名称:俵山峠展望所
住所:〒869-1411 熊本県阿蘇郡南阿蘇村大字河陰 俵山
公式・関連サイトURL:https://www.vill.minamiaso.lg.jp/map/tawarayamatenbou.html
世界的な巨大カルデラ!阿蘇山の最新観光ガイド【2020年版】
「火の国」熊本県のシンボル的な存在として親しまれている阿蘇山。熊本県の中でも左側に位置しており、世界有数のカルデラを持つ活火山として有名です。
阿蘇山とは一つの山のことではなく、阿蘇五岳を中心とした山々や外輪山、火口原を含めた総称なのです。そのため一度訪れると見どころ満載。
噴煙を間近でみることができる火口や、雄大な自然が広がる阿蘇山の景観は圧巻の一言です。活火山の影響で温泉地としても楽しめる、熊本の人気観光スポットとなっています。
そんな阿蘇山観光の魅力をご紹介します。
目次
世界的な巨大カルデラ!阿蘇山の最新観光ガイド【2020年版】
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1. まずは「俵山峠」から全景を!
俵山は、阿蘇郡西原村と南阿蘇村にまたがる山。熊本空港からは車で約30分、熊本駅や熊本ICからは約50分の距離です。平成15年に俵山トンネルが開通したおかげで、熊本空港や熊本空港ICからの交通アクセスがより便利になりました。
俵山の標高は1095m。710mのところに展望所があり、阿蘇全体が見渡せる絶景スポットとして人気です!こちらの展望所へ行くには、旧道を通る必要があるため注意が必要です。
お天気の良い昼間に壮大な阿蘇五岳を見渡すのも良いですが、おすすめは朝。朝焼けや、見下ろす限りに広がる雲海はとても神秘的です。春や秋に阿蘇を訪れる予定があれば、是非一度雲海が見られる時間帯を狙って訪れてみてください。
2. 阿蘇山を代表する景色「草千里」
草千里ヶ浜の一帯に広がる大草原は直径1キロメートルあり、雨水が溜まってできたという池はとても美しく趣があります。圧巻の景色は四季によって全く異なり、阿蘇の中でも代表的な観光地です。
あたり一帯には牛や馬が放牧されており、草原を一周できる引き馬乗りも観光客に人気があります。
草千里ヶ浜から少し登った標高1,150m地点には展望所があり、草千里ヶ浜から中岳火口、反対側には米塚や阿蘇谷の田園風景と、見所満載。見渡す限りに大自然を満喫できるスポットです。
名称:草千里ヶ浜
住所:〒869-1404 熊本県阿蘇市 草千里ケ浜
公式・関連サイトURL:https://kumamoto.guide/spots/detail/210
3. 円錐形の不思議な丘「米塚」
米塚とは、阿蘇山にある小山のことです。標高80mととても小さな山ですが、均整のとれた綺麗な円錐形で美しい見た目なのが特徴です。その形の稀少性から、国の名勝及び天然記念物としても指定されています。頂上はお椀をひっくり返したように窪んでおり、これは噴火によって形作られたと言われています。
特に春から夏にかけては鮮やかな緑一色に染まり、絵に描いたような美しい山を眺めることができます。
2016年に発生した熊本地震の際、米塚に亀裂が入ってしまったことがニュースになりましたが、元々の見た目の美しさ故に惜しむ声が多くあってのことでしょう。亀裂というのはドライブ道から眺める分にはわかりづらく、緑鮮やかな美しさは今なお健在です。
名称:米塚
住所:〒869-2226 熊本県阿蘇市乙姫
公式・関連サイトURL:http://www.aso-geopark.jp/geosites/geosite04.html
4. 外輪山をドライブ!「ミルクロード」
阿蘇五岳の周囲128kmにも及ぶ外輪山の北東部の尾根を辿るミルクロードは、阿蘇五岳や外輪山を含め阿蘇山の壮大な景色を見渡しながらドライブが楽しめる道です。美しい景色を眺めながら、爽快に走れるツーリングコースとしても人気です。
広い牧草地の中を縫うように走るので、新緑の季節には目の前に鮮やかな緑が広がり、放牧された牛馬を見ることもできます。まさに大自然を体で感じながらのドライブが叶うスポットなのです。雲海を見られるので、雲海シーズンの早朝に訪れるのもおすすめです。
冬には路面凍結が起こりやすいためタイヤチェーンが必要になり、通行止めになる場合もあるため注意が必要です。
そして、ミルクロードのおすすめの展望スポット「かぶと岩展望所」をご紹介。ここはミルクロード沿いの展望所で、見晴らしがよくスカイスポーツも体験できます。ほかにも「阿蘇スカイライン展望所」も、ミルクロードの沿線に位置しており、雲海がとても綺麗に見えます。
名称:かぶと岩展望所
住所:〒869-2303 熊本県阿蘇市西小園
名称:阿蘇スカイライン展望所
住所:〒869-2304 熊本県阿蘇市西湯浦
5. 火山の恵み「阿蘇温泉郷」
阿蘇山周辺にある温泉を、総じて阿蘇温泉郷と呼びます。火山が起源の温泉のため湯量が多く、いたるところに泉質が異なる温泉があることが特徴です。
美しい田園風景を眺めながら温泉でゆっくりするのは、日中のアクティブな観光で疲れた体を癒すにはぴったり。
宿泊地としても、高級旅館からファミリー向けのリーズナブルな宿までバリエーションが豊富です。温泉の泉質や効能、露天風呂の有無などをチェックして、目的に合わせて宿を選んでみてください。もちろん日帰りで入湯できる所もたくさんあります。
6. 「中岳火口」まで行けるかは運次第
壮大に広がる阿蘇五岳の中で、白い噴煙をあげながら現在も盛んに活動を続けている中岳。阿蘇山麓の長閑で鮮やかな田園風景からは一転、火口付近は溶岩の露出したワイルドな景観が広がります。
2014年以降、阿蘇山火口付近は火山活動により一旦立ち入り禁止となりました。しかし現在では、火山ガスレベルの低い時期のみ、火口周辺まで行けるようになっています。いつ立ち入り規制が解除されるかわからないため、阿蘇山観光をした際に中岳火口周辺まで行けるのは、相当な強運の持ち主と言えるでしょう。
火口への立ち入り規制の情報は、「阿蘇火山火口規制情報」のサイトでチェックできます。
噴火警戒レベルが高く中岳に近づくこともできなかった方には、草千里にある「阿蘇火山博物館」がおすすめです。中岳火口をVRで体験できるアトラクションが公開されています。
◎熊本地震からの復興状況
ハイキング、ドライブ、ツーリング、温泉巡り・・・さまざまな魅力が満載の阿蘇山観光についてご紹介しました。
やはり阿蘇山の一番の魅力は、その雄大な自然と美しい景観。日本国内でも屈指のスケールの自然を肌で感じることができるでしょう。
そして最後にご紹介したいのが、「ラピュタの道」。
ご存じの方もいるかもしれませんが、ここはジブリの『天空の城ラピュタ』を想起させる、熊本でも有数の景観スポットでした。現在、そこは熊本地震の影響で通行止めとなっています。
しかしラピュタの道のように、地震による観光不能になったスポットも、徐々に以前の美しい姿を取り戻しています。災害に負けない雄大な自然を感じ、壮大なパワーをもらえる阿蘇山。是非一度訪れてみてください。
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