行きます。

今までは500mもの参道を歩いて行く方法しかなかったですが、これによりお年寄りから小さなお子さんまで、家族そろって気軽に英彦山観光が楽しめます。全長849mの線路上には4つの駅が設けられていて、途中下車することで見られる観光スポットもありますよ。

2. 観光スポットをご紹介!

英彦山には観光時の見どころとなるスポットが満載! ここではスロープカーを利用して行ける神宮参道沿いの観光スポットをメインに、ご紹介したいと思います。

◆英彦山神宮奉幣殿

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英彦山観光の名所といえば、英彦山神宮奉幣殿でしょう。修験道時代は大講堂だった桃山建築様式の建造物で、国指定の重要文化財でもあります。

こちらには主神として天照大神の御子・天忍穗耳命(あめのおしほみみのみこと)が、配神として伊耶那岐命(いざなぎのみこと)と伊耶那美命(いざなみのみこと)が祀られています。天忍穗耳命は勝運の神様でもあるので、霊山のパワーともどもそのご利益に与ってみてはいかがでしょう。

ちなみに上宮は山頂に位置しており、奉幣殿からは徒歩で1時間半ほどかかります。山頂からの眺めはとても素晴らしいので、時間のある方や足に自信のある方はぜひ訪れてみてくださいね。

◆旧亀石坊庭園

次にご紹介する旧亀石坊庭園は、669平方メートルの面積を有する池泉鑑賞式庭園。室町時代の画聖・雪舟が手がけたといわれる日本庭園で、国の名勝にも指定されています。

雪舟が手がけた庭園は各地に存在しますが、こちらの庭園は「雪舟四大庭園」と呼ばれるもののひとつ。山林を背景としていることから季節ごとに異なる風景を楽しむことができるので、何度訪れても癒やされること間違いなしですよ。

こちらの旧亀石坊庭園への観光は、スロープカーの「花駅」を利用すると便利。また、庭園脇には無料の駐車場があるので、車での観光も安心です。

◆財蔵坊

日本三大修験山のひとつである英彦山では多くの山伏が生活しており、その坊舎だったのがこちらの財蔵坊。幕末には250余りの坊舎が英彦山全体にあったといわれていますが、当時の姿で現存しているものとしては唯一となる貴重な建造物です。

県の有形民俗文化財にも指定されている財蔵坊は、町立英彦山歴史民俗資料館として土日のみ公開中。山伏たちの暮らしぶりが伺える内装は、一見の価値アリですよ。

財蔵坊は参道入口からおよそ100m上がった場所にあるので、スロープカーに乗る前、もしくは参道を下ってくる際に立ち寄ると良いかもしれません。

◆銅鳥居

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英彦山の表玄関でもあるこちらのスポットは、1637年に佐賀藩主・鍋島勝茂によって建立寄進された青銅製の大鳥居で、国指定の重要文化財。およそ7mの高さを有しており、鳥居に飾られている「英彦山」の額は、1734年に霊元法皇から賜ったものになります。

この鳥居から英彦山神宮奉幣殿までは、「桜の馬場」と呼ばれる石畳の参道が続きます。その名の通り春にはヤマザクラの並木を見ながら、およそ1kmの散策が楽しめますよ。

◆英彦山花園

スロープカー花駅のそばに整備された17万平方mもの面積を有する公園が、英彦山花園(かえん)です。広大な園内には高山植物をメインとした70種類・3万3000本超の花木が植樹されています。

中でも注目なのが、英彦山のある添田町の町花「シャクナゲ」。5000本ものツクシシャクナゲが見られる英彦山花園では、開花のシーズンに合せて「英彦山花園 シャクナゲまつり」も開催しています。期間中には特設テントでさまざまなイベントが行われ、苗を購入することもできますよ。

また、園内ではお弁当をいただくこともできるので、ピクニックがてら訪れるにもぴったり。英彦山からの景色を眺めながらのお弁当は、澄んだ空気も相まっていつも以上に美味しく感じられますよ!

◆高住神社

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次にご紹介する高住神社は神宮参道から少し離れた場所にありますが、こちらも英彦山観光の代表的なスポットです。藤原恒雄によって1500年前に創建された神社で、主祭神として祀られているのは豊前・豊後国の守り神・豊日別大神(とよひわけおおみかみ)。本殿は巨岩の中にめり込むような形で建てられていて、荘厳かつ神秘的な雰囲気を醸し出しています。

また、こちらの神社は九州の天狗群の頭目とされる「豊前坊天狗神」が有名。日本三大修験山の英彦山は、天狗が住まう聖地だったと考えられているのだとか。さらに1839年に田川郡の大庄屋から寄贈された青銅の神牛や、樹齢およそ900年の天狗杉も観光時の見どころ。英彦山神宮とはまた異なる魅力がある神社なので、ぜひ足を延ばしてみてくださいね。

3. もちろん登山も楽しめます

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北岳・中岳・南岳という3つの頂を有する英彦山では、観光だけでなく登山やトレッキングを楽しむことも可能。各山頂ともに登山道でつながっているため、レベルや目的に合せてさまざまな登山コースを組むことができますよ。

英彦山には先にご紹介した神宮参道沿い以外にも、歴史や自然が感じられる観光スポットがいくつも点在しています。登山を楽しみながら色々な場所に足を運んでみてはいかがですか? 山頂からの素晴らしい景色や山奥にある秘境が見られるのは、登山者だけの特権ですよ。

4. 英彦山へのアクセスは?

英彦山の最寄りとなるのはJR日田彦山線の「彦山駅」。公共交通機関を利用して観光にくる際は、彦山駅からさらに添田町バスに乗車し、銅の鳥居バス停で下車します。

車でお越しの際は、九州自動車道の小倉南IC・八幡IC、または大分自動車道の杷木IC・日田ICを利用すると良いでしょう。

◎まとめ

霊峰・英彦山の魅力をご紹介してみましたが、いかがだったでしょうか? 登山客に人気の高い英彦山ですが、スロープカーの登場により代表的なスポットへの観光が身近なものになりました。しかも、スロープカーからは英彦山の紅葉や新緑、桜など四季折々の景色を気軽に楽しむことができるので、山だからと構えずにぜひ観光に訪れてみてくださいね。もちろん、心ゆくまで登山を楽しむプランもおすすめですよ。

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