名称:足立美術館
住所:〒692‐0064 島根県安来市古川町320
公式・関連サイトURL:https://www.adachi-museum.or.jp/
安来市にある「足立美術館」は島根県だけではなく、日本を代表する観光スポットです。特に、ミシュランの最高評価・三つ星に掲載された日本庭園が有名で、日本画の鑑賞はもちろんですが、この庭園を見たいがゆえに多くの人が足立美術館を訪れています。
ここでは日本庭園や作品の見どころ、ミュージアムショップ、喫茶室まで、足立美術館の魅力を徹底解説!アクセスもご案内します。
目次
「足立美術館」の魅力とは?ミシュラン星付き日本庭園と日本画の調和を鑑賞
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足立美術館とは?
足立美術館は、島根県安来市出身の実業家・足立全康(あだちぜんこう)氏が1970年に創設した美術館。横山大観の作品約120点を中心に、近代から現代の日本画約2000点を収蔵しています。
この足立美術館の特徴は、アート作品の展示にとどまらない、日本庭園と日本画の調和。四季の美しさにふれながら、日本画の魅力を楽しめる美術館です。ぜひ創設者の思いを感じながら鑑賞してみてください。
足立美術館の主な収蔵品
足立美術館の収蔵品は主に、近代日本画、現代日本画、陶芸、童画、木彫りなどです。先ほども言及した通り、特に注目したいのは、横山大観を中心とする近代日本画。横山大観は従来とは異なった新しい日本画の創造に邁進した人物で、日本画を知るなら横山大観からと言っても過言ではありません。
もちろん横山大観だけではなく、竹内栖鳳や前田青邨など多数のアーティストの作品が収蔵されています。足立美術館で多くの日本画に触れてみてください。
見どころ満載の日本庭園
"日本庭園は世界に誇れる日本の文化"という足立全康氏の夢を実現した名園。絵画のように美しい足立美術館の日本庭園は、ミシュランの最高評価、また日本庭園専門雑誌『ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング』の日本庭園ランキングでも日本一に輝いています。
◆枯山水庭
自然の山々と人口庭園が融合した足立美術館の主庭です。まずはここの風景を楽しみましょう。
中央に配置されている3つの立石は峻厳な山をあらわし、そこから流れる滝水は手前に広がる白砂へと流れ込みます。枯山水という伝統的で味わい深い手法の庭をゆっくりとご鑑賞ください。
紅葉の時期は、鮮やかに庭が彩られます。他にも意外と見てほしいのが雨上がりの枯山水庭。雨上がりの水のしたたりや虹が見えるときは、思わず時間を忘れて見入ってしまうほどの美しさです。
◆苔庭
苔庭は、杉苔を中心とした苔が美しさを表現しているエリアです。京風の優雅な庭園で、まさしく日本庭園の良さを感じられると思います。
苔庭の赤松はすべて斜めに植栽されているのですが、これは山の斜面で生まれ育った赤松を平坦な地に植えることは良くないという設計者の考えから採用されました。このような足立氏の細やかな配慮にも注目してご覧ください。
◆白砂青松庭
横山大観の名作である『白沙青松』をモチーフに、創立者が全力でつくった庭園です。なだらかな白砂の丘に、大きさの違った松を配置しており、横山大観の世界観を見事に表現しています。
庭の奥には滝口が築かれ、その水が曲折しながら大きな池へと注いでいく姿は優雅。池を挟んで右側には黒松、左側には赤松が植栽されています。
◆池庭
池庭は特に池が美しく、季節によって見え方が変わります。秋の池庭は水面に映る光と影が趣深く、見る人のこころを癒してくれるでしょう。冬には雪がつもるときもあり、なんとも風情のある庭へと変化します。
湧きだす水は水温が安定しているため、鯉は冬でも泳いでいます。季節問わず綺麗な池庭の正面には煎茶室があり、木々や石組と相まって美しさを高めています。
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— 足立美術館 (@adachimuseum) February 22, 2024
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美術館といえばお土産も楽しみですよね。足立美術館には本館と新館にミュージアムショップがあります。
複製画をはじめ、ポストカードや色紙、マグカップなどオリジナルグッズがたくさんあり、どれも可愛くて人気。クッキーなどお土産にピッタリなお菓子もそろっています。見て回るだけでも楽しめますよ。
庭園を眺めながら喫茶室で休憩
足立美術館は見どころ満載なので、休憩しながら楽しみましょう。足立美術館の喫茶室は2か所、「翠」と「大観」があります。
◆喫茶室「翠」
山陰地方も厳しい暑さが続いています。
— 足立美術館 (@adachimuseum) August 4, 2021
さて、こちらは「喫茶室 翆(みどり)」前の剪定を終えた赤松です。風が吹くと松葉がふわりと揺れ、採光が良くなり、赤松の影もどこか涼しげです。
剪定を終えたばかりの美しい赤松の形姿もお楽しみください。#足立美術館
◎開館時間/AM9:00~PM5:30(年中無休) pic.twitter.com/cN4MlrJtPE
「翠」では枯山水庭を見ながら珈琲や紅茶、デザートを楽しむことができます。カフェは多く存在していますが、庭園を眺めながら飲めるところは多くありません。美しい庭園を見ながらのお茶は格別ですよ。
◆喫茶室「大観」
喫茶室「大観」は、水量豊かな池庭に囲まれた喫茶室。島根和牛を使用したビーフカレーや、出雲ぜんざいなどをご用意しています。鑑賞のあとに、お庭を見ながらごゆっくりされてはいかがでしょうか。#足立美術館 で過ごした思い出など、 #LOVE足立美術館 のハッシュタグをつけてぜひ教えてくださいね。 pic.twitter.com/qHm5Cddu4S
— 足立美術館 (@adachimuseum) January 10, 2021
「大観」は池庭に囲まれた喫茶室です。ケーキなどデザートメニューもたくさんあり、ビーフカレーやおこわなどの軽食メニューも充実しています。食事系が食べたいときは「大観」がおすすめです。
◎足立美術館へのアクセス
最後に、足立美術館へのアクセスについてご案内します。
◆安来駅から無料シャトルバス
電車で来られる方は、安来駅より無料シャトルバスが出ています。バスに乗車し、約20分で足立美術館に到着します。
高速バスや飛行機の方も、JR安来駅まで行けばシャトルバスに乗車できて便利ですので、ぜひご利用ください。
行きのシャトルバスは先着順ですが、帰りの安来駅行は整理券をもらえます。
名称:無料シャトルバス
公式・関連サイトURL:https://www.adachi-museum.or.jp/shuttle-bus
◆車・レンタカー(米子方面から)
米子方面から向かう場合は、山陰自動車道の「安来IC」でおりてください。県道334号から左折し、県道45号を進みます。
安来ICから足立美術館までの所要時間は、車で12分ほどです。
◆車・レンタカー(出雲縁結び空港から)
出雲縁結び空港から「宍道湖IC」へ進み、山陰自動車道に乗ります。「東出雲IC」でおり、県道180号線を南下してください。
出雲縁結び空港から足立美術館までの所要時間は、約45分です。
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