名称:四谷の千枚田展望台
住所: 愛知県新城市四谷
【愛知県新城市】四谷の千枚田の観光情報|『日本の棚田100選』の絶景に癒されよう
四谷の千枚田は標高883mにもなる鞍掛山を水源とする石垣作りの棚田です。透き通った湧き水によって輝く棚田は絶景という言葉がぴったり。ただ、日本でメジャーな観光地というより、少しマイナーな観光地かもしれません。四谷の千枚田には、農家の方々が守ってきた美しい棚田を眺めるために観光客が訪れるのですが、まだまだ大人気スポットと言えるわけではありません。
しかし、だからこそこれから話題沸騰になる前に見ておくべき!日本の棚田100選にも選出されるほどの景色が眺められるおすすめの場所です。
今回は四谷の千枚田の観光情報をご紹介します。
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【愛知県新城市】四谷の千枚田の観光情報|『日本の棚田100選』の絶景に癒されよう
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約80段・420枚もの棚田はこうしてできた
夏に向け春の新田も再配布
— りょくぞー @ISF12【F21】 (@NeziAlfa) April 5, 2020
「四谷千枚田」はその名の通りちゃんと千枚以上存在する全国的にも大規模な棚田です
のんのんびよりを彷彿させる東三河弁の看板が所々に設置され、実際に農作業でも使われる道を歩いて頂上から見る絶景にはこの土地を守ってきた人々の途方もないたくましさに圧倒されます pic.twitter.com/as5gsavSQ6
始まりは鞍掛山の斜面に広がる山間集落。四谷の千枚田は約400年前に開墾され、農家の方たちの力で棚田が作られました。最盛期には1296枚の棚田があったと言われており、その名残は現代でも感じられます。
汗と涙の結晶で作られた偉大な財産を守り続けていくため、現在でも環境保全活動や文化保全活動が進められているのだとか。日本伝統の農業はもちろん、日本古来の自然も守っていくための活動が近年注目され、より多くの人に知られるようになっています。
四谷の千枚田のような景色は日本だけではなく、中国やインドネシアなどアジアで見られることも多いですが、日本だからこその風景でもあります。特に四谷の千枚田は日本人特有の勤勉で真面目な性格が表れている造りとなっており、その精密な配置は思わずアートのようにも見えます。
水が張った数十数千という棚田は太陽の光を反射し、無数の鏡のようになります。その光景はまさに奇跡の絶景。遥か昔から繋いできた日本有数の絶景を見るなら、今がチャンスです。というのも、近年は農家の方の数が減少してきて、引退してしまう人も増えているためです。もしかしたら数十年後には、この景色が見られなくなっているかもしれません。
鞍掛山の標高220~420mの間に広がる棚田の絶景
鞍掛山は標高883mの山ですが、棚田はその標高の中でも220~420mの間に広がっています。山の斜面に作られた棚田は、まるでステンドグラスのよう。晴れた日には美しい乱反射によって煌びやかな山間の風景をより幻想的なものにしてくれます。逆に雨の日でも日本らしいわびさびを感じられる風景となります。
四谷の千枚田は近年、絶景愛好家の中で知られるようになり、数々の写真家も訪れている絶景スポットです。鞍掛山が持つ雄大な自然はもちろんなのですが、そこに人間が作った文化が共存している姿は、まさに奇跡とも言えるかも知れません。
人によっては四谷の千枚田の絶景を眺めて、どこか懐かしくなる人もいるようです。確かに見たこともないような景色なのに、どこか日本人の心に響く絶景と言えます。これは知る人ぞ知る絶景。死ぬまでに一度は見ておきたい絶景なのではないでしょうか?
四谷の千枚田の見ごろはいつ?
四谷の千枚田は絶景中の絶景なのですが、四季折々見せてくれる絶景も違ってきます。ここからはそんな時期ごとの見どころを紹介するので、ぜひ訪れたいと思っている方は参考にしてみてくださいね。
5月:田植えの頃
『四谷の千枚田』に行ってきました。
— バイクワールド岐阜店 (@BIKEWORLD_GIFU) June 7, 2019
田植えが終わったばかりのようで、規則正しく並んだ稲の足元を、オタマジャクシが泳いでました。
夏もいよいよですね。 pic.twitter.com/073z92wON2
この時期は田んぼに無数の稲が植えられ、生命力に溢れる光景となります。田植えの前も美しいのですが、田植えの後が特におすすめです。幻想的な水鏡の反射は見づらくなるかもしれませんが、逆に稲が天まで伸びようとする姿に力をもらえること間違いなしです。
8月上旬:黄金色に輝く実りの頃
稲が実る頃には黄金色に田んぼが輝き、その美しさは黄金そのものにも匹敵します。風に揺られて光の粒子を充満させる稲には、思わず見とれてしまうのではないでしょうか。どんな宝石や貴金属よりも美しい世界が広がっています。特に夕暮れに合わせて訪れると、そこはまるで天国なのかと錯覚してしまうほどの絶景が広がるはずです。
秋:はざ干しの頃
伝統的な「はざ干し(はざ掛け)」の頃に訪れるのも良いかもしれませんね。四谷の千枚田では古くから稲作を行っているため、はざ干しの頃になると乾燥させるために干された無数の稲を見ることができます。日本の伝統を感じることができるだけではなく、優しく慎ましい生活の片鱗を眺めることができ、思わず心がほっとするのではないでしょうか?
秋:彼岸花が咲く頃
四谷の千枚田には彼岸花が咲きます。この時期には彼岸花の赤と草木の緑、田んぼの青が混然一体となり、とても美しい光景になります。他の地域では見ることのできない幻想的な美しさは、四谷の千枚田ならではのものでしょう。
冬:雪が降る頃
雪が降る頃に四谷の千枚田を訪れるのもおすすめです。棚田に降り積もった雪が辺り一面を白く染め、そこは夏とは一変して美しい冬の絶景に変わります。標高が高くて寒いので見れる人は限られるかもしれませんが、できれば雪の時期にも訪れたいですね。
写真の「四谷の千枚田」は展望台から
四谷の千枚田には展望台もあります。上から下まで伸びる棚田を眺めることができます。だだ、四谷の千枚田は決して道が広いとは言えないので、無理だけはしないようにしましょう。
むしろ四谷の千枚田はどこから見ても絶景が広がっているため、自分だけの絶景スポットを探すのも楽しみのひとつです。
お田植え感謝の夕べ「みんなで灯そう千枚田」に参加しよう
昨日の四谷の千枚田「灯そう千枚田」
— 箸休め (@fireworksviewer) June 5, 2016
ホタルもいました! pic.twitter.com/DYypCrhkb9
四谷の千枚田では定期的にイベントが開催されているのですが、その中でも特におすすめなのが、お田植え感謝の夕べ「みんなで灯そう千枚田」です。このイベントはホタルが舞い始める初夏に開催されており、多くの方が楽しみにしています。
過去には観光客を含め300名以上が訪れた事もあり、ロウソクの光が浮かび上がる幻想的な棚田に酔いしれます。花火が打ち上げられることもあるため、夏の風物詩としてもおすすめです。
原田氏宅裏山で絶滅危惧種のクマガイソウとエビネを見学
新聞でも取り上げられた原田氏の裏山には、絶滅危惧種であるクマガイソウが約500株、エビネが約300株ほどが自生しています。開花は5月頃です。100年以上前から自生している歴史ある植物の世界は、見る人たちの心に自然の美しさを伝えてくれるでしょう。
山道もあるため、新鮮な空気と森林浴を満喫しながら観光するのがおすすめです。のんびりと観光していると時間があっという間に過ぎてしまうので、プランを立てるといいですね。
四谷の千枚田のアクセス・駐車場・トイレ情報
アクセスは新東名高速道路の新城ICから車で約30分の他、浜松いなさICから車で約40分となっています。東名高速道路の豊川ICからであれば約60分、三遠南信自動車道の鳳来峡ICからなら約40分ほどです。
駐車場は約20台ほどあり、ゆったりと止められるので安心ですね。また、トイレも完備されているので、老若男女誰でも安心だと思います。ただ、バリアフリーではないので注意してください。
◎JA農業祭で「四谷のハザかけ米」をゲット!
出典: Nishihama/shutterstock.com ※画像はイメージ
四谷の千枚田のJA農業祭では、四谷のハザかけ米が販売されます。歴史ある田んぼで作られた米はとても新鮮でふっくらしていて美味しいので、ぜひ機会があれば食べてみてはいかがでしょうか?
名称:四谷の千枚田
住所:〒441-1942 愛知県新城市四谷230
公式・関連サイトURL:https://www.aichi-now.jp/spots/detail/49/
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