広島県三原市のここだけは絶対に外せない人気観光スポット8選

三原市は、広島県の南部に位置する温暖な気候の町です。三原城の城下町を起源とする町として知られ、昔ながらの情緒が残る古き良き場所。その上、三原市西部に広島空港があるため利便性は抜群です。

「三原やっさ祭り」のフィナーレを飾る花火では、2尺玉が海上に大輪を描き、水中花火は大迫力！そのほかにも、三原名物だるま市をはじめ、毎年様々なお祭りが行われ多くの観光客でにぎわっています。瀬戸内海と山にめぐまれた魅力いっぱいの三原市ならではの絶景とグルメを満喫しましょう。

1.絶景を楽しむ「筆影山」

標高311mの筆影山（ふでかげやま）。江戸時代の歴史家である頼山陽（らいさんよう）が、海に映ると筆の形に見えることから名付けたといわれています。山頂への道は細いため、ゆっくり運転してくださいね。車を止めた後は、急な遊歩道を5～10分ほど登ると山頂の展望台に到着。ハイキングを楽しみたい人にはおすすめの観光地です。

筆影山は桜の名所としても有名で、春には2000本ものソメイヨシノが咲き乱れます。冬には海に霧がかかる「海霧」という神秘的な珍しい光景を見ることができる貴重な場所。瀬戸内海の島々が穏やかな海に浮かんでいるように見え、陽の光でキラキラと水面が光る光景は息を飲むほどの絶景です。筆影山は季節によって見える景色が違うので、春夏秋冬すべての季節に行ってみたい場所。自然に恵まれた瀬戸内ならではの景色を、あなたの目でもぜひ見てみてくださいね。

2.小早川隆景が築城した浮城「三原城」

「三原城」は毛利元就の三男である小早川隆景が築いた城。満潮時、城の姿が海に浮かぶ様に観えることから「浮城」とも呼ばれています。

三原駅は石垣を保存するため、石垣の縁の上をまたいで建てられています。2017年5月には三原城築城450年を記念して、三原市が世界に誇る「阪井養魚場の錦鯉」を200匹、本濠に放流しました。三原駅から歩く時には、鯉が泳ぐ濠を見ながら、ここが二の丸・三の丸だったのかとイメージしながら歩くと興味深いですね。

3.綺麗な庭園「三景園」

広島空港に隣接した「中央森林公園」西側の一画にある「三景園」は、広島空港開港に合わせて造られた本格的な日本庭園。山・海・里をモチーフにした築山池泉回遊式庭園です。シダレザクラやツツジなどはもちろん、マンサク、スモモ、ボタン、エゴノキ、ハナショウブ、ザクロ、サルスベリ、ハギ、ツワブキなど四季折々の花を楽しめます。

三景園は3つのゾーンで構成されています。「山のゾーン」は自然林を生かしたエリアで、約14mの滝「三段の滝」が見どころ。「海のゾーン」には大海・中島郡・橋を、「里のゾーン」には竹林・梅林・ため池・もみじ谷を配しています。

数寄屋造りの「潮見亭」は宮島をイメージした建物。回廊から鯉にエサをやることができます。喫茶室でお抹茶やほうじ茶ラテをいただきながら美しい景色を見るのもおすすめ。お土産売り場にはお菓子だけでなく、盆栽やこけしなどもそろっています。観光の休憩がてら、隠れ家的な庭園でのんびり一休みしてみてはいかがでしょう。

4.だるまが有名「三原神明市」

「三原神明市」は、毎年2月の第2金曜日と土曜日に行われる歴史ある祭り。「三原名物だるま市」とも呼ばれています。三原駅につながる道に露店がたくさん立ち並び、上には日本一の大だるまが！毎年30万人もの観光客が訪れる三原神明市へ、ぜひ観光がてら立ち寄ってみてくださいね。

5.果物狩りを年中楽しめる「果実の森公園」

茶色と黄色のコントラストがかわいい建物が目印の「果実の森公園」。サクランボ、ブルーベリー、桃、梨、キーウイ、ブドウ、リンゴなどさまざまな果物狩りを楽しめる農園です。旬の果物を満喫しようと、週末には家族連れで賑わいます。

レストランには地鶏の卵を使用した「森noオムライス」をはじめ、バーベキューなどさまざまなメニューが勢揃い。園芸コーナーやショップもあり、ジェラードやジャムはお土産に大人気です。新鮮な卵ひろい体験は子供が大喜び。広い芝生広場など遊べる施設もあるので、子供が退屈することもありません。

6.バリアフリー対応の海水浴場「すなみ海浜公園」

三原市中心部から20分程度の場所に位置し、海との触れ合いを重視したレクリエーションエリアとして観光客が訪れる「すなみ海浜公園」。障害者の方や高齢者の方でも利用しやすいようバリアフリー設計されているところもうれしいポイントです。

こぢんまりした海水浴場で、小さい子供連れが多い場所。無料のシャワーや更衣室もあるので安心です。波がおだやかで、海を見ているだけで癒されます。

7.紅葉の時期にははずせない「佛通寺」

臨済宗佛通寺派の本山である「佛通寺」は、秋の紅葉の時期になると燃えるような紅葉を見ることができる有名な紅葉スポット。11月の特別拝観に合わせて実施されるライトアップでは、昼間とはまた違った紅葉の絶景が観られます。

県指定の天然記念物に指定されているイヌマキの巨木は、樹高約20m。佛通寺を開山した愚中周及禅師が植樹されたと伝わります。

広島カープのメンバーが座禅をすることもあるので、もしかしたら選手に会えるかもしれません。足場が悪く長い階段があるので歩きやすい靴で来るようにしてくださいね。紅葉の季節は観光客で混雑するため、時間に余裕をもってスケジュールを組みましょう。

8.広い敷地で楽しもう「中央森林公園」

国際規格の本格的自転車コース・ファミリーコースが整備された「中央森林公園」。ロードレーサー、クロスバイク、マウンテンバイク、子供乗せ付き軽快自転車、子供用自転車など約500台の豊富なレンタサイクルを利用してサイクリングを思いっきり楽しめる公園です。

中央森林公園は広島空港に隣接しているので、フライトの瞬間を間近で見ることができて大迫力！特に、午前中は便が多いのでおすすめです。春は桜が咲き誇り、お花見にも最適。ピクニックやバーベキューなどもできます。前述した敷地内にある日本庭園「三景園」にもぜひ足を伸ばしてくださいね。

◎まとめ

三原市の観光スポットを8選でご紹介してみました。三原市には歴史が深い代表ともいえる三原城をはじめ、自然豊かな土地を生かした観光スポットがたくさんあります。広島の中心部からは少し離れていますが、尾道は近く合わせて観光に訪れるのもおすすめです。

三原市で有名なのは、町のシンボルマークにもなっている瀬戸内海ならでは「タコ」。ほかにも果物狩りやグルメで有名なスポットがたくさんあります。観光を楽しみながら新鮮な魚介類や野菜・フルーツなどさまざまな味覚を楽しんでくださいね。三原市でしか購入できないお土産もたくさんありますし、ゆっくりのんびりと過ごして三原市の魅力を存分に味わってください。

広島県三原市のここだけは絶対に外せない人気観光スポット8選