【京都グルメ】京都自慢の庶民の味!美味しいうどんを食べに行こう

【京都グルメ】京都自慢の庶民の味!美味しいうどんを食べに行こう

京都で手軽に食べられる地元グルメといえば、うどんを忘れてはいけません。シンプルながら奥行きの深いうどんは、京の文化の深さを感じるのにうってつけのひと品です。そこでこの記事では、京うどんの特徴をわかりやすくまとめると同時に、京都観光でおすすめのお店を厳選してご紹介します。京都グルメをお探しの方も必見ですよ。

目次

【京都グルメ】京都自慢の庶民の味!美味しいうどんを食べに行こう

京都で食べられる京うどんの特徴とは?

京都グルメ うどん

出典: www.istockphoto.com

京都周辺で食べられているいわゆる「京うどん」は、関東風の醤油に関西風のだしつゆという以上にさまざまな違いがあります。たとえば「きつねそば」といえば、一般には甘だれに漬けた大きな油揚げが乗っていますが、京都では味の付いていない刻んだ油揚げが基本です。また、「たぬきそば」も天かすではなく、なんとあんかけに刻み油揚げをまぶしたものになります。

さらには、京うどんならではのオリジナルメニューがあるのも特徴。あんかけ卵とじの「けいらん」や、ちらし寿司の具を乗せたような「しっぽく」など、京都のうどんはとにかくレパートリーが豊富です。

行列の絶えない京都のうどん店

くをん

「京都四条 くをん」は、元呉服店の伝統的な京町屋を改装したうどん専門店。2018年12月にオープンしたばかりですが、早くも行列のできる人気店として浸透しています。店内も京雅の雰囲気をそのまま受け継ぎ、木の梁や土壁など趣ある景色は、京都らしいランチやディナータイムの写真としてもぴったりです。

歴史ある建物とは打ってかわって、うどんのメニューはとっても前衛的!なかでも20種類以上のスパイスを独自にブレンドした「キーマカレーうどん」はお店の名物になっています。

山元麺蔵

並んでも食べたい京都のうどん店として名をはせているのが、平安神宮そばの「山元麺蔵(やまもとめんぞう)」です。ディナータイムの営業を行っておらず、麺がなくなり次第閉店となるため、確実に入店するにはやはり行列を覚悟しなければなりません。

モチモチのうどんは打ちたて茹でたての最高の状態で提供され、天然だしの透き通ったつゆが胃の腑の奥までしみわたります。メニューも豊富で、温かい京うどんのほかに、つけ麺やコシをしっかり楽しめるざるうどんもありますよ。

仁王門 うね乃

京うどんは麺だけでなく、透明感のあるだしつゆも魅力。三条大橋から徒歩7分の「仁王門 うね乃」は、おだしの専門店が始めた話題のうどん店です。お店は小さく行列は必至ですが、カウンタースタイルなのでそこまで長時間待つことはないでしょう。

利尻産の厳選昆布に、削り方までこだわった5種類の鰹節を加えただしつゆが、京うどんの極致ともいえる深いコクと味わいを生み出しています。無添加の自家製麺もそんなおだしの風味を邪魔することなく、柔らかくするすると喉をすべっていきます。

歴史ある京都の老舗うどん店

名代おめん

昭和42年(1967)創業の「名代おめん」は、銀閣寺前の哲学の道近くに本店を構える人気店です。おめんとは、創業者の故郷である群馬県伊勢崎市でのうどんの呼び名。日本産小麦のみを使用した、ツルツルとした喉ごしとモチモチ食感の麺が自慢です。

おめんの特徴は、京うどんで一般的な温かい丼ではなく、上州スタイルのつけ麺となっていること。さらに薬味の種類が豊富で、京のおばんざいのような華やかさも合わせもっています。創業以来、化学調味料や食品添加物を一切使用せず、美味しいだけでなく安全かつ上質のうどんが堪能できます。

おかきた

前出の山元麺蔵のすぐ並びにある「京うどん 生蕎麦 おかきた」は、昭和15年創業と80年もの歴史をもつ老舗。初代が17年の修行の末に編み出した天然利尻昆布100%のだしは、今日まで京都の人々の身近な存在として親しまれています。

うどんは細麺で、10~15分と時間をかけて茹でることで、もっちり艶やかな口当たりとなります。おすすめは、京都らしく「半兵衛」の麩や湯葉を用いた「しっぽく」や「生湯葉けいらん」。刻んだネギや油揚げを散らしたきつねも、シンプルながら定番の一碗です。

萬屋

西花見小路の路地を入った目立たないところにある「祇をん 萬屋(よろずや)」も、80年近い歴史をもつ老舗の名店。小さなお店に行列を成して待つほとんどのお客さんのお目当ては、九条ネギがこれでもかと乗った「ねぎうどん」です。

ネギの緑に隠れて、うどんの白はまったく見えません。ふくよかな京風だしのつゆや京うどんのやわらかなコシの麺も、九条ネギのシャキシャキ感や甘みを引き立てます。寒さの厳しい京都の冬には、とくにおすすめの一杯です。

京都の人もカレーうどんが大好き!

おかる

祇園の花見小路から一本入ったところにひっそりと立つ「おかる」は、芸妓さんもよく足を運ぶという伝統あるうどん店。創業も1925年と古く、祇園観光の一翼になっていると言っても過言ではありません。

おかるの名物は、なんといってもカレーうどん!さまざまな出汁を合わせたおつゆがカレーとの相性抜群で、京都では珍しい辛めの味付けも食欲をそそります。夏に京都を訪れる際は、冷やしカレーうどんがおすすめです。冷たいカレーあんと柔らかい麺がとろけ合い、まるで飲み物のように喉を通り過ぎていきます。

日の出うどん

京都でカレーうどんといえばここ!という人も多い有名店の「日の出うどん」。住所から南禅寺の近くと紹介されることがありますが、どちらかというと永観堂から北へ徒歩5分といった方が分かりやすいでしょう。

看板メニューのカレーうどんは濃厚なスープが特徴で、だしのコクに加えてラードが味にアクセントを与えています。カレーうどんだけで7種類あるうえに、辛さも4段階から選択可能。普段から地元の人たちで混雑するうえに日中しか営業していないので、できるだけ早めに訪れることをおすすめします。

味味香

祇園八坂神社の門前に立つ「味味香(みみこう)」は、京都駅前地下街「ポルタ」にも店舗を構える人気のカレーうどん専門店です。もともとは木屋町で地元民の圧倒的な支持を受けてきたお店で、京都の「大衆カレーうどん」の代表選手として知名度をさらに拡大しています。

独自の京風だしとカレースパイスの奏でる絶妙なハーモニーが、長く愛され続ける大きな理由。ここで一押しなのが温玉やスペシャルチーズのトッピングで、カレーとだしつゆに、もう1つまろやかさを加えた三重奏が楽しめます。

最後に

ひとくちに京都グルメの京うどんといっても、手軽に食べられるものからじっくり時間をかけて味わいたい逸品まで様々。どのお店を訪ねてみても、京都の人がいかにうどん好きかがわかるでしょう。京都を観光するなら、ぜひご当地グルメとも呼ぶべきうどんの魅力も体験してみてください。

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