【ゲームの聖地巡礼】ゴースト・オブ・ツシマゆかりの地へ離島観光!
人気ゲームソフト、「ゴーストオブツシマ」に登場した聖地や離島、それぞれの観光ポイントをご紹介します!
韓国人観光客が多く訪れる場所として知られる国境の離島、対馬。「ゴーストオブツシマ」ではストーリーの主な舞台となり、現実の「元寇」でも蒙古軍(元軍)が攻め寄せてきた島として知られています。
ゲームの発売後、多くの人がプレイして話題になった「ゴーストオブツシマ」。一時期のブームと比べると時間が経過して今は落ち着いてはいますが、ゲーム攻略後に対馬へと足を運んだ侍たちが何人も居たことでしょう。
本記事は今からでも「ツシマ」観光へ行きたい、「ツシマ」の聖地巡礼がしたい!という方におすすめ。「ゴーストオブツシマ」における聖地巡礼・観光ポイントの詳細をご紹介します。以下でぜひチェックしてみてください!
目次
【ゲームの聖地巡礼】ゴースト・オブ・ツシマゆかりの地へ離島観光!
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ゴーストオブツシマの聖地はどこ?観光ポイントは?
ゴーストオブツシマの聖地といえば、まずは物語のメインとなった「対馬」を思い浮かべることでしょう。
対馬とは、冒頭にもある通り長崎県の洋上に浮かぶ離島です。2004年に上県郡の峰町・上県町・上対馬町と下県郡厳原町・美津島町・豊玉町と合併が合併して「対馬市」となりました。人口は約2万7000人。九州で最も人口密度が低い市となっています。長崎県に属しているものの、フェリーで福岡と結ばれているため、どちらかといえば福岡との結びつきが強くなっています。
ゴーストオブツシマでも描かれている通り、鎌倉時代には蒙古軍の攻撃(元寇)により防衛に当たる武士はほぼ全員が倒れるなど甚大な被害を受けました。ゲームでは蒙古に敗れ占拠されたのちの対馬を舞台にしています。なお元寇は2回行われ、その両方が失敗に終わったのは教科書にもある通りです。ゴーストオブツシマで描かれた元寇は1274年、1度目の侵攻である「文永の役」をモデルとしています。
ゴーストオブツシマの聖地巡礼スポットや観光ポイントは、この「対馬」の島内各地に分布しています。必ずしも一つのエリアに固まっていないので、あちこち移動する場合は現地での移動手段が必要となってくるでしょう。
ゲームの「ツシマ」は現実とは違う?
ゲームに登場した「ツシマ」はこの離島である対馬をモデルにしており、ゲーム上のマップもリアルに再現されています。対馬の真ん中には人工的に作られた運河「万関瀬戸」があり、対馬は事実上2つに分断。ゲーム上でも探索マップが南北にわかれていましたね。
ただしゲームに登場した神社やお城などはその殆どが架空のもの。しかしモデルとなった場所は複数あり、ゲームで見たような自然が現在も残っているなど「ツシマ」を感じられる場所は満載となっています。
対馬は南北にかなり長い
対馬は南北約82kmの細長い島で、日本本土以外では佐渡・奄美大島に次ぐ大きさです。面積だけ見ると実は意外と長いことがわかります。島の南端を東京駅に置き換えると、西に進んで山梨県大月市くらいまでの距離です。
また対馬には鉄道がありません。島内の移動ではレンタカーを利用するほか、路線バス「対馬交通」が運行しています。こちらの利用を前提に旅日程を組んでみるのも良いですね。
ゴーストオブツシマの観光・聖地巡礼スポット①【小茂田浜】
ゴーストオブツシマゆかりの名所として、最初にご紹介するのは「小茂田浜」です。オープニングで主人公が蒙古に敗れた場所のうえ「誉は小茂田で捨てました。」とよく発言するので、プレイヤーも印象に残っている場所といえるでしょう。
ゲームでは蒙古軍との戦いが描かれ、対馬軍は主人公と親代わりである志村を残して文字通り全滅しました。現実でも蒙古は「小茂田浜」から上陸し、対馬の守護代(現代でいう市長)だった「宗助国」が100騎に満たない軍で応戦。全員が命を落とすという凄惨な戦いがあったことでも知られます。
対馬を守るため「誉れ」と共に散っていった「宗助国」と配下の兵卒たち。後世では彼らをたたえ、宗助国の銅像が作られ設置されています。
「小茂田浜」へのアクセスは厳原市街地から車で約20分。バスは小茂田~阿連というバス路線がありますが、他のどのバス路線ともつながっていない孤立路線です。厳原から向かう時は乗合タクシーを利用するのが良いでしょう。
ゴーストオブツシマの観光・聖地巡礼スポット②【万松院】
ゴーストオブツシマには「黄金寺」というお寺が登場しますが、この寺は実在しません。しかし、黄金寺は厳原にある「万松院」という寺がモデルではないかとファンの間で囁かれています。黄金寺は蒙古によって住処を失った流民を匿うなど、良いお寺だったイメージがありますね。
このモデルと言われている「万松院」は鎌倉時代の創建ではなく、江戸時代前半期に対馬を治めていた2代目藩主、宗義成によって建立されました。初代藩主の宗義智が没したあと、供養のために建てられたとのことです。
明確にモデルの地とはされてはいないものの、灯篭や石段、仁王像などリアルとゲームで似ている箇所が複数ポイント存在します。黄金寺の様子を思い出してから訪れると、より感動できるかもしれません。
ゴーストオブツシマの観光・聖地巡礼スポット③【金田城】
ゴーストオブツシマゆかりの観光スポット・聖地。続いては「金田城」をご紹介します。ゲーム序盤に目的地として登場し、拠点となっていたお城です。実際には史跡のみが残る「金田城跡」が正しく、対馬島内でも有数の観光スポットとなっています。
ゲームに登場した金田城は、「ザ・侍の城!」とも思えるほど豪壮な天守付きの要塞。ただ現実的な話をしてしまうと、この時代に天守のあるお城はなくゲームにおける創作となっています。また金田城は667年、古代日本軍が海を渡って唐(中国)・新羅(朝鮮)の連合軍と戦った「白村江の戦い」の際に建築された城です。200年ほどで廃城となったとされ、この時代にお城は残っていなかったようです。
これだけ見ると幻の史跡のようにも思えますが、現地には城壁が残りゲームで見たような勇壮さを思い起こさせる城跡があります。山城にあるため眺めも良く、聖地とは別に対馬の人気観光地となっているのも頷けますね。
ゴーストオブツシマの観光・聖地巡礼スポット④【壱岐島】
ゴーストオブツシマゆかりの観光スポット・聖地巡礼ポイント、続いては対馬の近くにある別の離島、「壱岐島」にスポットを当ててみましょう。
ゲームでは追加コンテンツという形で行けるようになる壱岐島。こちらもまた、対馬のように見た目が再現されているのが特徴です。ストーリーやアイテムなども追加されており、出現するキャラもみんな強敵。一度ゲームをクリアした方でも楽しめる島となっています。
壱岐島もまた、対馬と同じく元寇の際に大きな被害を受けた離島です。2度の元寇ともに元軍の攻撃を受け、特に1度目での元寇では対馬と同じように守備隊が全滅するなど甚大な被害がありました。島内にゲームに登場したような聖地はありませんが、元軍が上陸した「馬場先」や、日本側の本陣があった「樋詰城跡(新城神社)」など元寇にゆかりのあるスポットが多数。ゲームの聖地とはまた別になりますが、対馬からも船で移動しやすいので同時に訪れてみる価値がある離島と言えるでしょう。
◆壱岐のおすすめ観光ガイド記事
ゴーストオブツシマの観光・聖地巡礼スポット⑤【和多都美神社】
ゴーストオブツシマの観光地・聖地巡礼ポイント、続いて、ファンの間でモデルではないか?と囁かれている「和多都美神社」をご紹介します。
対馬も含め、九州各地や周辺離島は神話の舞台とされている場所も多く、神話の時代から残るとされている由緒正しい神社があちこちに存在します。それに伴ってなのかゲーム内の対馬にも数多くの神社が存在し、そのうちの一つが「和多都美神社」がモデルとされている「雲日神社」です。
「和多都美神社」は陸から鳥居が海に向かって続いており、満潮時は鳥居が海に沈みます。逆に干潮時は陸続きとなり、その景観はどことなく厳島神社を思い出しますね。ゲーム内の「雲日神社」もまた海岸から海に向かって鳥居があります。リアルでもゲームでも幻想的な見た目です。
なお似てはいますが、ゲーム内の「ツシマ」と実際の「対馬」とで比べた位置は全く異なります。ゲーム内で「和多都美神社」のある場所へ向かうと、また別の神社があるので間違えないようにしましょう。
◎ゴーストオブツシマの聖地巡礼・観光スポットまとめ
ゴーストオブツシマの観光地、聖地巡礼スポットをご紹介しました。
ゴーストオブツシマで相対した蒙古は、世界で2番目に広い土地を征服した、紛れもなく当時世界最強の帝国です。日本ではまだ開発されてもいない、火薬兵器(手榴弾)などの新兵器を携え、数千とも言われる船での侵攻は離島の民にとって脅威だったことでしょう。
「世界最強が2度も攻めてきた」というインパクトの強さから、ゴーストオブツシマなどのゲームや漫画媒体、ドラマに至るまで定期的に注目されるジャンルでもあります。二度とも日本が勝っているのは、ゲームに登場したような屈強な武士が本州に沢山いたからなのかもしれませんね。
聖地巡礼の他にも、絶景スポットや郷土グルメなどを楽しめる離島でもあります。「ツシマ」を楽しみつつも、島本来の名所を巡ってみる観光もおすすめです。ぜひ訪れてみてください。
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