霊場・恐山で自分を見つめなおそう!押さえておくべき観光スポット11選

画像出典:Ken_ichi Kaizuka

国内屈指の霊場と言えば、皆さんはどこを思い浮かべるでしょうか?ここ本州の最北、青森県の下北半島には「日本三大霊場」にも数えられる「霊場・恐山」があります。この恐山は下北半島国定公園にも指定されています。

この恐山は宇曽利湖(うそりこ)と言う湖を中心に周りを釜臥山、大尽山、小尽山、北国山、屏風山、剣の山、地蔵山、鶏頭山の8つの峰が囲んでいます。恐山と言う山自体はなく、宇曽利山(うそりやま)がなまって、恐山(おそれやま・おそれざん)と言われるようになりました。

「霊場」と言うと敬遠される方もいるかも知れませんが、厳かで凛とした空気に包まれた「霊場・恐山」は特別な場所ということもあり、観光客が後を絶ちません。

一生のうちに一度は足を運んでみたい「霊場・恐山」。この記事を読めばきっと、今まで興味がなかった方も観光に訪れたくなりますよ。

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霊場・恐山で自分を見つめなおそう!押さえておくべき観光スポット11選:目次

1.恐山・菩提寺

「恐山・菩提寺」は地蔵菩薩を本尊とした曹洞宗のお寺です。この恐山は水子供養のお寺としても有名です。あちらこちらに、お地蔵さんや仁王像、そして供養のための風車や、亡き人に会いに来たよ、と言う意味の手ぬぐいを見かけます。

平安時代「東へ向かうこと三十余日、霊山あり。その地に仏道をひろめよ」と、慈覚大師円仁が夢のお告げ通り、行きついた先が恐山でした。そこで修行、そしてお遍路などをする人が増えて現在のような信仰の地となりました。

観光に訪れると、まず総門で入山料を支払います。後は「恐山・菩提寺」へ続く真っ直ぐに伸びた長い参道を歩いて行きましょう。両側には石灯籠が等間隔に並べられており、不思議な世界に迷い込んだかのよう。

2.「地蔵菩薩」と「不動明王」

恐山には不動尊参道と書かれた細くなだらかな坂道があります。周りを緑に囲まれた辺りからはかなり急な坂道になりますがそのまま行くと、恐山奥の院にある「地蔵菩薩」と「不動明王」があります。迫力のある「地蔵菩薩」と「不動明王」を見ようと観光客の多くが訪れています。

「地蔵菩薩」の地は大地、「蔵」はいのちを産み出す母胎、母の心を表しています。人に踏まれてもひたすら人をささえていく大地と、子の痛みをわが痛みとしてしかと受け止めてくれる母の心こそ「地蔵菩薩」であると言われています。

3.三途の橋

「霊場・恐山」の手前には真っ赤な太鼓橋がかかっています。これはまさに、あの世とこの世を分ける三途の川にかかる橋「三途の橋」です。この「三途の橋」では観光客の皆さんの姿もどこか、凛とした様子が感じられます。

ここに流れるのは「三途の川」にあたりますが、正式には正津川と言い、宇曽利湖(うそねこ)に流れ込んでいます。辺りは近くの温泉から流れる硫黄の匂いがたちこめています。

この「三途の橋」、生前悪人だった人が渡ろうとすると、針山に見えて渡れなくなると言われています。「三途の橋」を渡る時、そのような話を事を頭に浮かべてみると、ちょっとヒヤヒヤする方もいらっしゃるかもしれませんね。観光で訪れたらぜひ渡ってほしい橋です。

4.「奪衣婆」と「懸衣翁」

三途の川にかかる赤い太鼓橋を渡った先には「奪衣婆と懸衣翁」(だつえばとけんえおう)の二人の像が鎮座しています。これは、中国の「十王経」に出てくる死後の世界の話に由来しています。

その話によると、私たちは奪衣婆と懸衣翁によって地獄行きと極楽行きに分けられるとされています。では、行き先はどのように決められるのでしょうか?実は、三途の川を渡った時、奪衣婆は身ぐるみ着ていた物をはがします。

そしてはぎとられた衣服は懸衣翁に渡され、柳の木に掛けられます。その柳の枝垂れ具合が大きいほど生前の悪行が多いという事になり、地獄行きになるとされているのです。

この話は、ここ恐山の奪衣婆と懸衣翁の像の前に刻まれており、多くの観光客が訪れる観光スポットとなっています。

5.地獄廻り

あの世の地獄とはどんな場所なのか、みなさん想像出来ますか。この恐山の地獄巡りで、あの世の地獄を想像し体験する事が出来るとあって多くの観光客の皆さんが足を運んでいます。

火山地帯特有の荒涼とした大地の中にまず出てくる看板は無間地獄です。仏教の8大地獄の一つ。他には血の池地獄、重罪地獄などがあります。

地獄と訊くと身構えるかも知れませんが、訪れる観光客は散策気分で楽しんでいるので、お気軽にどうぞ試してみて下さい。

6.宇曽利湖

出典:とっちい / PIXTA(ピクスタ)

この「宇曽利湖」(うそねこ)は穏やかな穏やかな湖です。地獄の先に出てくる極楽を意味しています。「宇曽利湖」は極楽を意味している通り極楽浜と呼ばれ観光客の皆さんが穏やかに時を過ごしています。

砂浜にはいくつもの風車やお花、お供え物がしてあります。この恐山菩提寺が水子供養のお寺である事にも由来します。悲しい思いをした両親や家族が、亡くなって会うことが出来ない子供たちが淋しがらないようにとお供えをしているのです。この風車やお花は恐山で販売しているので、購入してお供えする事が出来ます。

7.温泉

恐山は火山なので温泉が湧きだしています。「恐山・菩提寺」の境内も温泉の硫黄の匂いがしています。この「恐山・菩提寺」の温泉には参拝料を支払えば誰でも入浴可能。

この「恐山・菩提寺」には男性専用の「古滝の湯」と、女性千湯の「冷抜の湯」があり、どちらもヒノキのお風呂です。この「古滝の湯」と「冷抜の湯」は二つとも恐山の宿坊の宿泊客が利用するので夜も入る事が出来ます。

「花染の湯」は参道の傍にある温泉で、硫黄の匂いの強い温泉。お湯の温度はややぬるめ。温泉から出た後も無料の休憩所があるので、一休みしていくのもいいでしょう。

どの温泉も建物はとても素朴です。この「恐山・菩提寺」の温泉は霊場の中にある温泉として、温泉好きの観光客もたくさん訪れます。

8.六地蔵

総門のそばには大きな六つのお地蔵様、すなわち六地蔵があります。

六地蔵自体は日本全国の墓地などで見ることができるものですが、ここ恐山の六地蔵はその大きさで存在感を放っており、観光客が訪れるスポットになっていますよ。

六地蔵は、仏教の六道輪廻に由来します。これは、この世に生を受けた全ては、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天国の六つの世界に生まれ変わりを繰り返すということを指します。

そしてこの六つの世界に存在する様々な苦しみから救ってくれると言われているのが六地蔵。地獄から救ってくれる壇陀地蔵、餓鬼から救ってくれる宝珠地蔵、畜生から救ってくれる宝印地蔵、阿修羅から救ってくれる持地地蔵、人間から救ってくれる除蓋障地蔵、天道から救ってくれる日光地蔵です。

観光客の皆さんの多くが写真に収めて帰る立派なお地蔵さまです。

9.イタコの口寄せ

「霊場・恐山」の観光で有名なのは、イタコの口寄せです。イタコとは霊能者のことで、イタコが霊の言葉を聞いて降ろすことをイタコの口寄せといいます。

恐山で行われるのは夏の例大祭が開かれる7月と秋詣りの期間である10月の上旬だけとあり、この日をめがけて多くの観光客が長蛇の列を作ります。いたこの口寄せでは、今は会うことのできない、会いたい人の生年月日と亡くなった日を紙に書き、3分間の念仏の後、そのお言葉を頂きます。

会えない人のお言葉を頂けるとあって全国各地から人が詰め寄せます。このイタコの口寄にはかなりの待ち時間があるので観光に訪れるときは、恐山宿坊に一泊して、早朝から並ぶことをおすすめします。

(掲載情報は2016年10月31日時点のもの)

10.「恐山・冷水」

恐山の近く、県道4号線添いのヒバ林の中から出ているのが若返りの水として有名な「恐山・冷水」です。この冷たい水を1杯飲めば10年若返り、2杯飲めば20年若返り、3杯飲むと死ぬまで若返ると言われている神秘の水。この神秘の「若返りの水」は観光客からとても人気があります。

昔の人はこの恐山に参拝するとき、今とは違い歩いて恐山に参拝しました。長い道のりを歩くので喉も乾きます。そんな時この「恐山・冷水」で喉を潤していたのです。

今はバスや車での参拝になりますが、バスの場合はこの「恐山・冷水」で一旦止まってくれるので若返りの水「恐山・冷水」を飲む事が出来ます。観光で訪れたら味わってみたい、特別な水です。

11.合掌霊場アイス

恐山で味わう事が出来るのが「合掌霊場アイス」です。恐山の厳かな雰囲気とは打って変わって、昔懐かしい売店で販売しています。夏の暑い時期には、観光客から大人気のアイスです。この「合掌アイス」はヨモギ味、ブルーベリー味とあります。

夏のイタコの口寄せの待ち時間や、温泉を楽しんだ後、または地獄めくリや極楽浜を観光した帰りに霊場・恐山で味わうアイスは格別ですね。

◎まとめ

青森県下北半島にある「霊場・恐山」のご紹介でした。あの世とこの世の境目を体験出来る観光スポットです。観光に訪れるのは年齢が高い方の割合が多めでしたが、最近のパワースポットブームもあり、若い人たちからも注目を集め、若い観光客も多く訪れています。

恐山菩提寺院代の方によれば、恐山はパワースポットではなくパワーレススポットだということです。無の空間だからこそ亡くなった方の感情を感じる事が出来るという理由からです。

「霊場・恐山」で一度死を体験した後生まれ変わった自分に出会うことが出来る、そんな観光スポット。皆さんも生きていながら死を体験し生まれ変わって新たな自分に出会ってみませんか?

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