岐阜の金華山にそびえる岐阜城の魅力と周辺の観光スポットを解説!

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岐阜の金華山にそびえる岐阜城の魅力と周辺の観光スポットを解説!

「岐阜城」は岐阜観光で人気があるスポット。金華山の山頂にある織田信長ゆかりの名城です。今回は岐阜城の歴史や紅葉の時期、アクセス情報などについてまとめました。そして併せて観光したい岐阜城周辺のおすすめスポット情報にも触れているので、ぜひ参考にしてみてください。

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岐阜の金華山にそびえる岐阜城の魅力と周辺の観光スポットを解説!

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岐阜城の歴史|斎藤道三と織田信長の拠点

信長像と岐阜城

岐阜城は織田信長が天下統一の足場としたお城です。金華山(もとは稲葉山)の山頂に築城されたお城で、かつては稲葉山城や井口城とも呼ばれていました。

歴史は戦国時代にさかのぼり、”美濃のマムシ”という異名を持つ斎藤道三が美濃守護を追い払い入城します。以後、3代に渡り斎藤家の居城となったのです。永禄10年になると織田信長が斎藤龍興を破り入城。稲葉山を金華山、稲葉山城を岐阜城と改めました。「天下布武」の朱印は信長が岐阜城に入場したころから使用されています。

岐阜城天守からの眺め

出典: y.uemura / PIXTA(ピクスタ)

天正4年、織田信長は新たに安土城を築城。居を移したのを機に、嫡男の信忠が岐阜城主となりました。本能寺の変で信忠が自刃した後は、信長の三男である信雄が岐阜城主となり、文禄元年には信長の孫にあたる秀信が城主となります。しかし、関ケ原の戦いで豊臣軍率いる西軍が敗れ、やがて岐阜城は廃城となりました。

現在のお城は、昭和31年に再建されています。場内には斎藤家や織田信長に関する貴重な資料や武器、鎧などが展示され歴史博物館のような空間です。最上階の天守閣から見る景色は素晴らしく、岐阜公園をはじめ岐阜市一帯を見渡すことができます。

紅葉の時期・岐阜公園の見どころ

岐阜城と紅葉

「飛騨・美濃紅葉33選」に選ばれている岐阜城と岐阜公園は、秋になると美しい紅葉が見ごろを迎えます。気候により前後するものの、例年は11月中旬~下旬が紅葉の見ごろ。紅葉シーズンの土日は混雑するため、ゆっくり紅葉狩りをしたい場合は平日が狙い目です。園内にはたくさんの見どころがあるので、時間かけてゆっくり観ることをおすすめします。

まずは、岐阜城に向かう前の金華山の麓にある岐阜公園の紅葉です。錦に染まる金華山を見上げて紅葉を楽しみます。続いて、金華山ロープウェーに乗って美しく色づいた秋の野を渡っていきましょう。紅葉の絶景は息をのむ美しさで訪れる人を魅了します。

そしてロープウェーを下りたら、金華山リス村の可愛らしリスと一緒に紅葉狩りです。城周辺はしっかりと整備され植栽された紅葉が見ごろを迎えています。最後に岐阜城の天守閣から赤や黄色の紅葉が織りなす錦に染まった金華山の絶景を眺めてみてくださいね。

岐阜城の御朱印とスタンプ

登城の記念にお城の”印”をいただいて、名城のスタンプを集めている人が増えています。個性豊かなお城の御朱印がある中、岐阜城が発行している印が気になる人も多いでしょう。

岐阜城では通常版とプレミアムフライデー版の2種類の登城記念御朱印を発行しています。通常版には美濃和紙を使用。スタンプは織田家の家紋「織田木瓜(もっこう)」、織田信長の旗印「永楽通宝」、織田信長が岐阜城で宣言した「天下布武」が朱色で押印されます。

プレミアムフライデー版は、毎月の最終金曜日のみ販売されている金の御朱印です。文字が金色で、スタンプは「織田木瓜」が赤、斎藤道三の「二頭立波」が青紫、明智光秀の「桔梗紋」がライトブルーと、岐阜城ゆかりの武士の家紋が押印されます。

岐阜城では御朱印を「登城記念証」や「城御朱印」とも呼ばれていて、金華山ロープウェー山麓駅の売店で配布。書き置きタイプではあるものの、日付も入りおすすめですよ。岐阜城を訪れたら、記念に御朱印をいただいてみましょう。

岐阜城のアクセスと駐車場

岐阜駅前の風景(2018年12月 齊藤撮影)

■ バスの場合

岐阜駅からはバスの利用が便利です。名鉄岐阜駅なら4番乗り場から岐阜公園・長良橋方面行きに乗車。JR岐阜駅なら中央北口にある12,13番乗り場から、市内ループ線左回りに乗車します。どちらのバスも「岐阜公園歴史博物館前」停留所で下車して、ロープウェー乗り場に向かってください。バスの所要時間は約15分、停留所からロープウェー乗り場まで徒歩約6分、山頂駅からは徒歩約8分程度です。

■ 車の場合

東海北陸自動車道・岐阜各務原I.Cから金華山トンネル方面へ向かってください。所要時間は約20分です。お城までは車で行けないため、金華山トンネルを超えた先の駐車場に止め、ロープウェーを利用しましょう。

最寄りの駐車場は有料の「岐阜公園場外駐車場」ですが、休日のお昼や紅葉シーズンは混雑します。混雑を避けるなら岐阜公園まで徒歩10分の有料駐車場「岐阜公園第2駐車場」がおすすめです。未舗装の「岐阜公園第3駐車場」は無料ですが、岐阜公園までは徒歩20分程度かかります。また、鵜飼シーズンなどのイベント時も混雑が見込まれるので注意が必要です。

岐阜城周辺の観光スポット

岐阜城観光に併せて訪れたい周辺のおすすめ観光スポットを3つ紹介します。

■ 金華山リス村

岐阜城を訪れたら、金華山のアイドル・リスたちにも会いに行きましょう。ロープウェー山頂駅の横にある「金華山リス村」では、直接リスたちと触れ合える人気観光スポットです。約100坪もあるオープンゲージ内にいるリスたちはお利口さんなので、間近でエサやりすることもできます。

実は金華山にはリスが数多く生息しているのです。これは昭和11年に岐阜公園で開催された「躍進日本大博覧会」から逃げ出したタイワンリスが野生化したもの。野生化したリスを捕獲と調教し、昭和40年に日本初のリス園としてオープンしたのが、この金華山リス園です。

■ 岐阜公園

岐阜公園入口(2018年12月 齊藤撮影)

岐阜県民の癒しスポット「岐阜公園」は、岐阜城を訪れたら立ち寄って欲しいおすすめの観光スポットです。緑豊かな公園は四季折々の表情を見せ、春には桜、秋には紅葉が訪れる人を迎えます。正門には馬に跨る若き織田信長の像があるので、岐阜の歴史を感じられるでしょう。

岐阜公園は1992年に「都市景観100選」に選ばれ、2006年には「日本の歴史公園100選」にも選ばれています。信長の庭や信長居館跡、冠木門や信長楽市などの見どころも豊富です。三重塔や御手洗池の滝、明治天皇や板垣退助の銅像なども必見ですよ。

■ 名和(なわ)昆虫博物館

「名和昆虫博物館」は岐阜公園内にある日本有数の昆虫博物館。明治・大正時代に活躍した研究者・名和靖によって、明治29年に設立された歴史ある観光スポットです。名和靖はギフチョウを発見した昆虫研究家で、昆虫全般そして農作物の害虫駆除の啓蒙活動も行っていました。

珍しい昆虫がいっぱいの博物館で、建物は大正8年に完成した西洋建築です。国の登録有形文化材にも指定された文化的価値のある建物も見どころとなっています。

岐阜城周辺のランチスポット

多くの観光客で賑わう岐阜城の周辺には、おすすめランチスポットも数多く集まっています。絶品の釜飯ランチで有名な「創作料理 信長」や、野菜たっぷりの料理が嬉しいオシャレカフェの「h.u.g-flower」、リーズナブルに本格フレンチを楽しめる「ラ・スタシオン」など、足を運びたい人気店ばかりです。岐阜城観光と併せて美味しいランチも堪能してみてくださいね。

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