■地域
富山県/富山市周辺・八尾
■旬
通年
富山県のご当地グルメ7選!
険しい山々に囲まれ、豪雪地帯として知られる富山県。しかし一方で北側には富山湾が開け、白えびや寒ブリといった至高の海の幸が水揚げされます。富山特有の地形がもたらす美しく澄んだ名水と絶品の海鮮を使った郷土料理を中心に、富山県のオススメご当地グルメをご紹介します!
富山県の食文化について
標高3000メートル級の山々が連なる立山連峰に、水深約1000メートルの富山湾。
富山県は立山連峰からの恵みである清らかな雪解け水に、地元の海で水揚げされる魚介類など、豊かな水源に恵まれた地域です。
そんな富山県では、おいしい水や新鮮な海の幸によって育まれた独自の食文化があります。
鱒寿司
富山県のご当地グルメの定番であり、駅弁でもおなじみの「鱒寿司」。
木製のわっぱの底に笹の葉を敷き、そこに酢飯を詰めていきます。
そして酢飯の上に塩漬けした鱒の切り身を並べ、笹の葉でくるんだ後に重石をすると鱒寿司の完成です。
おすすめポイント!
駅弁やお土産として、全国的に高い知名度を誇る鱒寿司。
鱒寿司を食べるときは、うまく食べるためのコツがあります。
お店で販売されている鱒寿司には、ほとんどの場合でプラスチックのナイフが同封されています。
鱒寿司の容器の蓋を開けたら、笹の葉をめくらずにひっくり返して蓋の上に鱒寿司を乗せます。
そして同封されたナイフで笹の葉ごと切り分けると手が汚れず、しかも具材が乾燥することもないため美味しく食べられます。
富山ブラックラーメン
富山県で生まれたご当地ラーメンの1種である「富山ブラックラーメン」。
"ブラック"の名前の通り、最大の特徴は醤油ベースの真っ黒なスープです。
またコショウも大量に効いた塩辛い味付けのため、パンチの強いラーメンとして評判です。
おすすめポイント!
塩辛く、独特な味わいがある富山ブラックラーメンが生まれたのは戦後間もない頃でした。
肉体労働者や食べ盛りの若者向けに"ご飯のおかず"を目指して作られたため、富山ブラックラーメンはとても濃い味付けになりました。
そんな富山ブラックラーメンは、強烈なしょっぱさのため富山県民の間でも賛否両論です。
しかしそのしょっぱさがクセになるという方も少なくありません。
富山ブラックラーメンを食べるときは、開発時のコンセプトに従ってご飯と一緒に食べると相性が良くおすすめです。
ラーメンとご飯を交互に食べることでしょっぱさが緩和され、美味しく食べることができます。
■地域
富山県/富山市周辺・八尾・黒部・宇奈月・高岡・氷見・砺波・五箇山
■旬
通年
大門素麺
深夜の夜食テロ。富山での取材で知った大門素麺、コシがやたら強くてめっちゃ好きです。パカッと割らないと大変なことになります。#サクラクエスト pic.twitter.com/IoELeSi9jn
— 脚本家 入江信吾 Shingo Irie (@zaq_barran) June 6, 2017
160年以上もの長い歴史を持つ、富山県の高級そうめん「大門素麺(おおかどそうめん)」。
大門素麺は長いそうめんが丸まげ状に巻かれた、ユニークな形が特徴です。
コシが強く喉ごしはなめらか、一度食べたらきっと病みつきになることでしょう。
おすすめポイント!
大門素麺が富山県の大門地区で作られ始めたのは、江戸時代後期のことです。
村人の1人が、加賀藩の御用素麺を作っている生産者から製法を教えてもらい、大門の村中に広まったとされています。
最盛期には60軒以上の農家で作られていた大門素麺ですが、現在も生産を続けているのは13軒だけ。
昔から伝えられてきた製法を守りながら、伝統の大門素麺が作られています。
■地域
富山県/砺波・五箇山
■旬
通年
氷見うどん
出典: COMOC Sizzle / PIXTA(ピクスタ)
富山県氷見市で作られている富山名物の1つが、「氷見(ひみ)うどん」です。
氷見うどんは讃岐うどん・稲庭うどんと並び、「日本三大うどん」として数えられるほど評判が高いうどんです。
伝統の技法によって作られる氷見うどんは、まるでお餅を思わせるような独特の強いコシと粘りが特徴になります。
おすすめポイント!
氷見うどんと一般的なうどんの違いは、作り方にあります。
一般的なうどんは「手打ち」と呼ばれる、粉を練り上げた生地を踏んだりしながら平たく伸ばし、包丁で切る製法で作られています。
一方の氷見うどんは、粉を練り上げた生地をロープ状にして、何度も何度も引き伸ばす「手延べ」という製法です。
これにより氷見うどんには独特の粘りや、のど越しの良さが生まれます。
■地域
富山県/高岡・氷見
■旬
通年
白えび料理
富山県の特産品として有名な白えび。
1996年、富山県ではホタルイカやブリと共に、白えびが「富山県のさかな」に認定されました。
白えびは透き通るような体色が特徴的な、体長6〜8センチほどの小さなえびです。
富山県では人気の食材で、白えびはから揚げ・天ぷら・すまし汁・お寿司、またせんべいなどのお菓子にも幅広く利用されています。
おすすめポイント!
白えびは富山湾以外にも、相模湾や駿河湾など日本全国の海域に生息しています。
しかし富山湾では特に漁獲量が多く、商業的に漁獲されているのは富山県のみです。
また富山湾で白えび漁が行われているのは、禁漁期以外の毎年4月1日〜11月末までの期間です。
ですが水揚げされた白えびはすぐさま冷凍保存されるため、1年を通して安定して流通されています。
■地域
富山県/富山市周辺・八尾・黒部・宇奈月・高岡・氷見・砺波・五箇山
■旬
4月〜11月
寒ブリ料理
「富山県のさかな」の一角を担っているブリ。
ブリは1年を通して漁獲されている魚ですが、特に冬の間に獲れるブリを「寒ブリ」と呼びます。
寒ブリと一般的なブリの違いは、脂のりの良さ。
脂肪と栄養をたっぷりと蓄えた寒ブリは刺身・お寿司・しゃぶしゃぶ、どんな食べ方でもおいしくいただくことができます。
おすすめポイント!
寒ブリは、冬季に獲れるブリの総称です。
一般的なブリと比べて味が良いといわれる寒ブリですが、さらに富山県の氷見市の市場で競られたブリは「ひみ寒ブリ」と呼ばれます。
氷見市の近海で獲れる寒ブリは最も脂がのった状態であり、他産の寒ブリよりも高値で取引されるほど人気です。
■地域
富山県/高岡・氷見
■旬
11月〜2月
富山おでん
「富山おでん」は、富山県に新たに登場したB級グルメの1つです。
かまぼこや焼きちくわ、焼豆腐、玉子、大根など定番の食材の他、あんばやし(コンニャクの薄切りの串刺し)やすす竹(細いタケノコ)など珍しい食材も入っています。
また富山おでんには、たっぷりととろろ昆布が乗っていることが最大の特徴です。
おすすめポイント!
富山県は、実は県民1人あたりの昆布の消費量日本一の県として知られています。
そんな富山県の名物、富山おでんの定義はたっぷりのとろろ昆布を乗せることです。
また富山おでんは、地元ではラーメン店で提供されていることが多くあります。
■地域
富山県/富山市周辺・八尾・黒部・宇奈月・高岡・氷見・砺波・五箇山
■旬
通年
まとめ
豊かな水源を背景に育まれてきた、伝統的な食文化がある富山県。
富山県では寒ブリや白えびなど富山湾で獲れる海の幸や、氷見うどんや大門素麺といったおいしい水から作られるご当地グルメがたくさんあります。
「水の王国」富山県でしか味わうことができない伝統的なグルメを、ぜひご賞味ください。
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