広島県庄原市の自然&歴史に彩られたおすすめ観光スポット12選

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広島県庄原市の自然&歴史に彩られたおすすめ観光スポット12選

中国地方のちょうど真ん中あたりに位置する庄原市は広島県の市の中でも一番多い市として知られています。冬になると豪雪地帯としても知られ市の北部では積雪量が100cmを超えることもあります。勝光山にて採れるろう石・カオリナイト・石灰石は全国でも有数の場所と知られ、庄原市は農業も盛んな場所として産業も非常に栄えている場所です。

昔からの神話も残りパワースポットとしても有名。観光スポットも数多く、たくさんの人が庄原市に訪れます。またお正月などのお祝いごとになるとサメを食べる習慣も残っているので庄原市におとずれた際には試してみるのをおすすめします。他の場所ではサメを食べることは中々できませんよね。他にも広島大学が発案したどんぐりコロコロ豚や、乳団子など聞いたことがない食べ物もたくさんあります。

庄原市独自の文化が残りつつ自然豊かでとても素敵な町なのでぜひ訪れて体感してみてくださいね。市の木として認定されているブナもたくさん生えていて全国でも有数の天然記念物として知られています。庄原市には地酒もあり大人は地酒を飲んで楽しむこともできますよ。庄原市に来たら必ず押さえて欲しい観光スポット12選を紹介致します。どこもとても魅力的で庄原市を好きになること間違いありません。

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広島県庄原市の自然&歴史に彩られたおすすめ観光スポット12選

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1. 雄大な自然を感じる「帝釈峡」

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広島を代表する紅葉スポットとして知られる帝釈峡は、秋ならずとも多くの観光客で賑わいます。見どころスポットが多数あり、全行程を回るとなるとなんと18kmにもなるのでとても1日では回り切れません。

まず一つ目の見どころですが「白雲洞」は外せません。メインの鍾乳洞は奥行きが200mほどあり、見事に保存されています。ニつ目の見どころは、急な流れで知られる「断魚渓」。急な流れでも遡上できる鯉でも、さすがにこれは無理でしょう……と思うくらい急です。まわりの緑と混ざりとても光景も美しいのでぜひ写真に収めてみてくださいね。三つ目は、全長90m、幅18m、高さ40mの日本を代表する巨大天然橋「雄橋」。見た目の雄大さから「神橋」とも呼ばれ地元の人からは拝められています。

さらに帝釈峡の奇石も見どころです。「鬼の供養塔」「鬼の唐門」「石面刻字」「太郎岩」など、他では見ることができない変わった岩がたくさんあります。さらに、体験型のレジャーもあるので自然を感じながら思いっきり遊ぶことができますよ。紅葉の時期は混み合うので早朝から行くのがおすすめです。

2. 色とりどりの花が絶景の「国営備北丘陵公園」

色とりどりの花の絶景が広がる「国営備北丘陵公園」。国営の公園としては中国地方では初。様々なテーマをイメージして作られています。庄原市では人気観光スポット1位にも選ばれるほど魅力あふれる素敵な場所です。公園の園内にはなつかしいふるさと、花広場、芝生公園、北欧風のオートキャンプ場の景観が広がり、1日楽しく遊ぶことができます。春4月~5月になればチューリップ畑が広がり、ビオラや桜、夏になればひまわりも楽しめます。

日本最大級規模と言われる「スイセンファンタジー」もあるのでお花が一面に広がりまるで絨毯のように見ることが出来ます。また、四季折々のレクリエーションプログラムも用意していて、冬のクリスマスの期間限定でイルミネーションや花火、クリスマスツリーやコンサートなど思う存分に遊ぶことが出来ます。子供たちが遊べる遊具も種類が豊富で大型遊具がある「きゅうの丘」だけでも40種類以上もの遊具があるそうです。

巨大な虫かごをイメージしたカブトムシドームではカブトムシやクワガタに実際に触れて観察することも出来ます。子供にとっては堪らない施設ですよね。親御連れ出来ても十分楽しむことが出来る観光スポットではないでしょうか。他にも懐かしいふるさとの中で、昔ながらのさとやま生活やそば打ち、わら細工、陶芸、小刀作りなどを体験出来たり初心者でもキャンプを楽しむことが出来る場所もあります。駐車場も広いのでシーズンでも止められなくなる心配がありません。雄大な大地で思い出作りをしてみませんか。

3. 初心者向けの山登りに「吾妻山」

イザナギノミコトが比婆山に眠るイザナミノミコトへ「ああ、吾が妻よ」と呼びかけたとの伝説がある吾妻。この山は登山初体験にとてもおすすめです。

吾妻山では、天然の珍しい植物とも出逢うことがことができます。春の新緑から晩秋の初雪まで、色彩豊かな大自然を満喫できる山で、標高の高いところにはロッジから出て広大な高原を楽しむことも可能です。

ロッジからだと往復約70分で登ることができ、誰でも気軽に山登りを楽しめますよ。キャンプや貸別荘などもあるので宿、泊してのんびりと自然を満喫してもいいでしょう。吾妻山の頂上には360℃さえぎるものがない絶景が。5月の新緑の季節に訪れると気候も安定しているので、更におすすめです。

庄原市には他にも山がありますが、家族連れで賑わう山はここが一番。家族ハイキングを楽しみたい方はぜひ。秋の紅葉の季節になると、色とりどりの木々たちがこれ以上ない風情を醸し出します。

4. 神話の舞台としても知られる「比婆山御陵」

登山コースが豊富で、途中まで車で向かうことができるので体力に自信がない人にもおすすめの山です。登山行程は駐車場に車を置いてから約2.5km。道もきちんと整備されていて、一般道なので迷う心配もなありません。比婆山の山頂は、古事記にあるイザナミノミコトを葬った「比婆山」で、古来より信仰の対象になっています。

イザナミノミコトとの陵墓。そう伝えられている円丘巨石「御陵」は、パワースポットとして知られていて、数多くの観光客が訪れる場所です。周りには天然記念物のブナや大トチなどの巨樹があり、見ているだけで自然と歴史のパワーが感じられます。

頂上に着くとこの上ない絶景が広がり、この上ない達成感が得られるでしょう。山頂に至る道のあちこち、そして比婆山連山のあちこちに古事記の舞台の名が付けられた岩や不思議な岩があります。それらを観察しながら歩くととても面白いのですよ。

5. ここもおすすめ「道後山」

比婆道後帝釈国定公園の一角にある道後山は、家族連れの登山におすすめの山。西側にはやや高い岩桶山(1271m)の山頂があるので、合わせて眺めるのもいいでしょう。山頂からは西側に比婆山連峰、北東に大山および日本海を望むことができ、その絶景に感動します。『日本三百名山』の一つに数えられ、鳥取県との県境に接しているので、晴れた日には島根半島まで一望できます。貴重な植物も観察可能ですよ。

道後山は高梁川の支流「成羽川」の源流域で、沢を流れる水も透き通っていて綺麗です。足場も整備されているので高齢者の方でも山登りが楽しめます。

6. 庄原の道の駅「たかの」

地元の人たちから愛される道の駅「たかの」。とても綺麗な道の駅で他では買えない珍食材も多く扱っています。新鮮な野菜や果物、すっぽんなどが売られています。素材の味をいかした甘いリンゴジュースは是非とも飲んで欲しい一品です。休憩所としての利用も可能なので、新しい発見を求めて訪れましょう。

7. 庄原を知るなら「比和自然科学博物館」

比和自然科学博物館は、クジラの化石展示で知られる在原市を代表する観光スポットです。中国山地の自然や地理・歴史を伝えている博物館として知られています。

モグラの標本数が多いことから「モグラ博物館」とも呼ばれます。日本一小さい博物館ながらモグラ、ネズミなどの小型哺乳類コーナー。キツネ、ツキノワグマなどの中・大型哺乳類コーナー。中国山地の鳥類コーナー。淡水二枚貝コーナー。チョウ・クワガタなどの昆虫コーナーなど25万点以上もの資料が飾られています。週末になるとイベントなども行われているので家族連れで来て楽しむことができますよ。

8. 神秘の場所「熊野神社・老杉」

比婆山の遥拝所として信仰を集め神の宿る山「比婆山」。その南山麓にある熊野神社は713年に創建されました。100本以上の大杉が有名で、杉の木の中には樹齢が千年を超えるものもあります。そのうち11本は広島県指定の天然記念物です。

中には幹が8mを超えるものもあり、神社を守るように数十本の杉の大木が天に向かってそびえる様は圧巻。毎年4月29日に行われる大祭では、修業の道として使われた道が賑やかになるので、ぜひ訪れてみてください。杉の道を進むと本堂に行くと本堂へ出ます。とても静かな空間で不思議な感覚を覚えます。熊野神社の裏には鳥尾の滝もありますよ。

9. 刻まれた歴史を感じる「三楽荘」

八棟造という変わった手法が使われた「三楽荘」。低い入母屋破風に屋根全体を覆う入母屋を重ねた特徴的な伝統建築です。京都御所や桂離宮でも使われる高価な材料と繊細な細工を用いて作られた、二度と建てることができない町屋とも言われています。

三楽荘は、もともと醤油製造を生業としていた保澤家が昭和24年に旅館業に転じたことでできました。非常に丁寧な造りで優れた部分を数多く見つけられます。母屋や土間、離れや大広間、二階など、見どころが盛りだくさんです。

離れの2階にある花形の窓は、和の雰囲気で上品な美しさがあります。様々な造りを見ながらその質の高さを感じてください。これだけ価値の高い建物には、なかなかお目にかかることはできませんよ。

10. 鬼伝説が残る「徳雲寺」

文安3年(1446年)に覚隠禅師(かくいんぜんじ)が開山した名刹「徳雲寺」 。聖観音菩薩が有名で、「備後西国三十三ヶ所観音霊場」の巡拝で第22番札所です。昔は人を喰らう鬼が住むと言われ恐れられていました。旅をしていた人が鬼を改心させ、鬼は今後悪いことはしないと自分の角を折り、ここに置いていったと言われています。

徳雲寺は紅葉が美しく10月下旬~11月上旬になるとたくさんの人が訪れます。静寂の中に風情があり庄原市の歴史と自然の魅力を感じることができます。戦国時代の名武将・山中鹿介の首塚もあるので、歴史ファンの方はぜひ、見に行ってくださいね。

11. 冬は一面の雪景色「毛無山」

出典: alonfloc (CC BY 3.0)

70haの広大な土地はパワースポットとしても知られ、庄原市の定番観光スポットです。冬は雪が積もり、夏でも涼しく新緑も綺麗なので避暑地として訪れる人もいるとか。手前に毛無山ラッキー牧場があり、5~10月は和牛・乳牛が放牧されています。ジャージー牛を使ったグルメが絶品で、特にソフトクリームが濃厚で人気です。

雄大な山はとても美しく眺めているだけで癒されます。「毛無山」という名前ですが、木も生い茂っているので名前の由来こそわかりませんが、紅葉の季節は赤やオレンジに彩られて絶景です

12. アウトドアを楽しむ「県民の森」

庄原市でアウトドアを楽しむなら県民の森がおすすめ。登山はもちろん、キャンプ、冬ならスキーも楽しめます。宿泊施設があり美味しいグルメも食べられるますよ。グルメは季節限定の旬味が盛りだくさんです。キャンプ場の本来の姿を守り、本物のキャンプを楽しむことが出来る場所として地元の人からも評価されています。

キャンプ場は、常設テント(バリアフリー5基)、テントサイト、炊事場、水洗トイレ、キャンプファイヤー場が揃っているのでビギナーでも安心です。スキー場も初心者向けの「もみじコース」、中級車向けの「カエデコース」、上級者向けの「みずならコース」や「ぶなコース」など多彩です。もちろん、用具のレンタルもあります。

◎まとめ

庄原市の観光スポット12選を紹介しましたがいかがでしたでしょうか。庄原市には山や自然が多く、雄大な光景が楽しめます。島根県にも近いので、広島と島根両方の雰囲気も楽しめますよ。

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