千葉県のご当地グルメ7選!

千葉県のご当地グルメ7選!

太平洋と東京湾に囲まれ、新鮮で美味しい海の幸が多く獲れる千葉県。「漁師飯」と呼ばれる豪快かつ繊細な郷土料理や、さまざまな魚介類を活かした海鮮料理はどれも絶品です。他にもB-1グランプリで好評を博す勝浦タンタンメンなど、千葉県のご当地グルメをご紹介します!

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千葉県のご当地グルメ7選!

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◎千葉県の食文化について

千葉県の食文化について

三方を海に囲まれた千葉県では、おいしい海の幸がたくさん獲れます。
特にイワシ類の水揚げ量は全国1位、他にも伊勢海老やカツオ、サンマ、アワビやサザエなど様々な魚介類が獲れることが千葉県の良さです。
そのため千葉県ではイワシや伊勢海老を使った料理、あるいは伝統的な漁師飯であるなめろうなど新鮮な海の幸を使ったご当地グルメがたくさんあります。

また千葉県では、海の幸だけでなくサツマイモや里芋、落花生などの栽培が盛んなことも特徴です。
豊かな海の幸、山の幸に恵まれた千葉県では、地元で獲れる食材を活かしたご当地グルメが育まれています。

1. 勝浦タンタンメン

勝浦タンタンメン

千葉県の漁師町、勝浦市を代表するご当地グルメが勝浦タンタンメンです。
通称「勝タン」と呼ばれ、勝浦市には勝浦タンタンメンを提供する飲食店が多数営業しています。

勝浦タンタンメンの特徴は、一般的なタンタンメンで使用されているはずのゴマダレが全く入っていないことです。
ゴマダレの代わりに醤油とラー油が使われており、真っ赤なスープが特徴’の勝浦タンタンメンは体が温まるため漁師町のソウルフードとして定着しています。

おすすめポイント!

拉麺を茹でている画像

勝浦市内には、勝浦タンタンメンをメニューとして提供する飲食店が30〜40店舗以上営業しています。
スープのベースには醤油を使うのが基本ですが、お店によっては味噌を使う場合もあり様々です。

具材や辛さにも各お店の特色が存分に表れているので、自分好みの勝浦タンタンメンを探して食べ歩きをしてみることもおすすめですよ。

2. なめろう

なめろう

なめろうは、千葉県の房総半島に伝わる郷土料理です。
古くは漁師が船の上で調理をしたのが始まりとなる、漁師飯の1つとなります。

アジに味噌やネギ、生姜のみじん切りをまぜ、粘りが出るまで叩いた料理がなめろうです。
また材料にはアジを使うのが定番ですが、アジの代わりにサンマやカツオ、イカなどを使用する場合もあります。

おすすめポイント!

漁をする漁師

「皿をなめるほどおいしい」ということが名前の由来とされるなめろう。
もともとは漁師が船上で作っていた漁師飯ですが、現在では一般家庭や飲食店などでもなめろうが作られるようになっています。

そのため調理方法にも様々なアレンジがなされ、従来の粘りが出るまで叩いたものだけでなく、粗めに叩いた普通のたたきに近いなめろうも登場しています。
お酒との愛称は抜群です!

3. さんが焼き

さんが焼き

さんが焼きは、南房総で生まれた漁師飯の1つです。
同じく房総で生まれた漁師飯であるなめろうを大葉で巻いたり、ホタテやアワビの貝殻に詰めたりして焼き上げた料理がさんが焼きとなります。

漁師飯として親しまれてきたなめろうですが、なめろうは生魚から作られるため傷みやすいという問題点がありました。
そこで漁師が山へ仕事に行くとき、余ったなめろうを山小屋で焼いたり、蒸したりしたことがさんが焼きの始まりです。

おすすめポイント!

調理する主婦

さんが焼きは、一言で表すとなめろうを焼き上げた料理です。
現在では一般家庭や飲食店でもさんが焼きが振る舞われていますが、おいしく作るためにはコツがあります。
それはなめろうを作る際に、粘り気が出るまで十分に叩くことです。
十分に粘りが出たなめろうを使ってさんが焼きを作ることで、ふんわりとした焼き上がりになります。

4. イワシ料理

千葉県九十九里の郷土料理のイワシのごま漬け

イワシ類の水揚げ量日本一を誇る千葉県ですが、中でもイワシ漁の拠点とされるのが九十九里浜町です。
九十九里浜町には町役場の通りにイワシのモニュメントが飾られており、また新鮮なイワシ料理を振る舞ってくれる飲食店が立ち並んでいます。

他にも九十九里浜町の東部に位置する銚子港は、日本一のイワシの水揚げ港として知られています。
特に6〜7月の梅雨の時期に銚子港で水揚げされるマイワシは「入梅イワシ」と呼ばれ、脂乗りがよく絶品です。

おすすめポイント!

イワシ料理

イワシ漁が盛んな千葉県では新鮮なイワシを楽しめるだけでなく、地域に伝わる様々なイワシ料理を味わうことができることも特徴です。

地域に伝わるイワシのゴマ漬け、イワシ丼や天ぷらなどのアレンジ料理や、また漁港から近い九十九里浜町などの地域では新鮮なイワシの刺身も楽しめます。
千葉県内にはイワシ料理を売りにした飲食店が多数存在しているため、こだわりのイワシグルメは必見です。

5. 伊勢海老料理(外房)

伊勢海老のお造り

伊勢海老といえば三重県の伊勢が有名ですが、実は千葉県も日本有数の伊勢海老の産地なんです。
特に千葉県の南部、外房で獲れる伊勢海老は「外房イセエビ」と呼ばれ、色やツヤ、サイズのどれをとっても評判が高いです。

もちろん外房イセエビは味も良く、濃厚な甘さとプリッとした身は絶品。
外房ではお造り、フライ、サラダ、汁物など外房イセエビを使った様々な料理を味わうことができます。

おすすめポイント!

焼き伊勢海老と新鮮な大きなあわび

千葉県南部にある御宿町では、毎年9月・10月に「おんじゅく伊勢えび祭り」が開催されます。
期間中は協賛店において伊勢海老を使ったオリジナルメニューをいただくことができ、また土日祝日には伊勢海老の直売も行われています。
さらにイベント日には伊勢海老汁の無料配布、伊勢海老のつかみ取りなどのイベントが目白押し、伊勢海老をこれでもかというほど堪能できるお祭りです。
評判の高い外房イセエビをリーズナブルに楽しめる機会なので、ぜひ参加してみてください。

6. おらが丼

千葉県・房総半島に位置する鴨川市は、海や山に囲まれた自然豊かに地域です。
そんな鴨川市を代表するご当地グルメが「おらが丼」になります。

おらがとは鴨川市の方言で「我が家」を意味し、おらが丼とは「我が家(店)自慢のどんぶり」を表します。
お肉や野菜、魚介類など地元で獲れる新鮮な食材を使用した、ここでしか味わえないおらが丼をぜひご賞味ください。

おすすめポイント!

千葉県鴨川の海

おらが丼とは、鴨川市で獲れた食材を使用して作った丼ぶり料理のことです。
なのでおらが丼には決まった作り方や名称などもなく、それぞれの飲食店が工夫を凝らし、オリジナリティーを発揮したネーミングや味付けの"おらが丼"を提供しています。
お店によって海の幸をメインにしたおらが丼や、あるいは和牛を使用したおらが丼など特徴は十人十色です。

7. 竹岡ラーメン

竹岡ラーメン

千葉県南部、君津地域に位置する富津市。
ここ富津市にある、小さな漁港の町で人気のご当地グルメが竹岡ラーメンです。

竹岡ラーメン最大の特徴は、そのスープの作り方にあります。
スープは、チャーシューを煮込んだ醤油ダレに麺のゆで汁を入れるだけ。
迫力満点の真っ黒なスープは、シンプルかつしっかりとした味わいを楽しめます。

おすすめポイント!

厨房

竹岡ラーメンは黒々としたスープが目を引きますが、特徴はそれだけではありません。
麺にはコシが良い生麺ではなく乾麺を使用し、また具材には角切りの玉ねぎを入れるのが一般的な竹岡ラーメンです。
まさにラーメン界の常識を覆すかのような竹岡ラーメンですが、その独自性に惹かれ全国各地からラーメン好きが竹岡ラーメンを食べるために富津市へ訪れています。

まとめ

千葉県には、地元の食材をふんだんに生かしたご当地グルメがたくさん存在しています。
まず多くの方が思い浮かべるのはなめろうなど魚介類を使ったグルメだと思いますが、ほかにも勝浦タンタンメン、竹岡ラーメンなど麺類が豊富なことも千葉県のご当地グルメの特徴。
魅力的な食材と先人たちの知恵によって生まれた千葉県のご当地グルメは、どれもおいしいものばかりですよ。

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