宇部市ときわ公園にある観光の魅力!湖のある広大な都市公園とは?

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宇部市ときわ公園にある観光の魅力!湖のある広大な都市公園とは?

山口県宇部市には常盤湖を中心とした都市公園「ときわ公園」があります。この公園の魅力は何といっても公園施設の充実ぶり。園内には動物園や遊園地のほかにも植物園やキャンプ場などがあります。一日では遊びつくせないほどの施設の多さと東京ドーム40個分もある敷地の広さは驚くばかり。『全国の都市公園100選』や『日本さくら名所100選』にも選ばれている観光名所としても人気です。ときわ公園には園内には桜をはじめとする四季おりおりの花が咲き、常盤湖ではペリカンなどの鳥類が飼育されており、子供連れにもおすすめです。今回の記事では、ときわ公園の見どころスポットの詳細を一つずつご紹介。現地に行く前の予習にも、観光の候補選びなどにもご利用ください。

※掲載の情報は2020年2月現在のものです

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宇部市ときわ公園にある観光の魅力!湖のある広大な都市公園とは?

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季節の花々が美しい常盤湖

ときわ公園の中央にあるのが、公園の名前の由来にもなっている「常盤湖」です。面積が約100haにも及び、山口県内でも初めて登録記念物に指定されました。毎年四月にはこちらの常盤湖畔でさくらまつりが、6月にはしょうぶまつりが開かれます。また常盤湖の北側にはキャンプ場もあり、大勢の家族ずれでにぎわっています。

常盤湖では公園のシンボルともなっているペリカンが飼育されています。かつて近くの保育園に飛来して有名になったペリカンの「カッタくん」も、常盤湖で飼育されていたペリカンの一匹です。常盤湖の南側には常盤橋で隔てられた白鳥湖があります。一時期は鳥インフルエンザの影響で殺処分されましたが、2017年にふたたび飼育が再開されました。

また常盤湖の周囲には「ときわ湖水ホール」やボート乗り場、古民家「憩の家」などが点在しています。

世界中の珍しい植物や花「緑と花と彫刻の博物館」

現在は「ときわミュージアム」として、アートギャラリーや植物園を有しています。世界を旅する植物園では『世界を旅し、感動する植物館』をコンセプトに、世界中の珍しい植物や花を観察できます。

また彫刻の丘で二年に一度行われる「UBEビエンナーレ現代日本彫刻展」では、日本国内で受賞歴のある彫刻の野外展示が行われます。この規模は箱根彫刻の森美術館に迫るほど。

UBEビエンナーレライブラリーでは、野外彫刻に関連する企画展やワークショップなどを開催しています。さらにこの彫刻展とは別に、ときわ公園の各所にはUBEビエンナーレの受賞作品などが100点以上も常設展示されています。

子どもが存分に遊べる「ときわ遊園地」

宇部市ときわ公園の遊園地

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またときわ公園には入園料が無料の「ときわ遊園地」があります。観覧車やメリーゴーランドなど遊園地ならではのアトラクションのほかにも、キャラクターバッテリーカーや子供汽車、立体迷路やお化け屋敷なども充実。

遊園地内には軽食が食べられるレストランもあるので、お腹がすいても安心ですね。入園料は無料ですが乗り物券を購入して、乗り物ごとにチケットを渡すシステムになります。不定期ながら、1,000円で乗り物が乗り放題の「ぶちのりパスポート」も発売。ときわ遊園地に行こうと思っている方はこの機会を逃さずに、お得に乗り物に乗りましょう。

アルパカにカピバラも「ときわ動物園」

宇部・ときわ公園のカピバラ

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遊園地と並んで子供に大人気の施設といえば動物園です。ここ「ときわ動物園」にはサルやアルパカ、ナマケモノやカピバラなどの動物がたくさんいます。

飼育している動物の種類ごとに、アジアの森林ゾーン・中南米の水辺ゾーン・アフリカの丘陵マダガスカルゾーン・山口宇部の自然ゾーンの4エリアに分けて展示。それぞれのゾーンにはその地域で生息しているサルや鳥類などが間近で見られるように展示方法も工夫されています。ゾーンによってはイカダを使って浮島に上陸したり、池の中の島で柵を作らず飼育するなど展示方法もさまざま。自然に近い姿で動物を観察できると、家族連れを中心に人気を集めています。

また、アルパカのエサやり体験や動物園園長による動物園ガイド、世界野生生物の日イベントなどの園内イベントも盛りだくさん。毎月動物たちのお誕生会も開催しているので、タイミングが合えば一緒にお祝いしてください。

町の産業史を学ぶ「石炭記念館」

宇部ときわ公園の石炭記念館

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炭鉱の町・宇部の歴史を後世に伝えようと、多くの市民の寄付によってできたのがこちらの「石炭記念館」です。3,000点を超える収蔵品や海底炭鉱の様子を伝える坑道のモデル、鉱員たちが暮らしていた炭鉱住宅の様子を一度に見られます。

特にモデル炭鉱は開館の翌年に当たる1970年に完成。坑道支保の方法や様々な種類の坑道の作り方を知れるだけでなく、私たちも坑道の内部を体験できる施設にもなっています。さらにこちらの石炭記念館の屋外には石炭を燃料としている蒸気機関車をはじめ、蒸気機械の原動力として実際に使われたランカシャーボイラーや巻き上げ機などの大型機械を展示。その大きさや構造の仕組みを実際に見られるなど、児童の体験学習にもおすすめの施設です。

入館料は無料でだれでも入れるため、宇部の炭鉱の歴史を知りたい方はぜひお訪ねください。

のんびり休憩もできる「ぼたん苑」

常盤湖の湖畔には、古民家住宅を改装した休憩所「ぼたん苑」があります。旧厚狭郡楠町の築150年以上前の古民家住宅を1963年に移築し、2017年にリニューアルした際に休憩スペースとして生まれ変わりました。

古民家は「憩いの家」と名付けられ、茅葺屋根や囲炉裏のある板の間、昔ながらの居間など、当時の雰囲気はそのままに誰もがくつろげる空間になりました。
憩いの家の周囲には、面積1,700平方メートルの庭園が見られます。庭の南側には約100種類の牡丹や約40種の芍薬などが植えられ、シーズンの4月中旬から5月中旬にかけては美しい花が咲き乱れます。

また庭園の北側には桜やモミジを中心として、和風庭園の趣を感じられます。

アクセス方法について

下記に車・電車・タクシーでのアクセス方法をまとめています。駐車場は有料となりますが、車で訪れること自体は可能です。空港からもそれほど離れていないので、観光旅行では最初・最後に行きやすいのも魅力ですね。

▼車:中国自動車道小郡ICより約35分
・山陽自動車道山口南ICより約30分
・山口宇部道路宇部南ICより5分

▼電車:
・JR新山口駅より路線バス特急便で30分「ときわ公園入口」下車
・JR常盤駅より徒歩約15分

▼タクシー:
山口宇部空港より約5分

▼駐車場:
・普通車の場合:15分以上2時間まで税込200円
        以降1時間ごとにプラス税込100円
        5時間以上24時間以内税込500円
・大型車の場合:15分以上2時間以内税込800円
        以降1時間ごとにプラス税込400円
        5時間以上24時間以内税込2,000円(2020年2月18日現在)

自転車の乗り入れ及びペットの連れ込みは禁止

ときわ公園には車いすやベビーカーの無料貸し出しをしています。また授乳室やおむつ替えコーナーなど乳幼児のいる家庭にも優しい施設になっています。ただし園内へは自転車や三輪車、キックボードなどで乗り入れることはできません。駐輪場にそれらを停めてから入園するようにしましょう。

さらに犬などペットの連れ込みも禁止されていますが、盲導犬や介助犬などはいずれの場所も同伴可能です。また一部の施設についてはペットの同伴が許可されていることもあります。詳しくは園内の案内を見るか、公式ホームページをご覧ください。

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