大須観音界隈を観光&大須商店街で食べ歩き|名古屋の活気を体感しよう!

画像出典:Bariston (CC BY-SA 4.0)

大須観音界隈を観光&大須商店街で食べ歩き|名古屋の活気を体感しよう!

名古屋といえば「大須観音」や、美味しいグルメが盛りだくさんの「大須商店街」で食べ歩きを楽しみにしている方も多いでしょう。今回は大須観音周辺で楽しめるおすすめスポットやイベント、大須商店街にある食べ歩きにぴったりな絶品スイーツをいくつかピックアップしてご紹介します。ぜひ名古屋に旅行に行かれる皆さんは、旅の参考にしてみてはいかがでしょうか。

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大須観音界隈を観光&大須商店街で食べ歩き|名古屋の活気を体感しよう!

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大須の観音さん。実は真言宗智山派別格本山「北野山宝生院」

出典: ka2n (CC BY 2.0)

日本三大観音(津・大須・浅草)の1つとして有名な大須観音ですが、実は真言宗智山派の別格本山である「北野山宝生院」が宗教法人としての公称です。境内には金色に輝く「聖観音(しょうかんのん)」という本尊があり、大須観音のシンボルになっています。

また日本の七福神の1つとされる、大きな袋を背負った太鼓腹のふくよかな僧侶「布袋像」も安置しています。ほかにも境内には「古事記」の最古と言われる写本など数々の貴重書が多数置かれている真福寺文庫もあり、知る人ぞ知る観光名所となっています。

14世紀頃に能信上人が密法を伝えるために、美濃の国(岐阜県)に一寺を建立したことが宝生院のきっかけとされています。名古屋市中区大須を代表とする大須観音には、こうした歴史が刻まれているのでぜひ参考にしながら楽しんでみてください。

「仁王門」をくぐって「本堂」へご参拝

本堂に行く前に「仁王門」をくぐって参拝します。大須観音の仁王門には、2体の仁王像が奉安されていて、悪いものから山内を守っています。

向かって右側に奉安されている仁王像は、左手を広げながら口を大きく開いた「阿形(あぎょう)」です。そして左側に奉安されているのが「吽形(うんぎょう)」です。吽形は口を閉じていて、阿形とは反対に右手を大きく広げています。阿形・吽形共に「天衣(てんね)」と呼ばれる天のはごろもを身にまとい、「瓔珞(ようらく)」などのきらびやかな装飾品を身に着けています。

まずは阿形から参拝していきましょう。右手には金綱杵棒(こんごうきねぼう)と呼ばれる、金の棒を持った姿をしています。対して吽形は風をうけて翻る天衣が、躍動感があり今にも動き出しそうです。阿形と吽形の2つの仁王像が奉安された仁王門をくぐって本堂へ参拝しましょう。

本堂には、御本尊・聖観音をお奉りする「大悲殿」などがあります。

商店街のシンボル、巨大な「大須まねき猫」

大須まねき猫は東仁王門通りの「ふれあい広場」にある、高さなんと2.2mという巨大なまねき猫です。実はこの商店街のまねき猫はからくり時計になっています。1日に6回、決まった時間になると、男の子と女の子のからくり人形が大須の案内をしてくれます。

タイミングが合いにくいので、もし見られた方はとってもラッキーです!2人の可愛らしいからくり人形が「知りたい場所のボタンを押してね」、と言ったら、行きたい場所のボタンを押してみてください。押さずにいると「残念でした。今度はちゃんと押してね」と言うので、ぜひタイミングが合えばボタンを押してみましょう。

ふれあい広場の目立つ場所にあるので、待ち合わせ場所としても最適。特に初めて行くという方は、ここで待ち合わせをすれば迷うこともないのででおすすめです。

世界コスプレサミットも開催!「大須夏祭り」で盛り上がろう

大須商店街は、東京・秋葉原や大阪・日本橋に並ぶオタクの街としても有名です。大須には様々なアニメやゲームを販売するショップが点在しています。※画像はイメージ

特にその存在感をいっそう強めたのが、2003年に始まった「世界コスプレサミット」。日本のアニメや漫画に出てくるキャラクターの衣装を身にまとい、キャラクターになりきってコスプレを楽しむコスプレイヤー達が、日本国内はもちろん世界中から夏の大須に集結します。

彼らは、厳しい予選を勝ち抜いてきたコスプレイヤーの強豪達です。2007年には国土交通省が開催する「ビジッド・ジャパン・キャンペーン」の一環として認められた、海外でも関心の高いイベントです。

市民のための市民による「大須大道町人祭」を間近で楽しむ

大須大道町人祭の見世物小屋

出典: asante / PIXTA(ピクスタ)

大須大道町人祭とは、「名古屋まつり」に対抗して始まった、市民のための市民による大須を代表する大きなお祭りです。

昭和53年、大須の町は戦後の都市計画から外れて、廃れかけていました。そこで、かつての賑わいのある楽しい大須に取り戻すため、市民や街の人々が立ち上がります。それにより1978年10月14、15日の2日間にわたり、第1回大須大道町人祭が開催されたのが始まりです。

それから30年経った今では、大道芸や金粉ショーが行われたり、お祭りのシンボルである「おいらん道中」では、一般公募で選ばれた女性達が、華やかな着物を着たりおいらんに粉して大須の街中を練り歩きます。

こうして大須は、時代とともに様々な変化を繰り返しながら、現在の賑やかな大須に生まれ変わりました。毎年沢山の観光客が訪れる、市民のための市民による大須大道町人祭をぜひ間近で楽しんでみてください。

多彩なグルメでお腹いっぱい!大須商店街で食べ歩き

大須商店街は、なんと9つの商店街が合わさってできており、国内ではもちろん外国人の観光客も訪れる人気スポットになっています。

中でもちょっと小腹が空いたなという時におすすめなのが、大須名物の「揚げまん棒」です。丸いアメリカンドッグのような形をしたお饅頭を揚げたもので、1本200円というリーズナブルなプライスとなっています。口の周りが汚れないので、食べ歩きにぴったりの人気商品なんですよ!

また、SNS映えするカラフルな組み合わせの、とっても可愛いロールアイスも人気。注文後すぐに、コールドプレートの上の2色のアイスを1つずつくるくる巻いてトッピングしたものです。見た目の可愛さから、女性客やSNS映えするグルメを堪能したい方が店を賑わせています。

他にも、アツアツな台湾の焼き小籠包が味わえる「包包亭(パオパオテイ)」などがあります。ぜひ食べ歩きを楽しんでみてください。

大須は名古屋の秋葉原

大須商店街にはメイドカフェなど、沢山のサブカルチャー関連の店があります。※画像はイメージ

漫画を読んだり描いたり楽しめる、新スタイルの喫茶店の「漫画空間」もオープンしています。漫画の執筆講座や定期的にイベントも開催しているので、漫画家になりたい方や漫画に興味がある方は、一度立ち寄ってみてください。

マニアには堪らない、国内アニメの人気フィギュアが飾られている「ボークス」には、安くてすぐに手に入るお買い得なものから、激レア商品といわれる様々なフィギュアが所狭しと並べられています。フィギュア好きなら、見ているだけでも嬉しくなってしまう素敵な商品が目白押しです。

大須でおすすめのお店・カフェ

大須商店街でほっと一息つきたい時は、昭和レトロ感が漂うアットホームな喫茶店「モカ」がおすすめです。ブレンドコーヒーもマイルドで、柔らかい白パンとよく合います。おしゃれなお店をお探しの方、朝の一時をゆっくりとした雰囲気のカフェで過ごしたい方におすすめです。

また、一度食べたら病みつきになる「赤福茶屋」では、抹茶がかかった氷とその下にある赤い赤福を楽しめます。喉が渇いた時や、冷たいものを食べたい方におすすめです。

大須周辺の駐車場情報

大須観音まで徒歩5分の距離にある「APパーク大須」は、24時間利用可能で全日8:00~20:00までは30分100円、20:00~8:00は60分100円、24時間以内の最大料金が1000円という制限が設けられており、長時間の利用を考えている方にピッタリです。大須商店街での食べ歩きや、ちょっとぶらりとしたい方にもおすすめです。

※​記事に記載している価格は2020年2月現在のものです

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