徳島県・鳴門のシンボル「大鳴門橋」から大迫力の渦潮を眺めよう!

徳島県・鳴門のシンボル「大鳴門橋」から大迫力の渦潮を眺めよう!

徳島県鳴門市と淡路島(兵庫県南あわじ市)を結び、鳴門海峡にかかる雄大な大鳴門橋。徳島県を代表するこの美しい橋は、「日本の道100選」にも選ばれている人気観光スポットです。

橋の上からスリル満点の渦潮を覗き込む「渦の道」、架橋の歴史に触れる「大鳴門橋架橋記念館エディ」、海上から迫力ある橋と渦潮を体感できる「うずしおクルーズ」、そして息をのむような絶景が広がる展望台「エスカヒル」。この記事では、大鳴門橋を様々な角度から満喫するための見どころや、周辺のおすすめスポットを詳しくご紹介します。

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Y Yasue

京都出身、趣味は旅行。カプリ島「青の洞窟」、ユングフラウ、アンテロープキャニオン、マウナケアのサンライズなど、どの旅もかけがえのない思い出です。アイスランドではオーロラを鑑賞し、アイスケーブのクリスタルブルーも体験しました。観光プランの参考になる情報や、旅の感動をお届けしていきます!


目次

徳島県・鳴門のシンボル「大鳴門橋」から大迫力の渦潮を眺めよう!

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絶景と渦潮の架け橋!「大鳴門橋」とは?

鳴門海峡と大鳴門橋

徳島県鳴門市と兵庫県南あわじ市を結ぶ「大鳴門橋」は、長さ1,629mの吊橋です。橋が架かる鳴門海峡は、瀬戸内海(播磨灘)と太平洋(紀伊水道)をつなぐ海峡で、鯛をはじめとする新鮮な海の幸の宝庫としても知られています。

大鳴門橋は、1985年(昭和60年)に開通。本州と四国を結ぶ3つの本四連絡橋ルートの1つで、神戸淡路鳴門自動車道(神戸~鳴門ルート)上にあります。神戸~鳴門ルートは3ルートの中で最も交通量が多く、本州と四国を結ぶ大動脈として、日々多くの車両に利用されています。

1. 渦潮を真上から観察!海上遊歩道「渦の道」

大鳴門橋「渦の道」

大鳴門橋の橋桁空間を利用して設置された海上遊歩道「渦の道」。2000年(平成12年)の開設以来、鳴門海峡の渦潮を間近に観察できる場所として、多くの観光客が訪れる人気の観光スポットです。

実は、大鳴門橋はもともと道路だけでなく鉄道、将来的には新幹線も通す「道路・鉄道併用橋」として計画・建設されました。そのため、橋桁には鉄道を通すための空間が確保されています。しかし、大鳴門橋の開通(1985年)から約3か月後、接続する予定だった明石海峡大橋が道路単独橋として建設される方針となり、大鳴門橋を経由して本州と四国を鉄道で結ぶ計画は実現しませんでした。

この未利用となった鉄道用空間を活用して整備されたのが「渦の道」です。展望室まで続く全長約450mの通路から、雄大な鳴門海峡の景色を一望できます。

大鳴門橋「渦の道」

通路の床にはガラス窓が数か所設置されており、約45m下の激しい潮流や渦潮の様子を覗き込めます。また、側面は風の影響を受けにくい網目状のフェンスになっており、隙間からは心地よい潮風が吹き抜け、まるで海上を散策しているような気分を味わえます。

2. 渦と橋のミュージアム「大鳴門橋架橋記念館エディ」

大鳴門橋架橋記念館エディ

「渦の道」とあわせて訪れたいのが、渦と橋をテーマにした体験型施設「大鳴門橋架橋記念館エディ」です。この施設は、最新のデジタル技術を使った展示やアトラクションが充実。「渦の道」と同じ鳴門公園内にあり、歩いて3分ほどの場所に位置しています。

大鳴門橋架橋記念館エディ

360度の迫力ある4K映像で、徳島の雄大な自然や本場さながらの阿波踊りを体感できる「4Kシアターawa」が見どころ。大鳴門橋のできるまでや仕組み、うずのメカニズムや法則など、大鳴門橋と渦潮について模型や実物、映像を使ってわかりやすく展示解説されているのが特徴。大人も子供も、楽しく学ぶことができます。

「大鳴門橋架橋記念館エディ」屋上 パノラマ展望所

屋上は、大鳴門橋と鳴門海峡の壮大な景色を一望できるパノラマ展望台です。渦の道とはまた違った角度からの絶景をお楽しみください。

3. 展望台「エスカヒル鳴門」から大鳴門橋の全景を一望!

エスカヒル鳴門

大鳴門橋の雄大な全景を眺めたい方には、鳴門公園内にある展望台「エスカヒル鳴門」がおすすめです。「渦の道」や「大鳴門橋架橋記念館エディ」とあわせてお立ち寄りください。

エスカヒル鳴門

この施設の名前の由来にもなっているのが、山麓と展望台を結ぶ、全長約68m・高低差約34mの長い観光用エスカレーター「エスカヒル」です。このエスカレーターに乗って、楽々と展望台へアクセスできます。

展望台から目の前に広がるのは、まさに息をのむような絶景! 大鳴門橋の美しいアーチと、世界三大潮流の一つである鳴門海峡のダイナミックなパノラマ風景を見渡せます。「渦の道」から見下ろす渦潮も迫力がありますが、ここから眺める橋全体の姿はまた格別。天気が良い日には、遠く和歌山県や小豆島も眺望できます。

記念撮影のベストスポットとしても人気の「エスカヒル鳴門」。鳴門公園散策の際には、ぜひこの素晴らしい景色を堪能してください。

4. うずしお観潮船(クルーズ)徹底比較【徳島 vs 淡路島】

大鳴門橋と渦潮

鳴門海峡といえば、やはり世界最大級といわれる「渦潮」。その渦潮の圧倒的なパワーを間近で、最もダイナミックに体感できるのが「うずしお観潮船(クルーズ)」です。観潮船は、渦潮の間近まで航行します。

船上からは、轟音とともに激しく渦を巻く潮流や、川のように流れる海面の様子を目の当たりにできます!自然が生み出すエネルギーのすごさに、きっと息をのむことでしょう。また、海上から見上げる雄大な大鳴門橋の姿も、クルーズならではの絶景です。

鳴門海峡のうずしお

うずしお観潮船は、徳島県鳴門市側と、大鳴門橋を渡った兵庫県淡路島側の両方から乗船することができます。

どちらの観潮船を選ぶ場合でも、「渦潮の見頃時間」を事前に確認することが大切。干満の時間によって、渦潮の大きさや迫力は全く異なります。各運航会社の公式サイトで必ず見頃の時間帯をチェックし、その時間に合わせて計画を立てましょう。見頃の便は混雑しやすいため、予約しておくのがおすすめです。

徳島側から乗るか、淡路島側から乗るか?
大型船 or 小型船?
旅のルートや滞在時間、どんな体験をしたいか? などに合わせて、ぴったりなうずしおクルーズを予約してお楽しみください!

【徳島県・鳴門市側から乗る】うずしお観潮船

うずしお観潮船「わんだーなると」

●大型船「わんだーなると」
399名定員の大型船です。揺れが少なく安定感抜群。広いデッキからゆったり観潮できます。
(所要時間:約30分/料金目安:大人1,800円)

小型水中観潮船「アクアエディ」

●小型水中観潮船「アクアエディ」
海面下1mの水中展望室から渦潮を観察できるユニークな船。定員46名と少なめなので、予約しておくと安心です。
(所要時間:約25分/料金目安:大人2,400円)

【徳島県・鳴門市側から乗る】うずしお汽船

うずしお汽船

●小型高速観潮船
渦潮が発生するポイントまでの距離が比較的近く、小回りの利く小型高速船で効率よく観潮ポイントへ往復可能。渦潮に接近し、海面に近い視点からスリル満点の体験ができます。定員80~90名。予約は不要です。
(所要時間:約20分/料金目安:大人1,600円)

【兵庫県・淡路島側から乗る】うずしおクルーズ

うずしおクルーズ「日本丸」

淡路島側からは、レトロな大型帆船で渦潮クルーズが楽しめます。

●帆船タイプ大型観潮船
「咸臨丸(かんりんまる)」
「日本丸」
幕末の帆船を模した500~700人規模の大型船です。冷暖房完備で船内設備は充実。揺れが少なくゆったりとしたクルージングが特徴です。
(所要時間:約60分/料金目安:大人2,500円)

◎大鳴門橋へのアクセス《車・公共交通機関での行き方は?》

鳴門海峡と大鳴門橋

鳴門橋と、その周辺にある「渦の道」「大鳴門橋架橋記念館エディ」「エスカヒル鳴門」といった魅力的な観光スポット。これらの観光の拠点となるのが「鳴門公園」です。

ここでは、鳴門公園への主なアクセス方法を、車と公共交通機関に分けてご紹介します。

◆車でのアクセス

大鳴門橋(神戸淡路鳴門自動車道)

自家用車やレンタカーでのアクセスは、時間を気にせず自由に移動できるのが魅力。本州方面からも四国方面からも、神戸淡路鳴門自動車道の「鳴門北IC」で降りるのが一番わかりやすくて便利です。

鳴門北IC出口から鳴門公園までは、標識に従って県道11号線などを進みます。通常、約5~10分ほどで到着。鳴門公園内に、第1~第3駐車場まで有料駐車場(料金目安500円/日)が整備されています。

◆公共交通機関でのアクセス

高速バスは、「鳴門公園口」バス停が最寄りです。

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徳島阿波おどり空港

徳島阿波おどり空港からは、「鳴門公園」行きの路線バスに乗車します。

「鳴門公園」バス停

空港から46分ほどで、「鳴門公園」バス停に到着です。

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