名称:楯ヶ崎
住所:〒519-4202 熊野市甫母町
公式・関連サイトURL:http://kumano-kankou.com/?p=53
海に突き立つ絶壁の岩塊!名勝「楯ヶ崎」の観光の魅力をお伝えします
三重県熊野市の海岸にある楯ヶ崎は、三重県の名勝天然記念物に指定されている有名なスポットです。海に突き立てられたかのような巨大な楯型の巨岩は、かつての初代天皇が上陸したという伝説も残っています。今回は、楯ヶ崎や周辺を巡る観光スポットを詳しく紹介していきます。三重県熊野市を訪れる際の参考にしてみてください。
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海に突き立つ絶壁の岩塊!名勝「楯ヶ崎」の観光の魅力をお伝えします
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楯ヶ崎とは?盾が並んだような岩塊
楯ヶ崎観光遊覧の光景。船から眺める鬼ヶ城だけど熊野灘の美しさはホンマに凄い。 pic.twitter.com/Q88ONKfMR3
— ふがまるちゃん@三重を撮る人 (@fugaemon) January 12, 2020
楯ヶ崎は三重県熊野市と尾鷲市の境にある、海岸から見える巨大な岩塊です。高さは80m、周囲は550mにも及び、その存在感は海岸から見てもかなりの迫力があります。『紀伊続風土記』によると、熊野灘に楯を並べたように見えることから、楯ヶ崎と名付けられたと伝えられています。
初代天皇である神武天皇が上陸した地としての伝説も残っており、平安時代の俳人である増基法師は、「神のたたかひたるところとて、楯をついたるようなる巌どもあり」という句を残しています。
楯ヶ崎では遊覧船が運航しており、海上から間近で楯ヶ崎の雄大な姿を観ることができます。楯ヶ崎には海の浸食によってできた洞窟もあり、こちらは遊覧船からしか観ることができないレアスポットとなっています。
楯ヶ崎のアクセス
楯ヶ崎へは電車・徒歩か車でのアクセスが可能です。電車の場合は、JR紀勢本線「二木島駅」から徒歩60分ほどかかります。車の場合は、国道311号沿いの駐車場を利用して、45分ほど遊歩道を歩いていくと楯ヶ崎が見える海岸へ到着します。どちらも少し歩く必要があるので、履きなれた靴で行くのがおすすめです。
遊歩道から楯ヶ崎を眺める
12/16の熊野 楯ヶ崎の写真をアップするなり。
— りくんげ (@rikunge) December 17, 2017
R311沿いの遊歩道入り口がわからずしばし彷徨いつつ、ガシガシ歩いてたどり着いた絶景。熊野の海はダイナミックでホント好き。
晴れていればもっと綺麗だったと思うんだな。
遊歩道は片道1.9kmでわりと険しいので、歩きやすい靴を推奨するなり。 pic.twitter.com/pjbzs0XgBW
国道311号沿いの駐車場から100mほど歩くと、遊歩道の入り口があります。遊歩道は全長2kmで、45分ほどかかります。遊歩道を入ってしまうとトイレは無いので、手前にある公衆トイレを利用しておくと良いでしょう。
遊歩道を1kmほど進むと、神武天皇の兄が祀られている阿古師神社があります。海からの参拝者をお迎えするために建てられたもので、白い立派な鳥居が出迎えてくれます。阿古師神社を過ぎると、再び林に囲まれた遊歩道を進んでいきます。熊野古道を彷彿とさせる石畳があり、ここからは登りのコースが続いていきます。途中に巨大な岩が点在しており、様々な形の石を見ながら散策するのも楽しいです。
遊歩道には途中分岐点があり、展望台のある海岸コースと、ショートカットできる内陸コースに分かれています。海の景色を楽しみたいという人は、海岸コースがおすすめです。遊歩道の終盤には、英虞崎(あござき)の千畳敷があります。ゴツゴツとした大きな岩が畳のように敷き詰められた形状をしており、自然の神秘を感じることができます。千畳敷は歩くことも可能で、ここを歩いて二木島灯台を目指します。
大迫力の遊覧船もおすすめ!
楯ヶ崎観光遊覧船を利用すれば、海上から楯ヶ崎の景観を楽しめます。特に、海食洞である「ガマの口」は、熊野の「青の洞窟」とも言われるほどの美しさをほこります。熊野灘の荒波によって造られた荘厳なリアス式海岸や、二木島湾口にそびえ立つ柱状節理の岩肌は迫力満点です。
料金は1人だと9,000円、2人乗船で1人当たり4,500円と、人数が多くなるほどお得になっていきます。こちらは2020年2月時点での料金です。事前予約が必要で、当日飛び入りでの乗船はできません。10時、12時、14時の3回の出航時間があり、約1時間10分の船旅が楽しめます。
遊覧コースですが、鬼ヶ城近くの松崎港を出発して、がまの口、楯ヶ崎を巡り、海金剛を折り返し地点として、出発地へと戻っていきます。通年運航していますが、荒天、高波時には運航が中止されるので事前に天気予報をチェックしておくと良いでしょう。
松崎港へのアクセスは、JR紀勢本線「大泊駅」より徒歩約12分で、車の場合は駐車場も完備しています。
※記載の価格は2020年2月時点のものです
名称:楯ヶ崎観光遊覧(熊野観光公社)
住所:〒519-4324 三重県熊野市井戸町653-12
公式・関連サイトURL:http://kumano-kankou.com/?page_id=465
楯ヶ崎への道すがら、海の色に注目!阿古師神社
楯ヶ崎へと至る遊歩道の途中にある阿古師神社は、神武天皇の兄である三毛入野命(みけいりのみこと)が祀られている小さな神社です。伝説によると、神武天皇が紀伊の沖合で暴風雨に遭った際に、兄である稲飯命(いないのみこと)と三毛入野命が、入水によって暴風雨を鎮めたと伝えられています。
海から続く参道は、白く立派な鳥居へと続いており、鳥居を通して海を背景に写真を撮る人も多いです。海がきれいに見える初夏頃に訪れるのがおすすめです。ただし、阿古師神社までの遊歩道は、江戸時代に造られた石畳が続いているため、履きなれた靴で訪れるのが無難です。
また阿古師神社の対岸には、阿古師神社と対になっている室古神社があります。この神社には神武天皇のもう一人の兄である稲飯命が祀られているので、時間のある方は阿古師神社と合わせて参拝するのもおすすめです。
名称:阿古師神社
住所:〒519-4202 三重県熊野市甫母町609
公式・関連サイトURL:http://kyoka.mie-jinjacho.or.jp/shrine/%E9%98%BF%E5%8F%A4%E5%B8%AB%E7%A5%9E%E7%A4%BE/
楯ヶ崎付近はフィッシングスポットとしても有名!
観光スポットとしての楯ヶ崎を紹介してきましたが、楯ヶ崎付近はフィッシングスポットとしても人気があります。特に千畳敷は、歩いて入釣できる磯で沖磯に負けない釣り場となっていて、グレやイシダイ、ヒラマサやワラサを狙うことができます。クエや青物も回遊しており、釣り好きも楽しめる磯となっています。水深が深く、根掛かりしにくいのも千畳敷が釣り好きから好まれるポイントです。岩の形や溝など、様々な形状をしている箇所があり、釣り方を工夫したい上級者も楽しめます。
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