【実際に行ってみた!】多摩川源流、山梨県小菅村の観光スポット!小菅の湯で癒される

【実際に行ってみた!】多摩川源流、山梨県小菅村の観光スポット!小菅の湯で癒される

JR青梅線の終点、奥多摩駅から西東京バスに乗って約1時間のところに小菅村(こすげむら)という村があります。人口はわずか700人にも満たない小さな村ですが、東京から日帰りで行けるとは思えない大自然が広がりますよ。

今回は2020年8月に現地を訪れた際の写真とともに小菅村の魅力について紹介していきます。

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【実際に行ってみた!】多摩川源流、山梨県小菅村の観光スポット!小菅の湯で癒される

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小菅村へのアクセス!奥多摩駅や大月駅からバスを使おう

奥多摩駅バスターミナルの光景

小菅村を目指すにはJR奥多摩駅から西東京バスに乗ります。西東京バスはPASMOやSuicaにも対応しています。運賃は2020年8月現在で1000円(現金運賃)。残額が足りなかったということがないように奥多摩駅の券売機でのチャージをおすすめします。

また、最近JR中央本線の大月駅(猿橋駅も止まります)からの富士急バスのバス路線も開通。同じく上野原駅からも土休日など、日によっては運転されます。大月からは1170円。猿橋から1030円、上野原から1180円です(いずれも2020年8月現在)。

ただし、いずれのバスも1日3~4本と本数が少ないので注意が必要です。さらに小菅の湯発の最終バスは17時台(大月行きは14時台)と早いので、こちらもあわせて注意が必要です。

そして、小菅村営バスもあり、電話で予約することで村内のバス停どうしや村外の大津久(奥多摩行きバスと接続)、竹の向(大月行きバスと接続)や飯尾(上野原行きバスと接続)とを結び、18時30分まで予約受付しています。

自動車利用の場合はトンネルやカーブに注意

自動車ならば、国道411号から深山橋より国道139号に入るルートがありますが、トンネルやカーブが多いので気を付けてくださいね。

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村内には自然がいっぱい

小菅村役場は自然と調和した建物

JR奥多摩駅を出発したバスは、みるみる山の中へと入っていきます。途中には「女の湯(めのゆ)」という珍名バス停も。きらきらと光る水面が美しい奥多摩湖を抜け、陣屋バス停を過ぎると「この先、山梨県に入ります。東京都シルバーパスはこの先はご利用できませんのでご注意ください」という旨の放送が流れ、東京から山梨に入ったことが実感できます。

ちなみに深山橋からは丹波山村行きのバスが分岐します。丹波山村に関しては記事がありますので、そちらも併せてごらんいただければ幸いです。

バスは奥多摩駅から1時間近くの時間をかけて終点、小菅の湯につきますが、川原の風景が見たいので、途中の川久保バス停で下車。

小菅村に到着!

河原では釣りを楽しむ人の姿も

小菅村に到着しました。都会の喧騒を忘れさせてくれる風景が広がります。川ではニジマスやヤマメといった川魚を釣る人の姿を見ることができました。小菅村には「小菅フィッシングヴィレッジ」と「小菅トラウトガーデン」という村営の釣り場もあり、釣り人の一大聖地になっています。

小菅村は多摩川の源流の1つ。ここを出発した水は東京都大田区の羽田空港近くまで流れていきます。

小菅村役場は自然と調和したつくりになっていて、とても印象的です。村役場の周りには集落がありますが、住宅のほか、数店の商店や旅館がちらほらあるだけで、日本の古き良き田舎を感じることができますよ。

小菅の湯は、日頃の疲れをいやせる温泉になっている

小菅の湯の正面玄関

小菅村役場から小菅の湯までは坂道が続きます。坂道を上っていく間に汗をかいてしまいましたが、今回の目的地である「多摩源流温泉 小菅の湯」で汗を流すことにします。

「小菅の湯」は世界的にも珍しい、30度以上の湯温を持つ高アルカリ性温泉(PH9.84)としられ、効能は神経痛 筋肉痛など。そして、お風呂は、女性にうれしい美肌の湯。

広々とした露天風呂はもちろんのこと、日によって異なるお湯が楽しめるイベント風呂や、サウナもあり、思い切りリラックスできます。入浴料は750円、貸タオルは200円(2020年8月現在)。なお、上野原市や丹波山村などの周辺市町村、姉妹都市である東京都狛江市の住民は500円です。

一部の日は滞在が2時間までですが、平日は滞在時間の制限はないので、館内の個室(有料)や、リラックススペース(無料)でくつろげます。整体(15分1000円~ 2020年8月現在)もあり、日頃の疲れをほぐすことが可能。

小菅村の名物が味わえる

小菅の湯の食堂の食事

山女(ヤマメ)塩焼き御膳や源流ざる蕎麦といったメニューが並ぶ「小菅の湯」の食堂ですが、今回は水耕栽培のニンニクを使用した「味噌豚丼」を注文。水耕栽培で育てられたニンニクはにおいが少なくて豚肉のおいしさを邪魔することなく、引き立てられておりとてもおいしかったです。

道の駅こすげでは小菅村の名産品が購入できる

小菅村の物産が手に入る

「道の駅こすげ」では、水がきれいなことを生かして栽培された、茎のままのわさびや、そのままでも食べられる刺身こんにゃくといった物産品を購入できます。なかでも小菅村に「源流醸造所」を構える「Far Yeast Brewing」が製造するビールは絶品と評判で、県内外からここまで買いに来るお客さんもいますよ。

また、小菅村特産のヤマメを使用したアンチョビも評判です。

道の駅こすげにはイタリアンが味わえるレストランも併設

「道の駅こすげ」には名産のジャガイモやヤマメといった地場の食材を使ったイタリアンレストラン「源流レストラン」も併設。山の奥とは思えないオシャレな空間で味わう、石窯で焼いたイタリアンピッツァやパスタは絶品と評判です。

道の駅こすげの「ふれあい館」で情報を入手しよう

情報を入手して観光しよう

道の駅こすげの「ふれあい館」では、小菅村をはじめとした山梨県の観光情報が手に入ります。小菅村のことを楽しく学べ得るコンテンツも充実。

道の駅こすげのフォレストアドベンチャーで楽しく遊ぼう

四季折々の表情が楽しめるアスレチックが魅力的なフォレストアドベンチャー。日本で唯一の里山ジップスライドの高さは15m。アドベンチャーコースと、難易度の低いキャノピーコースが選べます。手軽に冒険できると評判の施設になっていますよ。

滝めぐりも楽しい

小菅村には細く長い「白糸の滝」や「雄滝」をはじめとした滝が数々があります。これらの滝から流れ落ちる水がやがて多摩川になるのですね。

長編小説の舞台となった「大菩薩峠」

富士山が眺められる

出典: NISH / PIXTA(ピクスタ)

戦前の41巻に及ぶ同名の未完の長編小説の舞台となった大菩薩峠。甲州市塩山との境に位置しており、富士山を拝むことができます。

小菅村でおすすめの宿泊施設

築150年の民家をリニューアルして開業した
温かみのあるロビー

「NIPPONIA 小菅 源流の村」は築およそ150年と100年の古民家、2つの建物をリニューアルしてホテルとして生まれ変わらせた施設です。

初めて来たのに、どこか懐かしい古き良き日本の田舎を肌身で感じることができますよ。

あなただけの風景を見つけてほしい

自然豊かな小菅村

多摩川の源流である小菅村は日本の源流とでもいうべき、古き良き田舎の風景が広がっています。事前の下調べも重要ですが、いざ行ってみると、あちこちに思わぬ発見もあって楽しいものです。

東京から日帰りもできる小菅村にあなたも訪れて新たな発見をしてみてください。

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