名称:風浪宮(ふうろうぐう)
住所:福岡県大川市酒見726-1
公式・関連サイトURL:http://www.ofurousan.or.jp/
福岡県大川市といえば、木工のまち! 家具の生産量が日本一の大川市には、職人技が光るステキな家具を扱った倉庫や工場がいくつも立ち並んでいます。
そんな大川市の魅力は何も家具だけではありません! そこで今回は、大川市に来たらぜひ足を運んでみて欲しい、おすすめの観光スポットをご紹介。どの観光スポットも大川市ならではの魅力を感じることができますよ!
目次
家具の大生産地!福岡県大川市でおすすめの観光スポット10選
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1.風浪宮
最初にご紹介する風浪宮(ふうろうぐう)は、「おふろうさん」という愛称で親しまれている神社です。およそ1800年前に神功皇后がこの地にお社を建てたのが始まりだといわれ、少童命(わだつみのみこと)を御祭神としているこちらの神社では、勝運や航海安全などのご利益に与ることができます。
境内にある本殿や石造りの五重塔は、国指定の重要文化財。また、双獅子の合体彫刻となる石造狛犬は、福岡県指定の文化財です。中でも少童命の化身とされる白鷺がとまったといわれる樹齢2000年の「白鷲の楠」は、一見の価値アリですよ。
そして風浪宮といえば毎年2月に開催される「風浪宮大祭」が有名。筑後地方の三大祭りのひとつにも数えられており、メインイベントのひとつに挙げられる「流鏑馬(やぶさめ)」はまさに圧巻の一言です。ちなみにしめこみ姿で松明を手に持ち大川市内を走り抜ける「裸ん行」には、観光客の方でも直接参加することができますよ。
2.旧吉原家住宅
重要文化財の旧吉原家住宅。 pic.twitter.com/CQcLWXILj3
— niconico (@kasuganoyoyo) February 28, 2014
次にご紹介する大川市の観光スポットは、旧吉原家住宅です。こちらの邸宅は、江戸時代に柳川藩小保町の役人を何代にも渡って務め、その後柳川藩に仕える大庄屋になった吉原家のもの。大川市だけでなく九州でも重要な民家とされる建造物で、国の重要文化財にも指定されています。
観光時の見どころは、屋根下の蟇股(かえるまた)に文政8年銘の墨書がある式台玄関。格式の高さが伺えるこちらの玄関からは、身分の高い方しか上がることができなかったそうです。
ほかにも見事な天井梁が見られる土間や、大川木工の伝統と高度な技法が伺える座敷の欄間(らんま)、扇や桃をかたどった釘隠しなど、職人技が光るいくつものスポットがありますよ。
さらに母屋の北側に立つ土蔵は資料館として、吉原家の所蔵品を展示しています。観光の際にはこちらも併せてチェックしてみてくださいね。
※2016年4月に発生した熊本地震の影響で、母屋の一部は現在立ち入り禁止になっています
名称:旧吉原家住宅
住所:福岡県大川市小保136-17
公式・関連サイトURL:http://www.city.okawa.lg.jp/050/050/040/
3.古賀政男記念館
こちらの観光スポットは、大川市が誇る大作曲家・古賀政男氏の偉業を偲んで建てられた記念館。昭和初期から手掛けた作品はおよそ5000曲で、「古賀メロディー」と呼ばれた特徴的な旋律は多くの人々の心に潤いをもたらしました。
白亜の塔が目を惹く建物の内部には、愛用の楽器や直筆の原譜、受賞トロフィーに昭和のスターたちと撮影した貴重な写真など、多数の品々を展示。さらに記念館の隣には、彼が幼少期に暮らしていた生家を復元した建造物があり、当時の暮らしぶりが伺える資料館になっています。
毎月第4日曜日には「ふれあいコンサート」が、毎年11月には「古賀政男 生誕祭」が行われ、ギターや合唱などによる古賀メロディーが響き渡ります。ぜひ観光のスケジュールを合せて、昔懐かしい音楽に耳を傾けてみませんか?
名称:古賀政男記念館
住所:福岡県大川市三丸844-3
公式・関連サイトURL:http://www.kumin.ne.jp/kinenkan/index.html
4.大川市立清力美術館
大川市立清力(せいりき)美術館は、1908年に建てられた木造2階建ての施設です。もともとは清力酒造株式会社の事務所でしたが、2001年に美術館として公開を始めました。
ヨーロッパの古典建築様式を取り入れた白い外観が印象的なこちらの美術館で展示しているのは、清力酒造株式会社の初代社長・中村綱次氏が収集した近代絵画。
2階の広間では大川出身の溝江勘二氏や、筑後の画家たちをメインとした作品などが鑑賞できるほか、企画展が年に2、3回開催されています。
そうした絵画ももちろんですが、建物の内装も観光時の見どころ。星型の格縁天井やシャンデリア、コバルトグリーンのインテリアなど、どれも華やかで目を惹きます。
こちらは入館無料で見学できますが、企画展によっては有料の場合もあるので要注意。
名称:大川市立清力美術館
住所:福岡県大川市鐘ケ江77-16
公式・関連サイトURL:http://www.okawa-kk.com/spots/detail/78
5.若津港導流堤
筑後川の中央に位置する若津港導流堤は、河口周辺の砂防対策として築かれた長さ約6.5kmの石堤です。
オランダ人技術者のデ・レーケ氏に指導を受け、1890年に完成したこちらの石堤は、河川を細く狭めることで土砂が堆積しない仕組みになっているもの。これにより船の航路は保たれ、100年以上経った今もなお、変わらずその役割を果たしています。
ちなみに若津港導流堤は引き潮の時にだけ見られるスポットで、観光するなら河口から約5kmの場所に架かる「新田大橋」がおすすめ。穏やかに流れる筑後川に沿うようにスッと伸びたそのシルエットは、とても美しいですよ。
名称:若津港導流堤
住所:福岡県大川市大字向島周辺
公式・関連サイトURL:http://www.okawa-kk.com/spots/detail/22
6.大川木工まつり
大川市といえば家具生産量日本一! そんな大川で毎年春と秋に行われているのが、大川木工まつりです。大川の職人たちが伝統の技術を生かして作った家具やインテリアが購入できる人気の展示即売会で、およそ200のメーカーが出展しています。
中でも注目の家具メーカーは関家具。家具の産地・大川でも圧倒的なアイテム数を誇る家具店で、お気に入りのものが必ず見つかるはずですよ!
さらにまつり期間中は展示即売会以外にも、木工教室やフリーマーケット、屋台村など楽しめる企画が満載! 思う存分大川家具の魅力にふれられる「大川木工まつり」は、大川に観光にくるなら一度は足を運んでみて欲しいイベントのひとつです。
名称:大川木工まつり
住所:福岡県大川市
公式・関連サイトURL:http://www.okawa-cci.or.jp/matsuri/H23/top.html
7.大川温泉
熊本県の阿蘇山を源流とする筑後川の、下流域にあたる大川市。そんな市内で温泉を満喫できるのが、大川温泉です。
世界的にも稀少なモール泉が湧いている温泉施設で、その成分には純重曹泉やメタケイ酸が含まれています。とろりとした湯ざわりのお湯は保湿・保温効果が高く、温泉から上がった後もお肌はぷるぷるで体はほっかほか。さらに蒸し風呂を利用すればサウナ効果も手伝って、体の芯まで温めてくれますよ。
ゆっくり温泉に浸かった後は、木工のまちらしい木のぬくもりが感じられるお食事処やリラクゼーションルームで一休み。「もっとキレイなお肌になりたい!」という方は、有料ですがボディケアルームを利用してみるのもおすすめです。
名称:大川温泉
住所:福岡市大川市大字中八院241-1
公式・関連サイトURL:http://www.okawaonsen.com/index.html
8.大川公園
先にご紹介した風浪宮の外苑が、こちらの大川公園です。約2万1000平方mもの敷地を有しており、中央には約5055平方mの池が設けられています。
園内では約400本のさくらや約2000本のツツジなどが見られ、開花を迎えるシーズンには花見を楽しむ大勢の観光客でにぎわいます。池の周囲にある遊歩道を歩けば、四季折々の風景を日本庭園とともに堪能することができますよ。
普段は大川市民の憩いの場として利用されている大川公園。風浪宮を観光した後は、園内でのんびりと四季を感じてみるのも良いかもしれませんよ。
名称:大川公園
住所:福岡県大川市酒見726-1
公式・関連サイトURL:http://kankou.chikugolife.jp/search/shop/detail.html?id=261
9.大川花火大会
大川市の夏の風物詩!筑後川下流・筑後川総合運動公園で開催される大川花火大会は、およそ5000発の花火が夜空を彩ります。会場周辺には背の高い建造物がないので、どこからでも花火鑑賞を楽しめるのがポイントです。
さらに花火の打ち上げまでの時間を盛り上げてくれるのが、激辛島ライブや激辛島フェスティバル! 大川で栽培されている唐辛子・ジョロキアを使った数々の激辛料理が、訪れる観光客の舌をヒーハーいわせます。各屋台ともにお子さんでもいただけるメニューを用意しているので、家族そろって楽しむことができますよ。
熱気あふれるライブに激辛グルメ、そして花火まで堪能できるなんて、贅沢すぎるイベントですよね。大川花火大会はただでさえ暑い夏をさらにホットにしてくれますよ!
名称:大川花火大会
住所:福岡県大川市大野島(筑後川総合運動公園)
公式・関連サイトURL:http://www.okawa-kk.com/announcements/detail/254
10.筑後川昇開橋
最後にご紹介する観光スポットは、筑後川に架かる全長507mの可動式鉄橋「筑後川昇開橋」です。大川市と佐賀市諸富町をつないでいるこの橋は現存するものとしては全国最古となる可動橋で、国の重要文化財に指定されています。
1987年までは国鉄佐賀線の線路として使用されていましたが、現在は遊歩道として親しまれています。ただし自転車やバイクなどでの通行、およびペットを連れての通行はできないので、観光の際には要注意。
また、夜にはライトアップが施され、筑後川昇開橋の赤色がさらに鮮やかに映ります。所在地は佐賀県佐賀市になっていますが、可動式鉄橋自体は大川市に近いため、観光の記念に写真をとるなら断然大川市ですよ。
名称:筑後川昇開橋
住所:佐賀県佐賀市諸富町大字為重石塚
公式・関連サイトURL:http://www.shoukaikyou.com/
◎まとめ
大川市だからこそ楽しめる観光スポットやイベントを、全部で10ヶ所ご紹介してみました。中には「木工のまち」ならではのものもありましたが、それだけが大川市の魅力ではないことが十分わかりましたよね。
もちろん、家具やインテリアが最大の魅力であることは間違いないので、観光と一緒に家具選びもしてみてはいかがですか? そうしたプランをたててみるのも、大川観光の楽しみ方のひとつですよ。
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