港町下関の唐戸地区のおすすめ観光スポット|名物はふぐだけじゃない!

港町下関の唐戸地区のおすすめ観光スポット|名物はふぐだけじゃない!

山口県下関と言えばふぐが有名ですが、ふぐ以外にも魅力的な食べ物や観光スポットはたくさんあります。特に下関の唐戸地区は、子どもも楽しめる遊びスポットや歴史を感じる建築物などもあり、歴史と古き良き日本が感じられるエリアとして人気を集めています。今回は、山口県下関市にある唐戸地区の素敵な観光スポットを7つ紹介していきます。

※掲載の情報は2020年2月時点のものです

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港町下関の唐戸地区のおすすめ観光スポット|名物はふぐだけじゃない!

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唐戸市場には旨い海鮮料理がいっぱい

関門の台所としても有名な唐戸市場は、ふぐだけでなくタイやハマチの市場としても知られています。地元の漁師が獲ったり育てたりした魚が直接販売されており、一般のお客さんも購入が可能です。地方の卸売市場としては、全国的にもめずらしい販売形態をしていることでも有名な市場です。

毎週土日と祝日には「活きいき馬関街ばかんがい」と呼ばれるイベントを開催しており、活きが良い新鮮な海産物をリーズナブルな価格で購入可能。

また、漁師おすすめ海産料理も販売され、お祭りのような活気ある雰囲気で市場散策を楽しむことができます。干物や珍味など、お土産に最適な食品なども販売されています。

海響館にはかわいいフグがいっぱい

海響館のポーキュパインフィッシュ

出典: xw02647 / PIXTA(ピクスタ)

市立しものせき水族館「海響館」は、唐戸地区「あるかポート」にある水族館です。魚だけでなく、ペンギンやイルカなどもいる見ごたえ抜群の水族館で、イルカショーやパフォーマンスなども開催しています。

下関らしくふぐの種類が豊富で、世界に生息するめずらしい種類のふぐを観察できます。魚醤の味比べやウニの赤ちゃんの観察など、体験型のイベントも開催しており、地元の子どもたちを中心に人気。

入館料は一般が2,090円、小中学生が940円、幼児3歳以上が410円です。海響館と海峡ゆめタワーの両方を利用できるチケットや、海響館と大観覧車のセット券など、お得なチケットも販売されています。

JR下関駅からはバスで5分、新下関駅からはバスで30分程度かかります。車でお越しの場合は、下関ICから約15分で到着します。周辺には駐車場も充実しており、30分100円から利用できるので安心ですね。

※掲載の価格は2020年2月現在のものです

子どもが喜ぶ遊園地「はい!からっと横丁」

からっと横丁は唐戸市場近くの遊園地

唐戸地区にある「はい!からっと横丁」は、大観覧車やジェットコースターなどがある中型の遊園地です。入園は無料で、アトラクションごとに200円から700円の料金を支払います。お得なワンデーパスもあるので、たくさん乗り物に乗りたい人はそちらの利用がおすすめです。

からっとくんと呼ばれる、ふぐをモチーフとしたゆるキャラもおり、関連グッズの販売もされています。小さい子どものためのアトラクションが多いですが、アーケードゲームなどカップル向けのアトラクションもあります。

JR下関駅からバスで5分、門司港からは徒歩5分で到着します。はい!からっと横丁には駐車場がないので、近隣のパーキングエリアを利用する必要があります。屋外なので雨天時には営業時間が短くなることもあります。訪れる際には、事前に天気予報をしっかりチェックしましょう。

関門海峡の絶景を見るなら海峡ゆめタワー

キラキラと輝くクリスタルをモチーフとして造られた「海峡ゆめタワー」は、海に面した場所にある全長153mの眺望の良さで自慢のスポットです。最上部には世界初となる頂上球形総ガラス張り展望室があり、サンセットの光を複雑に反射させる光のショーを体感できますよ。

展望室からは関門海峡や瀬戸内海、巌流島、日本海である響灘など、360度の雄大なパノラマが一望に広がっており、見ごたえも抜群です。毎日変わるライトアップカラーも美しく、祝日やイベント時の特別なライトアップは、特別感があることで地元の人からも人気を集めています。

下関の歴史にふれる旧下関英国領事館

1906年に建てられた旧下関英国領事館は、領事館用途で建設された現存日本最古の建築物です。1999年には国の重要文化財に指定されており、建築好きや観光客が訪れる有名スポットになっています。赤レンガの異国情緒あふれる外観は、横浜の街並みを連想させるような、洗練された雰囲気が漂います。

現在では、ギャラリーと中庭の見学の他、カフェレストランLizの店舗として活用されています。Lizでは、元英国領事館らしく英国式のアフタヌーンティーがいただけるだけでなく、英国から直接輸入している雑貨や、ピーターラビットグッズなどが販売されています。

なおギャラリーは入館料や400円、中庭へは入場料が別途100円かかります。英国式の中庭では、写真撮影をする観光客の姿も見られます。

建築ファンにおすすめの下関南部町郵便局

赤レンガでつくられている下関南部街郵便局は、日本人がつくった本格的ルネサンス様式のレンガ造庁舎建築として、登録有形文化財建造物に指定されています。下関南部街郵便局は現存最古の郵便局舎で、現在も現役の郵便局として活用されています。

外観はルネサンス様式らしいコの字型の左右対称の建物。前方に張り出た正面玄関の両左右にはルネサンスを彷彿とさせる、柱頭飾りのついている角付柱が配されています。入り口はアーチ型で、上部にはペディメントと呼ばれる三角形の装飾が設けられています。

現在では建物1階の西側にはカフェがあり、南西隅エリアには建物に関する資料を展示しているコーナーがあります。建築が好きな人だけでなく、異国情緒を感じる場所でゆっくりお茶をしたい人にもおすすめのスポットです。

歴史ファンにおすすめの壇ノ浦古戦場

源平の合戦場跡であり「壇ノ浦古戦場」は、寿永4年である1,185年に源氏と平家の最後の戦いとなった壇ノ浦合戦の跡地として言い伝えられています。敗れた平家側の安徳天皇は、わずか8歳にして壇ノ浦の海へ入水し、平家は滅亡しました。その後源氏は、鎌倉幕府を開き江戸時代まで続いていく武家社会が始まります。

壇ノ浦古戦場は海に面した場所にあり、関門海峡と関門橋を一緒に眺めることができるスポットとしても有名。みもすそ川公園内にあるため、公園散策のついでに立ち寄ることもできます。

歩いて九州に?関門海峡は歩いて渡れる

関門海峡にかかる関門橋は、車や電車でしか渡ることができません。しかし、関門海峡には海底に徒歩ルートが整備されており、歩いて山口九州間を移動することが可能です。自転車や原付は入場料が50円かかりますが、徒歩での移動は無料で利用できます。自転車や原付は、原則手押しでの通行です。

「関門海峡トンネル人道」と呼ばれるルートで、山口県側福岡県側、ともに「関門トンネル入り口」と書かれた建物から入ります。建物内にはエレベーターがあり、エレベーターで地下55mまで下りた後に、明るいトンネルが続いています。途中で県境を確認できるマークや、出口まであと何メートルという記載もあり、飽きずに渡りきる工夫がされています。

下関唐戸地区を訪れた際には、関門海峡を歩いて渡るというワクワク体験もおすすめですよ。

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