■地域
青森県/下北半島・大間・恐山
■旬
8月〜12月
日本全国でも漁業の水揚げ高・農業の産出額がトップクラスの青森県。誰もが知る「大間のマグロ」を贅沢につかったマグロ丼をはじめ、青森ならではの美味しい食材を活かしたソウルフード、さらにはインパクトと個性が光る大人気のB級グルメも含めてご紹介します!
青森県の食文化について
本州最北端に位置する青森県は三方を海に囲まれ、また世界遺産にも登録されている白神山地が連なる自然豊かな地域です。
農業の産出額や漁業の水揚げ高は全国でもトップクラスであり、農業ではリンゴやニンニク、漁業では大間のマグロやイカなど様々な名産があります。
そんな青森県では地元の食材を使った料理はもちろん、独自性が光るB級グルメなど名物となるご当地グルメがたくさんあります。
マグロ丼(大間)
本州最北端の地、下北半島に位置する青森県大間町。
漁業が盛んなここ大間町にて、全国的に有名なのが大間のマグロです。
大間のマグロは「黒いダイヤ」とも呼ばれ、市場では数千万円の値がつくこともある高級ブランドになります。
そんな大間のマグロの切り身を豪快にご飯の上に乗せたマグロ丼は、まさに贅沢かつ大満足できる一品です。
おすすめポイント!
大間のマグロについて有名なのが、「一本釣り」と呼ばれる漁法です。
釣り針の先に餌をつけてマグロが食いつくのを待ち、引っかかったら釣り糸を手繰り寄せて釣り上げる方法となります。
一本釣りは網で捕獲するよりもマグロに傷がつかず、またマグロが弱る前に血抜きなどの作業ができます。
そのため新鮮な状態でマグロの出荷が可能になることが大きなメリットです。
味噌カレー牛乳ラーメン
カップ麺の購入金額は全国1位、外食をする際にもラーメン屋に行く方が多いなど、ラーメン好きとして知られる青森県。
そんな青森県で生まれた、ちょっぴり珍しいご当地グルメが味噌カレー牛乳ラーメンです。
味噌カレー牛乳ラーメンは、そのインパクトのある名称から「本当においしいの?」と疑問に思う方が多くいらっしゃいます。
しかし実際に食べてみると、ベースとなる味噌ラーメンにカレーの風味、牛乳のまろやかさが加わることで、まとまりのあるバランスの良い味わいを楽しめます。
おすすめポイント!
味噌カレー牛乳ラーメンが開発されたのは、青森に出店した札幌ラーメンのお店でした。
昭和の中頃、お店に訪れていたお客さんのアイデアから生まれ発展してきた味噌カレー牛乳ラーメンは、青森市民のソウルフードとなっています。
また味噌カレー牛乳ラーメンはカップ麺にもなっており、お土産として購入できるので家庭でも手軽に味わうことが可能です。
■地域
青森県/下北半島・大間・恐山・青森市周辺・津軽・八戸・弘前・十和田・奥入瀬・白神山地
■旬
通年
いちご煮
青森県八戸市に伝わるご当地グルメがいちご煮です。
いちご煮とは、八戸市の三陸海岸周辺で獲れるウニやアワビを使ったお吸い物になります。
ウニやアワビを出汁で煮立てた後に、塩・醤油で味付けをしただけのいたってシンプルな料理です。
しかし具材の旨味が染み出したいちご煮には深い味わいがあり、地元では祝い事やハレの日に食されています。
おすすめポイント!
いちご煮は、実際にイチゴが使用されている訳ではありません。
一見不思議に思うかもしれませんが、"いちご煮"の名称は料理の見た目から名付けられました。
乳白色のスープに沈むウニが、まるで野イチゴのようにも見えることから、この名前が付けられたようです。
いちご煮は八戸市内にある旅館や料亭で食べられる他、缶詰などがお手頃な価格で販売されています。
お土産を選ぶ際はぜひいちご煮を購入し、ご賞味ください。
■地域
青森県/八戸
■旬
通年
じゃっぱ汁
じゃっぱ汁は、冬を代表する青森県のご当地グルメです。
「じゃっぱ」とは、津軽弁で魚のアラを意味します。
その名前のとおりじゃっぱ汁は魚のアラを使った汁物料理になり、タラや鮭などの魚介類から出た濃厚な出汁の旨味やコクを存分に味わうことができます。
また冬の寒さが厳しい青森県ですが、じゃっぱ汁は身も心も温めてくれる料理として人気です。
じゃっぱ汁は青森県内にある飲食店のメニューとして食べられるだけでなく、一般家庭でも作られています。
おすすめポイント!
じゃっぱ汁は魚の身だけでなく、骨や肝まで余すところなく使用します。
また大根やニンジン、ネギなど様々な種類の野菜を使うことも特徴です。
そのためただおいしいだけでなく、魚に含まれるタンパク質やカルシウム、野菜に含まれるビタミンなど栄養もたっぷりと摂ることができます。
■地域
青森県/下北半島・大間・恐山・青森市周辺・津軽・八戸・弘前・十和田・奥入瀬・白神山地
■旬
通年
黒石やきそば
黒石やきそばは、名前のとおり青森県黒石市で生まれたご当地グルメとなります。
黒石市を代表するB級グルメとして有名であり、もちもちとした食感の平たい太麺が特徴的です。
また黒石やきそばには、スープ入りの「つゆ焼きそば」もあります。
ソースの濃厚さがスープに中和され、どこか懐かしさを感じる味わい。
焼きそばにつゆという独自の組み合わせは想像以上にマッチしており、新しいジャンルの焼きそばとして注目を集めています。
おすすめポイント!
青森県黒石市は、約70件もの焼きそば屋がある「焼きそばの町」として知られています。
特につゆ焼きそばには各店のこだわりが表れていて、大きくそばつゆをベースにしたものとラーメンのスープをベースにしたものの2種類に分かれます。
いくつかのお店を食べ歩いてみて、スープによるつゆ焼きそばの違いを比べてみるのも楽しいかもしれません。
■地域
青森県/弘前・黒石
■旬
通年
いがめんち
桜の名所として有名な弘前公園がある、青森県弘前市。
ここ弘前市を中心に親しまれているご当地グルメが、いがめんちです。
「いが」とは、津軽弁で「イカ」を表す言葉。
つまりいがめんちは、包丁でたたいたイカの足と季節の野菜などを混ぜて作ったメンチカツのことになります。
イカの足のコリコリとした食感や旨味は、まさに絶品です。
おすすめポイント!
いがめんちは家庭料理として、一般家庭でも食べられてきました。
しかし近年ではいがめんちを作る家庭が少なくなってきたことを受け、いがめんちの食文化を普及することを目的とした「弘前いがめんち食べる会」が発足されています。
またいがめんちは、弘前市内になる飲食店でも食べることも可能です。
■地域
青森県/下北半島・大間・恐山・青森市周辺・津軽・八戸・弘前・十和田・奥入瀬・白神山地
■旬
通年
津軽そば
青森県の西部、津軽地方に江戸時代から伝わるグルメが津軽そばです。
津軽そばに見られる大きな特徴は、つなぎとして大豆が使われていることにあります。
米が貴重な江戸時代、栄養の偏りを防ぐためタンパク質が豊富な大豆を使う津軽そばが生まれました。
そばの風味と大豆のほのかな甘みが漂う津軽そばは、津軽地方の歴史を感じるご当地グルメです。
おすすめポイント!
津軽そばは、もともと食べ物が少ない時代に生まれたグルメです。
それが近年になって食生活が豊かになり、また製法には手間ひまがかかるため一度廃れてしまったことがあります。
しかし青森県弘前市内にある老舗日本料理店『野の庵(ののあん)を中心に「幻の津軽そば研究会」が発足され、津軽そばは見事現代に復活しました。
■地域
青森県/下北半島・大間・恐山・青森市周辺・津軽・八戸・弘前・十和田・奥入瀬・白神山地
■旬
通年
まとめ
青森県のご当地グルメにはマグロ丼やいちご煮、いがめんちなど地元で獲れる海産物を使った料理が様々あります。
しかしそれ以外にも、味噌カレー牛乳ラーメンや黒石つゆ焼きそばなど、全国的に見ても珍しい組み合わせのB級グルメがたくさんあることも青森県の特徴です。
近年ではB-1グランプリでも常連となっている青森県のご当地グルメの数々を、ぜひご賞味ください。
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