茨城の名所「筑波山」で観光！アクセスや登山コースなど気になる情報を紹介

茨城県つくば市にある「筑波山（つくばさん）」は、日本百景に選ばれている名山です。その美しさから、「西に富士、東に筑波」と称されるほど。山頂には筑波山神社の本殿が鎮座しおり、古くから「霊山」として崇められています。初心者でも気軽に登れることから、近年は幅広い世代に人気の筑波山。この記事では、そんな筑波山のアクセス方法やおすすめ登山コースなどの観光情報をお伝えしていきます。

筑波山口への行き方

【車】
・常磐自動車道「土浦北IC」から、国道125号線／県道42号線を経由して約40分。
・北関東自動車道を「桜川筑西IC」から、国道50号線／県道41号線を経由して約40分。
・圏央道「つくば中央IC」から、県道19号線／県道42号線を経由して約40分。

【電車／バス】
・JR常磐線「土浦駅」西口5番のりばから、関東鉄道「筑波山口行き」に乗って約50分。
・つくばエクスプレス「つくば駅」前のバス停「つくばセンター」から【筑波山シャトルバス】に乗車。約30分で「沼田」、約40分で「筑波山神社」、約50分で「つつじヶ丘」に到着します。利用する登山コースにあわせて下車してください。

※筑波山口から各登山コース入口、ロープウェイのりば及びケーブルカーのりばまでは、沼田バス停からシャトルバスが運行しています。

ケーブルカーでも登れる

筑波山の中腹にある宮脇駅から山頂までを結ぶ全長約1.6kmのケーブルカー。開業はなんと1925年と、100年近くの歴史を誇ります。車窓からは筑波山の豊かな自然はもちろんのこと、山頂付近ではスカイツリーや富士山も見られるというから驚きです。

ケーブルカーは基本的に年中無休で運行していますが、冬季期間中は点検などが行われることがあるので要注意。詳細は、つくば観光鉄道株式会社のホームページにてご確認ください。

【運賃】
大人（中学生以上）片道590円／往復1,070円
小児（6歳以上）片道300円／往復540円
※割引サービスや特別乗車券の販売あり
※情報は2020年4月現在のものです。

ロープウェイで筑波山を空中散歩

1960年代に入ると庶民の間でも旅行が一般的となり、同時に筑波山を訪れる観光客も大幅に増えました。そこで新たに開発されたのが、つつじヶ丘と女体山山頂を結ぶロープウェイ。全長は約1.3kmで、眼下に広がる四季折々の自然を眺めながら優雅な空中散歩を楽しめます。

【運賃】
大人（中学生以上）片道630円／往復1,120円
小児（6歳以上）片道320円／往復560円
※割引サービスや特別乗車券の販売あり
※情報は2020年4月現在のものです。

筑波山でおすすめの登山コースを紹介

◆御幸ヶ原（みゆきがはら）コース

「御幸ヶ原コース」は、筑波山神社から御幸ヶ原を経由して筑波山山頂を目指す全2kmの登山道です。標高差610mと少々険しいコースではありますが、90分ほどで登頂できるので体力に自信のある方はぜひ！コースの途中では、ケーブルカーがすれ違う箇所や杉の巨木群などを見られます。

◆白雲橋（しらくもばし）コース

筑波山の自然を隈なく楽しみたい方には、全長2.8kmの「白雲橋コース」がおすすめ。筑波山神社から女体山山頂までの道のりには、金運スポットとして知られる「白蛇弁天」や奇岩群「弁慶七戻り」「胎内（たいない）くぐり」など、見どころ満載です。

◆おたつ石コース

つつじヶ丘から弁慶茶屋跡を結ぶ約1kmの「おたつ石コース」は、森林浴をしながらゆっくり自然を楽しみたい方におすすめのコースです。終点の弁慶茶屋跡は「白雲橋コース」との合流地点でもあるので、体力に余裕がある方はぜひ山頂を目指してみるのも良いかもいれません。

２つの山頂（男体山・女体山）を楽しむ

◆男体山の山頂

ケーブルカー筑波山頂駅がある御幸ヶ原から男体山山頂までは、徒歩で約15分の道のりです。岩場や急斜面が多くアクセスしにくいですが、山頂からの絶景はぜひ見ておきたいところ。中でも、筑波山でしか見られないという「ホシザキユキノシタ」は必見です。山頂には男体山御本殿が鎮座しているので、参拝もお忘れなく。

◆女体山の山頂

女体山山頂には「伊邪那美命（イザナミノミコト）」を祀る筑波山神社本殿があり、女体山山頂限定の御朱印を授与してもらえます。ロープウェイ女体山山頂駅には、展望台とレストハウスがあるので、絶景を眺めながら食事や休憩を取るのもおすすめ。山頂連絡路を歩けば男体山山頂を目指すこともできます。

筑波山の売店＆レストラン

◆つつじヶ丘レストハウス

「つつじヶ丘レストハウス」は、ロープウェイつつじヶ丘駅にあるレストランです。つくば鶏を使用した親子丼や筑波山名物の「つくばうどん」、水戸の納豆を使ったご当地グルメなど、茨城ならではのメニューを楽しめます。そのほか銘菓や民芸品も豊富に揃っており、お土産探しにもおすすめです。

◆つつじヶ丘ガーデンハウス

つつじヶ丘ガーデンハウスは、つつじヶ丘登山道入口にある休憩スポット。手軽に食べられる焼だんごやコロッケ、ソフトクリームなどの軽食メニューが人気で、お土産コーナーも充実しています。

◆宮脇駅・筑波山頂駅売店

ケーブルカーでアクセスする方は、宮脇駅にある「宮脇駅売店」、または男体山登山口にある「筑波山頂駅売店」をご利用ください。季節ごとにメニューが変わるソフトクリームや名物の焼だんご、肉まんにきのこ汁と、どのメニューもとても美味しいですよ。筑波山限定のお菓子や土産物も要チェックです。

筑波山で人気のお土産はこれ！

◆みよこの七味

筑波山の定番土産としてさまざまなメディアで紹介されている「みよこの七味」。こちらは、筑波山名物の「福来（ふくれ）みかん」の皮を使用して作られた七味唐辛子で、ゆずのような爽やかな香りが特徴です。筑波神社近くにある土産物店「神橋亭（しんきょうてい）」で購入できます。

◆カリントウ饅頭

筑波山神社入口から山を下ってすぐの場所にある老舗和菓子店「沼田屋」。こちらの名物が、カリカリの生地にたっぷりのあんこが詰まった「カリントウ饅頭」です。意外にもあっさりとした甘さで、何個でもいけちゃう危険な一品。ここ「沼田屋」でしか買えない限定品なので、お土産にも喜ばれること間違いなしでしょう。

筑波山を観光するにあたっての注意事項

初心者や子供での登りやすい山として知られる筑波山ですが、万が一に備えて準備は万全に。夏は日差しが強く気温が上がるので、帽子やサングラスなどの紫外線対策はもちろん、飲み物や非常食もしっかりと用意しておきましょう。天候の急変に備えて、レインウェアやウィンドブレーカーを持参するのもお忘れなく。また、ゴミのポイ捨てや植物の採取など身勝手な行動は厳禁です。ルールをしっかりと守って安全に登山を楽しんでくださいね。

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