明治時代の面影が色濃く残る、広島県江田島市のおすすめ観光スポット4選！

江田島は広島県の南にある広島湾に浮かぶ島です。広島港からフェリーで30分程度で訪れることができます。呉市を通る西回りのルートなら、橋を渡る陸路でも行くことができます。

主な観光スポットは、一部見学可能な「旧海軍兵学校」のほか、ロッジ、キャンプ場、海水浴場などのアウトドアスポットが中心です。カキ打ちや定置網漁、イチジク狩りなどの体験型観光も盛んなので、江田島を訪れる際は観光協会のHPで開催状況を調べてみてください。

１. 第１術科学校（旧海軍兵学校跡地）

江田島の海上自衛隊にある第１術科学校（旧海軍兵学校跡地）では、広報活動の一環として、施設の一部を集団見学で一般開放しています。施設見学は平日は３回（10:30 ～／13:00～／15:00～）、土日祝日は４回（10:00～／11:00～／13:00～／15:00～）行われていて、各開始時間の30分前から受付可能です。現在も教育訓練施設として使われているので、あまりラフすぎる格好だと見学できない可能性があるので注意しましょう（詳細は市の観光HPで確認ください）。

赤レンガ造りの庁舎は、レトロな雰囲気が印象的。とても美しい建物で、NHKドラマ『坂の上の雲』のロケ地にも選ばれたほどです。イギリス製のレンガが使われていて、明治時代の建物とは思えないほど綺麗に維持されています。庁舎以外にも大講堂など、昔からある施設も案内してもらえ、近代日本の建築様式を見て楽しむことができます。

２. 古鷹山

古鷹山は静寂に包まれた威厳のある山。標高394mの高さで江田島市のシンボル的な山です。名前は難破状態に陥った船が一羽の大鷹から救われたという伝説に由来しています。

昔は旧海軍兵学校の鍛錬の場として利用されていました。今は江田島の観光スポットとして知られていて、３～４月にかけて淡紅紫色が美しいゲンカイツツジが見頃を迎えます。桜と一緒の咲く様子はとにかく幻想的で美しく、観光客に人気です。春から夏前頃が気持ちよく見て回れる季節なので、訪れるなら3月下旬から5月頃がおすすめですよ。

3. 入鹿海水浴場

江田島の西側・能美島の西海岸にある入鹿海水浴場。西方向に厳島（宮島）と山口県岩国市を望むことができます。西海に沈む夕日の美しい海岸です。浜辺にはヤシの木が植えられていて、南国に来たかのようなロケーションが広がります。

瀬戸内海を象徴する白砂青松や風光明媚な島々に囲まれた約450ｍの砂浜には、多くの海水浴客や釣り客が訪れます。近くには弁慶が宮島の弥山の山頂から沖の平家軍に向けて投げたといわれる岩もあります。

ビーチ向かいには、公共宿泊施設の「サンビーチおきみ」があり、お手洗い、散歩道、休憩所などの設備も整っていて浜辺でバーベキューも出来るので1日通して楽しむことができますよ。

有名な海水浴場ではありませんが、綺麗な海をバックにCM撮影などが行われることもあるのだとか。毎年7月～8月の短い期間しか海水浴場を利用することができないので訪れる際は注意してくださいね。

海開きの日は毎年変わるので、シーズンに行く際は問い合わせてみましょう。歩いているだけでもとても景色がよく、海も綺麗なので夏のシーズン以外でも十分楽しめます。シーズン以外に行くと人も少ないので少し寂しい島に感じますが、夕日はこれ以上ない絶景です。沈んでいく夕日を眺めながら過ごす贅沢な時間を満喫してください。

４.砲台山

砲台山は江田島の西側、能美島にある標高401.8ｍの山です。頂上には日露戦争時、広島湾を防衛する目的で建設された旧陸軍の砲台があります。

砲台と周辺の施設は緑が生い茂るレンガ造りの施設で、訪れる観光客の中には「宮崎アニメ『天空の城ラピュタ』に搭乗するラピュタ島のようだ」と評する人もいます。ここだけが時代に取り残された旧文明遺跡のような景観で、訪れればそういった評価もうなずけるはずです。

６万坪の敷地内に残された14門の砲跡と施設は保存状態がよく、当時の様子も想像に難くありません。瀬戸内海の眺望と併せて楽しんでいきましょう。

◎まとめ

江田島の観光スポット4選を紹介しましたがいかがでしたでしょうか。自然あふれる静かな島ですが、そんな江田島だからこそ楽しめる場所もあります。シーズン中の旅行で「混雑していて逆に疲れた…」なんて経験がある方には、のんびりした江田島がおすすめ。他にも観光スポットがあるので、宿泊施設を利用して滞在するのもいいですよ。

明治時代の面影が色濃く残る、広島県江田島市のおすすめ観光スポット4選！