秋田県のご当地グルメ7選!

秋田県のご当地グルメ7選!

雪国ならではの美味しい鍋料理が盛んな秋田県。素朴な味の中にも上品さと旨みの存在感を併せ持つのが「秋田グルメ」の特徴です。きりたんぽやしょっつる鍋といった秋田県の王道郷土料理を筆頭に、秋田県のオススメご当地グルメをご紹介します!

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秋田県のご当地グルメ7選!

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秋田県の食文化について

秋田マリーナ

秋田県は雪国で日本海に面しているため、新鮮な魚介類を生かした鍋料理が盛んです。
一番有名なのはきりたんぽ鍋ですが、しょっつる鍋もお酒に合うため、人気料理のひとつ。
また比内地鶏や稲庭うどんなどの高級な料理も、特別な日にいただくものとして愛されています。
さらに近年はB級グルメが人気になっているため、横手やきそば、十文字ラーメン、ハムフライや、ババヘラアイスなども全国的に有名です。

きりたんぽ鍋

きりたんぽ鍋

きりたんぽとは、秋田を代表する郷土料理です。
つぶしたうるち米のご飯を、杉の棒に巻き付けて焼いたたんぽ餅のことを指します。
最も有名な食べ方はきりたんぽ鍋で、比内地鶏のガラでだしをとったスープと材料を煮込んだお鍋です。
それ以外にも味噌をつけて食べる「みそつけたんぽ」、焼かずにだんごのように丸めて食べる「だまこもち」などがあります。

おすすめポイント!

きりたんぽといえば、ほとんどの方がきりたんぽ鍋を連想するかもしれません。
きりたんぽ鍋に欠かせないのは、「比内地鶏」です。
噛むほどにおいしく適度な歯ごたえがあり、"名古屋コーチン"や"薩摩地鶏"と並んで、「日本三大地鶏」と称されています。

比内地鶏は秋田県の北部を流れる米代川流域の肥沃な大地で放し飼いで育てられているため、肉の締まりがういいうえに、香りや味も抜群とされています。
最近は市販の鶏肉で代用されることもありますが、きりたんぽ鍋の本当のおいしさを味わうには比内地鶏でだしをとるのがおすすめです。

横手やきそば

横手焼きそば秋田県郷土料理

横手やきそばとは、秋田県横手市のB級グルメです。
やきそばの上にとろりとろける目玉焼きが乗っていて、太めのストレート角麺を使用します。
目玉焼きがインパクトがありますが、最大の特徴はモチモチでつるつるした食感のゆで麺といっても過言ではありません。
主な具はキャベツと豚ひき肉で、福神漬けを添えるのも特徴的です。
お店によってはホルモンを入れることもあり、基本はウスターソースをベースにオリジナルだしソースで焼き上げるため、お店ごとの違いも楽しめます。

おすすめポイント!

卵

横手やきそばは目玉焼きや福神漬けなどによって、一度でさまざまな味わいを楽しむのがポイントです。
まずは何もつけずに麺だけを味わいます。
次は目玉焼きの黄身を崩し、とろりと流れてきたら多めのソースと麺と絡めていただきましょう。
その後は他の具材や福神漬けと合わせたり、お好みによって後がけソースを使うのもおすすめですよ!

稲庭うどん

稲庭うどん

稲庭うどんとは、日本三大うどんのひとつに挙げられる手延べ製法による干しうどんです。
平べったい麺が特徴で、ひねりながら練るという独特の製法で滑らかでつるっとした食感のうどんです。

藩主の御用を賜るほどにまでなったうどんで、その味は「比類なき上品」と称せらるほどでした。
庶民の口に入ることはない高級品だった稲庭うどんは現在は入手しやすくなったものの、一般的に食べられるほど庶民的なうどんでもなく、特別な日や贈答品とされることがほとんどです。

おすすめポイント!

生めんのうどん

稲庭うどんの製法は、まさに職人技や伝統の技といえます。
熟練の職人の手によって、練り、綯い、伸ばし、干しの4つの工程を経て、おいしいうどんができあがるんです。
なかでも「綾掛け」という手延べの技で細く引き延ばされることにより、他のうどんにはない、なめらかな舌触りと喉ごし、さらに平麺ということからは想像ができないほどのコシが生まれます。
職人の技がなければ醸し出せない風味、食感、品質が、稲庭うどんの最大の特徴といえるでしょう。

しょっつる鍋

はたはた鍋

出典: 岬太一 / PIXTA(ピクスタ)

しょっつる鍋とは、秋田の県魚「ハタハタ」を発酵させて作る魚醤「しょっつる」を使った郷土料理です。
「ブリコ」と呼ばれる卵をもったハタハタを入れるのが一般的で、白菜や春菊などの野菜と一緒に煮込みます。

またハタハタやタラなどを入れることもあります。
しょっつるは独特のくせがありますがスープはあっさりしているため、まろやかなコクとなります。
なおしょっつる鍋は塩気があるため、日本酒とあわせていただくと絶品です!

おすすめポイント!

ハタハタ

出典: freeangle / PIXTA(ピクスタ)

しょっつるは、漢字では「塩魚汁」と表記されます。
醤油よりも煮物料理などに最適で、塩味を加えるだけでなく魚の旨味やコク、さらに味に深みを出してくれます。
さまざまな料理の味を引き出してくれるため、しょっつる鍋だけでなく一般的な煮物にもぴったりの調味料です。
魚醤は独特な匂いがありますが、しょっつるに利用される秋田産のハタハタはタンパクで匂いもほとんどありません。
匂いが気になる方は、本場で味わってみることをおすすめします。

十文字ラーメン

十文字ラーメンとは、横手やきそばの横手市で食べられるご当地ラーメンです。
独特の食感の細い縮れ麺が特徴で、醤油や煮干し、鰹節などをダシとしたあっさりした和風のスープになっています。

具材は麸とカマボコ、なるとなどが特徴的で、それ以外はチャーシュー、メンマ、ねぎなどがトッピングされます。
ぜひ横手焼きそばと一緒に味わってみてください。

おすすめポイント!

うどんの製麺を切る職人

十文字ラーメンは、正確には「十文字中華そば」といいます。
十文字というのは合併前の「十文字町」からきていて、合併して横手市になりました。
昭和10年頃に創業した「マルタマ」が発祥で、中国人が作る「支那そば」を真似て始めたのがだとされています。

当時は食料の供給が不十分だったことから、最低限のもので作れるラーメンということで人気になりましたが、近年はあっさりした懐かしい味で全国的に有名になりました。

本荘ハムフライ

本荘ハムフライとは文字通り、ハムをフライした由利本荘市のご当地グルメです。
一般的にはハムカツと呼ばれていて、昭和から愛されてきました。
片手で食べられ、由利本荘ではおかずとしてだけではなく、おやつや子どもの給食としても有名です。
サクッとジューシー、ボリュームもあり、熱いときはもちろん、冷めてからもおいしく味わえます。

おすすめポイント!

養豚場

由利本荘市はかつて、養豚業が盛んでした。
そのため昭和36年に、プリマハム秋田工場が進出する要因にもなっています。
ここで作られたプレスハムが地元のスーパーや精肉店に流通し、フライにすることで付加価値をつけました。
とんかつよりも安く購入でき、それでいてハイカラで食卓のおかずにもおやつにもまることからたちまち人気に。
2011年に復刻され、昔食べていた方はもちろん、現在の若い方やお子さんにも素朴な味わいが親しまれています。

ババヘラアイス

ババヘラアイスとは、秋田県の国道で夏の間に販売されるアイスクリームです。
初期は白一色でしたが、現在は赤(イチゴ味)と黄色(バナナ味)のコントラストになっているのが一般的。
食感としてはアイスというよりもジェラートに近く、涼をとるのに最適です。

また近年はバラやチューリップの花のように盛り付けるものも増えていて、見た目も楽しめます。
道の脇に建てられたビーチパラソルの下で、女性がドラム缶などに収めたアイスを販売しています。
秋田県で見かけるババヘラアイスは、夏の秋田の風物詩にもなっています。

おすすめポイント!

ババヘラは、現在はお取り寄せでも食べられるようになりました。
ですが、秋田に行かなければ食べられないババヘラがあります。
それがポートタワー・セリオンの真下で販売されている「ババヘラソフト」です。
ババヘラアイス同様、イチゴとバナナの味ですが、ババヘラソフトは牛乳が入っているため、より濃厚で味わいをしっかり感じることができますよ。
ぜひ秋田で味わってみてください。

まとめ

秋田県はお鍋はもちろん、稲庭うどんなどの高級うどんから、B級グルメの焼きそばやラーメン、アイス、フライなどが人気です。
特にお鍋は、現地の新鮮な海鮮や野菜を使ったものがおすすめですよ。
お米やお酒、水がおいしいので、日本の素朴な味を堪能したい方は、ぜひ秋田を訪れてみてください。

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