五所川原の観光スポット7選!太宰治が育った街を散策しよう!

五所川原の観光スポット7選!太宰治が育った街を散策しよう!

五所川原市は、太宰治が生まれ育った土地として、太宰ファンの観光客が多く集う街。五所川原からも見ることができる岩木山は、青森最高峰です。

津軽平野の中心にある五所川原市は、青森県内でも有数の米どころとして名高い街。五所川原市生産のもち米を使った伝統の加工品「干し餅」や、「金山焼」「津軽凧」といった伝統工芸も多く、観光のお土産として人気があります。

そんな五所川原の観光ポイントをご案内します。今も息づく太宰の痕跡や、五所川原の歴史溢れる土地へ行ってみましょう。

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五所川原の観光スポット7選!太宰治が育った街を散策しよう!

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1.太宰治記念館「斜陽館」

太宰治記念館「斜陽館」

太宰治は、当時の金木村、現在の五所川原で生まれました。こちらの「斜陽館」は明治40年6月に資産家の父が建てた太宰治の生家で、青森特産のヒバ材が多用される大変豪華な屋敷です。太宰ファンにとっては外せない観光スポットですね。

現在は五所川原市立の記念館となり、内部は和洋折衷で、当時の趣が残る部屋をそのまま見ることができます。初期の原稿や写真、太宰が愛用した品なども展示されています。63畳の大広間や、身分によって分けられた格差のある部屋などを見学しながら、幼少期の太宰に思いを馳せましょう。

斜陽館へいく道中にある「太宰思い出広場」もファン必見の観光ポイント。休憩スペースになっており、太宰の作品名が書かれた板が壁に埋め込まれています。この辺りは、太宰も利用していた通学路。自分の好きな作品と並んで写真を撮るもよし、ちょっとした休息所としてもよしの観光場所です。

2.芦野公園

芦野公園

2000本ものサクラが咲き誇る青森屈指のサクラ名所「芦野公園」は、太宰治が子供の頃によく遊んでいた場所。公園内には津軽鉄道「芦野公園駅」があり、「走れメロス号」が走っています。春にはサクラのトンネルの下を「走れメロス号」で通過できて、とてもロマンチック!芦野公園は五所川原の方に愛される行楽地であり、五所川原の観光名所でもあります。

園内には太宰治の文学碑があり、毎年、太宰の誕生日である6月19日には碑の前で「生誕祭(旧桜桃忌)」が行われます。また「津軽三味線発祥の碑」も建てられており、五所川原の深い伝統を物語っています。

芦野公園は散策にピッタリな公園で、児童動物園やオートキャンプ場などもあります。人気の高い公園なので、五所川原を観光するなら一度は訪れてみてください。

3.十三湖

十三湖

青森県で3番目に大きな湖、「十三湖(じゅうさんこ)」。青森にある十三の河が流れ込むことから「十三湖」と呼ばれています。ここでは五所川原市の特産である「ヤマトシジミ」が採れるほか、幻の鳥・オオセッカなどの珍しい鳥が多いバードウォッチングにも最適な観光スポット。

十三湖に浮かぶ島が「中の島ブリッジパーク」で、約250mの橋でつながっています。キャンプ場やプラネタリウム、アスレチックなどがあり、シジミ採りの体験もできますよ。

十三湖の西側にあるのは「十三湊遺跡(とさみなといせき)」。昔は十三湖の付近で貿易が盛んに行われていて、その繁栄ぶりは博多や堺と並ぶほどだったとか。遠い国との交流があった湊町にロマンを感じますね。十三湊遺跡について興味がある方は、五所川原市の「市浦歴史民俗資料館」で詳しく学べます。

十三湖を一望できる高台にある道の駅「十三湖高原トーサムグリーンパーク」には、約50畳の和室休憩所や物産販売コーナーがあります。レイクデューテラスから望む十三湖は、風が心地よくランチにぴったり。林間遊歩道やモウ林公園を歩くと気持ちいいですよ。観光や散策に疲れた時におすすめなのが、レストラン「わらび」でいただける「しじみラーメン」。十三湖特産のシジミを使った味覚をぜひ味わってみてくださいね。

4.津軽三味線会館

津軽三味線会館

津軽三味線発祥の地、五所川原市。津軽三味線を始めたとされる仁太坊(にたぼう)や、その最後の弟子である鬼才の三味線奏者・白川軍八郎など、津軽三味線で功績をあげた方々をたたえ平成12年に開館しました。

「津軽三味線会館」には津軽三味線をはじめ、幅広い弦楽器が取り揃えられています。その音色の違いを体感してみてください。津軽三味線の歴史や民謡、郷土芸能なども詳しく展示されている五所川原観光で欠かせない観光スポットです。

多目的ホールでは、毎日、津軽三味線の生ライブを開催。その迫力は圧巻で、小さな三味線から鳴る力強い音色に心が揺さぶられます。予約をすれば津軽三味線の演奏体験もできるので、ぜひチャレンジしてみてください。プロの奏者が丁寧に教えてくれますよ。津軽三味線会館は、本場の津軽三味線を五感で感じながら、五所川原の郷土芸能を堪能できる観光場所です。

5.五所川原立佞武多

立佞武多の館

青森県の観光といえば、全国的に有名な青森の「ねぶた祭り」を想像する方も多いでしょう。青森県五所川原では「五所川原立佞武多(たちねぷた)」が行なわれていて、知名度は低いですが、青森・弘前と並ぶ「青森三大佞武多(ねぶた)」の1つに数えられています。

五所川原立佞武多は明治から大正にかけて行われていた伝統民俗芸能で、平成10年に復刻。高さ20mを越える重量感のある山車が五所川原を練り歩きます。その様子は圧巻の一言で、思わず見とれてしまうこと間違いなし。この祭りは例年8月4日から8日まで行われ、観光客が多く訪れています。

「立佞武多の館」では、ねぷたの製作現場を見学可能。たくさんのパーツに分かれた立佞武多が作り上げられて行く様子は見ていてもワクワクしますよ。実際に祭りに使われる立佞武多の紙貼りを体験できるコーナーは、当日でも予約可能。しかも無料なので、五所川原立佞武多の観光に合わせて足を運んでみてください。

6.雪国地吹雪体験

冬に観光するなら、寒い地方ならではの体験ツアーをしてみませんか。北国に必須の装備をして、雪の中を歩くツアーです。一面が銀世界で、積もった雪が強風にあおられた中をガイドさんに案内してもらいながら歩きます。

集合場所は五所川原の「金木駅」。「もんぺ」をはき、「かんじき」を靴の上からつけ、「角巻」というショールを巻けば準備完了です。雪の中を進むと、見渡す限りの幻想的な雪景色にうっとり。普段雪を体感する機会が少ない方にはもちろんのこと、友達との交流を深めたい方や海外からの観光客にもおすすめの体験ツアーです。およそ1時間半の体験で、身も心も雪国っ子!

地吹雪が吹かない日は、雪原で雪遊びを堪能しましょう。雪国地吹雪体験は、寒ささえも楽しんでしまえる五所川原でしか味わえない貴重な観光スポット。ぜひ参加してみてくださいね。

7.かなぎ元気村「かだるべぇ」

「かだるべぇ」は太宰治の生家である津島家とゆかりのある旧・傍島(そばじま)家を改築した観光施設です。築140年という歴史を感じる建物の中で、様々な体験をすることができます。「かだるべえ」という名は、「一緒に語ろう」という意味の津軽弁。大勢で文化を継承しながら楽しむ施設として、観光の方にも五所川原地域の方にも親しまれています。

青森の特産品である「ひば」を使った「ひばリース作り」や、青森の銘菓「うんぺい」を作るメニュー、元気村裏手にある畑を利用した農業体験など、豊富な体験メニューがずらり。村内の茶房「鄙家(ひなや)」は、通常の喫茶メニューのほか、団体メニューや女子会など、様々な用途に合わせて利用できます。予約をすれば、郷土料理のお弁当も作ってもらえますよ。五所川原観光のお供にいかがでしょうか。

◎まとめ

文学や音楽、交易、祭事など、幅広い文化や技術が培われてきた五所川原市。素敵な街並の中に垣間見える歴史に触れたり、美味しいものを食べたりと、一度の観光では足りなくて、どんどん五所川原のことが知りたくなります。

ここで紹介した場所以外にも、五所川原の観光地はたくさんあります。定番の観光地もいいけれど、太宰治の見た街をゆっくりたどる、ひと味違った旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。新しい出会いが、五所川原であなたを待っています。

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