【山口県岩国市】中国地方有数の峡谷・寂地峡の見どころを紹介

【山口県岩国市】中国地方有数の峡谷・寂地峡の見どころを紹介

寂地峡(じゃくちきょう)は山口県東部、岩国市の北端にある渓谷。県でいちばん高い山・寂地山の足元に広がる竜ヶ岳峡と犬戻峡を合わせて「寂地峡」と呼ばれています。滝や川など美しい水源と豊かな自然に囲まれた散策コースがあり、トレッキングや自然鑑賞をしに県内外から人が集まります。今回はこの寂地峡にある見どころをいくつか紹介します。

※掲載の情報は2020年2月現在のものです

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【山口県岩国市】中国地方有数の峡谷・寂地峡の見どころを紹介

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寂地峡とは?見どころは美しい5つの滝

寂地峡周辺は2つの峡谷と寂地川、寂地山と右谷山、いくつかの滝とブナ林、杉林、これらをつなぐ散策路で構成されています。近くにはキャンプ場や宇佐八幡などもあり、長閑な自然風景が広がる癒しの空間が人気です。

見どころはいくつかありますが、いちばん有名なのが「寂地峡五竜の滝」と呼ばれる5つの滝。滝を見ながら散策を楽しむのが定番です。

五竜の滝は必ず見て帰る!

寂地狭の五竜の滝

出典: にっこーん / PIXTA(ピクスタ)

五竜の滝は『日本滝百選』にも数えられる寂地峡の名勝です。キャンプ場から川沿いに上がって行くと石碑があり、そこから滝見道を進むと、順番に5つの滝を見ることができます。5つの滝の名は次の通りです。

1. 龍尾の滝
2. 登龍の滝
3. 白龍の滝
4. 龍門の滝
5. 龍頭の滝

滝が連なる渓流は流水が美しく、周りに鎮座する変化に富んだ奇岩怪岩も見応えがあります。

自生するカタクリの花を見に行こう

寂地山の方まで歩いていくとカタクリの群生地があります。寂地峡の入口からは少々歩きますが、その道すがらは景色も美しいので、あまり気構えずのんびりした気持ちで群生地を目指しましょう。

カタクリは決して派手に咲き乱れるような花ではありませんが、疎らで控えめに咲くいじらしさに人気があります。見頃は4月下旬~5月上旬なので、観賞するならGWに訪れるのがおすすめです。

宇佐八幡宮の宇佐の大杉が圧巻!

宇佐八幡宮は寂地峡入口の近くにある八幡神社。社自体はそれほど大きくありませんが、境内の大杉と大杉群は圧巻です。メインの大杉は樹齢900年とも1,000年超とも言われていて、太さも長さも貫禄を感じさせるサイズ。ぜひ下から見上げて、悠久の時の流れでも感じてみましょう。その厳かな雰囲気に癒されてください。

寂地山で登山を楽しむなら…

登山をするなら入口近くの寂地峡案内所からスタートするのがいちばん分かりやすいです。五竜の滝を見ながらずーっと渓流沿いを登って行って、最初の分岐点を右折(Cコースへ)。橋を渡ったら左に曲がって、みのこし峠の分岐点を目指してください。ここを右に曲がれば寂地山にたどり着きます。

山道はそれほど穏やかじゃないので、登山の装備はしっかりしていきましょう。所要時間の目安は、みのこし峠まで約3時間。山頂まではそこから約1時間です。

寂地峡のアクセス

味わい深いローカル鉄道・錦川清流線

錦川清流線「錦町」駅から岩国市生活交通バスの高根・寂地線(要予約)に乗って寂地峡入口を目指してください。広瀬タクシーで当日予約の乗り合いバスが手配できます。

車でアクセスする場合は、中国自動車道「吉和」インターチェンジから約15kmで寂地峡入口に着きます。最寄り駅の錦町駅から車(タクシー等)で向かう場合は、30分強で到着です。

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