SLやまぐち号の観光の魅力を徹底解説!山口の旅は蒸気機関車で

画像出典:ミルココリン / PIXTA(ピクスタ)

SLやまぐち号の観光の魅力を徹底解説!山口の旅は蒸気機関車で

田園地帯を長閑に走るSLの姿は大人も子供も心をひき付けられますね。そんな魅力的な旅を楽しめるのがSLやまぐち号です。山口の旅は優雅に蒸気機関車のSLやまぐち号で楽しみましょう!この記事では、SLやまぐち号の魅力について徹底的にご紹介します。

※掲載の情報は2020年2月現在のものです

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SLやまぐち号の観光の魅力を徹底解説!山口の旅は蒸気機関車で

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SLやまぐち号ってどんな機関車?

SLやまぐち号は、JR西日本山口線の「新山口」駅と「津和野」駅間で運行している臨時快速列車です。旧国鉄時代に全国各地で運行されていたSLですが、定期旅客列車の運転は1975年に終了しました。その後、SL復活を望む声が強くなり、4年後の1979年に山口線にSLやまぐち号の運転が始まったのです。「貴婦人」と称される「C571号」が新山口駅を出発し、山陰の小京都・津和野駅までの63kmを約2時間かけて走っています。

2種のSLがある|C57形1号機とD51

新山口〜津和野を走るSLやまぐち号D51

出典: HANIHANISTAR / PIXTA(ピクスタ)

SLやまぐち号として実際に運転しているSLは2種類あります。期間によって運転するSLが変わります。

【美しい貴婦人 /C57形1号機】
C57形蒸気機関車は昭和初期に原型が誕生した機関車で、全国各地で活躍した近代蒸気機関車の傑作です。スタイルがよく「貴婦人」の愛称で親しまれました。C57形の記念すべき第1号機がこのC571号機です。

【多くの人に親しまれたデゴイチ /D51】
D51形蒸気機関車は、1936年から9年間に製造された貨物用機関車です。
戦中・戦後の貨物輸送の増大に対応するため製造されたものです。「デゴイチ」の愛称は誰もが知る機関車の代名詞になっています。

SLやまぐちの運行期間

SLやまぐち号の運行期間は、3月中旬から11月下旬までの土曜・日曜・祝日と、ゴールデンウイーク・夏休みなどの繁忙期です。該当日に1日1往復が運転します。

正月三が日には、津和野町の「太皷谷稲成神社」への初詣列車「SL津和野稲成号」として運転されることもあります。他にも、クリスマスに臨時に「SLクリスマス号」の名称で運行されることもあります。秋には幼稚園の遠足に合わせて団体列車が運転される場合もあります。

SLやまぐちの乗車記念にも!切符の取り方

SLやまぐち号は、全車指定席です。切符は、JRみどりの窓口で購入できます。

乗車日の1ヶ月前の10時から乗車券・指定席が発売されます。普通指定席とグリーン券がありますが、それぞれの料金については下記にまとめているのでご参照ください。なお、2020年1月末の税込料金となっています。また時期により異なることがありますので、目安としてご覧ください。

SLやまぐちは5種類の客車が魅力!

SLやまぐち号の客車は2017年9月にリニューアル。SL全盛期の旧型客車を復刻したレトロな雰囲気を満喫できる客車になっていて、運転シミュレーターや投炭ゲーム体験コーナーなど、SLを楽しむ機能が備わっているのも魅力です。客車は5種類があります。それぞれの客車の特徴を見ていきましょう。

▼ 1号車/グリーン車・復刻モデルのマイテ49

1号車は定員23名のグリーン車となります。1938年に東京~下関間の特急「富士」用に製造された展望車です。ボックスシートなどの他に、展望室・展望デッキ、トイレなどがついています。

▼ 2~4号車/普通指定・復刻モデルのオハ35

2号車から4号車は、1939年から製造が始まり全国で活躍した客車の復刻モデルです。2号車は定員64名、4名のボックスシートで、トイレ付きです。3号車の定員40名。4名のボックスシートに、広いフリースペース・イベントコーナーがついています。4号車の定員72名で、最も多く乗車可能。こちらも4名のボックスシートに、トイレがついています。

▼ 5号車/普通指定・復刻モデルのオハ31

5号車は1927年に製造された戦前の代表的な客車の復刻モデルです。100年近く前のモデルだけあって、よりレトロを感じられますね。定員46名で、4名のボックスシートに、多目的室と展望デッキ・多機能トイレがついています。

SLやまぐち停車駅の見どころ

SLやまぐち号の終点JR津和野駅

出典: papa88 / PIXTA(ピクスタ)

新山口駅1番乗り場から津和野まで10駅があります。SLやまぐち号が常時停まる駅の中で、見どころのある停車駅をご紹介します。

まずスタートとなる新山口駅は、山陽新幹線の停車駅です。4方向に伸びる在来線のターミナルでもあり、萩・秋芳洞方面や山口宇部空港への直行バスも運行されている交通の要衝です。

次に湯田温泉駅。白狐が見つけたといわれる美肌の湯、湯田温泉の最寄駅です。駅前から北に400メートル進むと温泉街の南端になります。

最後にSLやまぐち号の終点の津和野駅。「山陰の小京都」として知られる観光の町、津和野の玄関口です。島式1面2線のホーム、交換設備がある地上駅です。蒸気機関車用の転車台、D51・194があります。みどりの窓口もあり、クレジットカードも利用できます。

客車の撮影はマナーを守って!

SLやまぐち号はとても魅力的で、一生懸命に写真を撮る方も多いです。ただ、熱中するあまりマナーに反する行動をする方も見かけられます。列車や線路、踏切に近づいたり、私有地や鉄道用地に無断で立ち入ることはNGです。

撮影はマナーを守って楽しい旅にしましょう。

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