大自然に囲まれた静岡県函南町おすすめ隠れ観光スポット第5選

静岡県の東部にある函南町（かんなみちょう）。沼津市や熱海市、三島市など静岡東部を代表する町に囲まれています。函南町にある東海道線函南駅は熱海駅から下り線で2駅と、アクセスのしやすさが特徴です。

函南町の南端部にある大嵐山からは函南町の町並みのほか、隣接する都市の繁華街や箱根山、玄岳といった山々、そして山脈の下を流れる狩野川の全景が一望できます。人気の観光ポイントであると同時に、比較的小規模ながらも大都市に囲まれた町独特ののどかさと賑わいが感じるられる場所です。

そんなスポットもある函南町でおすすめの観光地を紹介します。

1.天候が良ければスカイツリーまで見える「十国峠ケーブルカー」

伊豆箱根鉄道の十国峠レストハウスにある「十国登り口駅」から、十国峠展望台がある「十国峠駅」まで行けるのが十国峠ケーブルカー。標高766mの日金山の山頂・十国峠からは気象条件にもよりますが、綺麗に晴れれば東京タワーまで一望できます。

この十国峠は、詩歌を愛した鎌倉幕府の将軍・源実朝の時代から多くの文化人に親しまれてきました場所で、太宰治の小説や与謝野晶子の短歌にも登場します。ケーブルカーからの眺めと頂上展望台から望む景色は、どちらも素晴らしいですよ。

2.函南町にある伊豆半島のジオパーク「丹那断層公園」

2011年、静岡県東部の自治体が伊豆地域の自然遺産保護と観光の振興を目的に、伊豆半島をジオパークで盛り上げる活動を具体化させました。その結果、翌年2012年には日本ジオパークネットワークへの加盟が認められています。そんな活動の一環として認められたのが、函南町にある「丹那（たんな）断層」です。

昭和5年に活動を始めた丹那断層のズレの痕跡は、学術的にも大変貴重で天然記念物に指定されています。丹那断層は、箱根芦ノ湖から伊豆市まで続く約30kmに渡る丹那断層帯の代表的な大断層のことで、この周辺一帯が公園として整備されました。園内には断層地下観察室や断層腺を示した盆地模型があり、大地の営みを間近に学ぶことができます。

3.「酪農王国オラッチェ」で大自然が育くんだ味を楽しむ

酪農王国オラッチェでは、ブランド化された「丹那牛乳」を使った栄養たっぷりな乳製品を味わうことができます。さらに、かわいい動物たちと触れ合えるので、家族連れの観光客にも人気です。

地域の酪農家が毎朝搾る新鮮で良質な牛乳を新鮮なまま使って作られる「丹那牛乳」は、地元の名産品＆大人気商品。今では関東地域を中心に広く流通するようになりました。オラッチェにしかない濃厚な牛乳の味をそのまま生かしたソフトクリームも大人の気商品。そしてもちろん、チーズやバターもお土産におすすめです。

体に優しく美味しいものがたくさんある「酪農王国オラッチェ」。家族や友達や恋人と一緒に行ってみましょう。

4.旅行には温泉が欠かせない！畑毛温泉「湯～トピアかんなみ」

畑毛温泉（はたけおんせん）は、1962年に国民保養温泉地に指定された函南町にある温泉です。施設内では露天風呂や泡風呂、打たせ湯など8種類のお風呂を楽しめるほか、ゆっくり食事をしながらくつろげる喫茶室、広々として快適な談話室もあり、地元民からふれあいの場として活用されています。

温泉好きの方は、昼は「湯～トピアかんなみ」でリフレッシュ。夜は畑毛温泉を楽しめる温泉旅館でリフレッシュ。温泉三昧の旅を満喫しましょう。

5.函南町の夏祭り「かんなみ猫おどり」

「かんなみ猫おどり」は、民間伝承を元に町興しのために企画された夏祭りです。毎年8月に開催されていて、丹那盆地の夏の風物詩として定着しています。2017年でちょうど第30回目の開催です。

開催当日は、参加者全員で猫おどりをして盛り上がります。さらに、猫の姿に扮するコスプレコンテストなど楽しいイベントも目白押し。夏祭りには欠かせない屋台や縁日、花火も楽しめるお祭りです。ぜひ猫好きな家族、友達、恋人と夏の思い出作りに足を延ばしてみてください。

会場とJR函南駅、函南町役場を結ぶ無料シャトルバスが運行しているので利用しましょう。会場周辺には駐車場がないので、自家用車等での来場は少し難しいです。

◎まとめ

函南町は大自然と温泉から元気がもらえる町です。穴場の観光スポットもあるので、旅の土産話には困りませんよ。

山海両方が見渡せる素晴らしい景観は、他の地方ではなかなかは見られないものです。春はジオパークでハイキング。夏は猫おどり。秋は山々の紅葉。冬は温泉。一年を通して楽しむことができるのもオススメの理由です。

また、周辺の町にも観光スポットがたくさんあるので、静岡県東部へ旅行に行く際は函南町にも足を運んでみましょう。

大自然に囲まれた静岡県函南町おすすめ隠れ観光スポット第5選