【京都】ビフテキならぬビフカツ?京都庶民の日常食、牛カツが美味しいお店!

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【京都】ビフテキならぬビフカツ?京都庶民の日常食、牛カツが美味しいお店!

平安時代から日本の中心だった京都にはさまざまなグルメがありますが、庶民の味として親しまれている牛カツをご存知でしょうか。近年は東京でもブームとなり、京都観光でも人気のご当地グルメとなっています。そこで今回は、京都でおなじみの牛カツについて、基本情報やおすすめ店についてたっぷりご紹介します。

目次

【京都】ビフテキならぬビフカツ?京都庶民の日常食、牛カツが美味しいお店!

牛カツとは?

京都グルメ牛カツ

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牛カツとは、文字通りトンカツの中身を牛肉にしたもの。西洋料理に由来するカツレツが近代日本に広まるなかで、京都など近畿圏ではオリジナル通りに牛肉が用いられ、それ以外では安価でなじみのある豚肉が使われるようになりました。

東京でも牛カツの店はありましたが、知名度が上がったのはここ数年のこと。京都では牛カツよりもビフカツの名でメニューに載っていることが多く、大衆向けの料理なのでお値段もお手ごろ。対して関東の牛カツは京都と異なり牛肉はレアの状態で提供されるのが主流となっています。

京都勝牛

ここで、牛カツのチェーン最大手にして東京でのブームの旗振り役となっているのが、「牛カツ京都勝牛」です。拠点は京都にありますが、しっかり火の入った関西風ではなく、ミディアムレアの新スタイル牛カツを提供しています。

海外数か国にも進出している一方、京都市内にも主要駅や観光名所付近などに8店舗を展開。観光や移動のついでに気軽に入ることができ、牛カツ初心者にとくにおすすめです。牛の一枚肉にこだわり、わさび醤油や山椒塩、さらには和風カレーつけ汁などタレの種類が豊富なのも魅力です。

京都で食べる関西風の牛カツ

ここからは、京都で本場のビフカツが食べられるおすすめ店をピックアップします。

ハイライト 百万遍店

ハイライトは京都市内に5店舗を構える、1960年創業の老舗食堂。京都大学に近い百万遍店が本店で、京大生御用達の大衆食堂として学生の胃袋を満たしてきました。

学生街の食堂らしく、なんといってもボリュームと安さが魅力!ビーフカツ定食も800円台と、トンカツでも破格と思えるほどのお値段です。
勿論ボリュームもたっぷりで、ご飯がガンガン進みます。手作りにこだわり、カツもその都度揚げているので、大きさだけなくジューシーでパリッとした食感にも注目の牛カツです。

肉専科はふう 本店

地下鉄の京都市役所前駅や丸太町駅から徒歩10分の「肉専科はふう」は、観光のメインルートからは外れた隠れ家的なレストラン。京都らしい雅で落ち着いた雰囲気のなか、サーロインやフィレの極上牛ステーキが味わえると評判です。

こちらの名物メニューの一角を占めているのが、フィレ肉を贅沢に使った「はふう特選ビフカツ」。厚くやわらかなビーフと細かくて薄い衣の絶妙な食感がたまりません。ランチタイムやテイクアウトには、ビフカツをパンに挟んだカツサンドもありますよ。

ビフテキ スケロク

北野天満宮の北西、平野神社前の通りを北へしばらく歩いたところにある「ビフテキ スケロク」は、1954年創業の老舗ビストロ。世代を超えて京都の人たちに愛されている地域の洋食屋さんです。

こちらも、ロースやフィレのビフテキメニューに並んで、ビフカツコースがしっかり用意されています。京都の庶民の味ということから、コースで頼んでもお値段はリーズナブル。クリームコロッケとビーフカツのセットも、お手ごろ価格でおすすめです。

グリルにんじん

京都の穴場観光スポット詩仙堂から徒歩10分ほどの住宅街にある「グリルにんじん」は、2代にわたって続く京都の洋食屋さん。現店主はソムリエの資格も持ち、料理と一緒にワインも楽しめるのが魅力です。

こちらも牛カツは肉料理のなかでもリーズナブルなメニューとして人気。ひと口大にカットされた牛カツに創業以来変わらない伝統のデミグラスソースがたっぷりとかかり、優しい味わいでついつい手が進みます。栄養バランスや提供時間など、気配りもうれしい町の小さなグリルです。

洋食 おがた

「洋食 おがた」は、ランチでも予約が必須といわれるほどの人気レストラン。ミシュランガイドの『ビブグルマン』にも掲載され、シェフは三条室町にあった有名店「ビストロセプト」で料理長を務めていました。

そんなおがたの牛カツは、大衆料理を抜け出して、フレンチの和風創作料理のようなエレガントな装いが特徴!島根県産牛ロースのカツがミディアムレアの赤みをこちらに向けながら、デミグラスソースの汀にお行儀よく並んでいます。味はもちろん目でも楽しめる、京都でも一級の牛カツです。

常盤

寺町京極アーケードの北端近くにある「生そば 常盤」は、明治11年創業のザ・大衆食堂といった雰囲気の老舗そば店。昔ながらのおそば屋さんにはカツ丼の美味しいお店が多いですが、こちらでは京都らしくトンカツではなくビフカツ丼がおすすめです。

京風だしでふんわり仕上げた玉子の上に牛カツが乗った丼は、京都のそば店ならではの味。同じく牛カツを使ったカツライスやカツカレーも、どれも美味しいうえに1000円でおつりが来ます。ちなみに、カツはすべてビーフなので、逆にトンカツが食べたいという方はご注意を。

最後に

京都の食堂の定番メニュー牛カツは、近畿圏外でも知名度が上がってきていることから、新たなステージを迎えています。今回ご紹介した美味しいと評判のお店のほかにも、牛カツやビフカツは京都市内のあちこちで目にできます。京都観光の際は、ぜひご当地グルメの牛カツにもチャレンジしてみてください。

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