芭蕉の俳句で有名な山形の山寺・立石寺|見どころを完全網羅!

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芭蕉の俳句で有名な山形の山寺・立石寺|見どころを完全網羅!

松尾芭蕉の「奥の細道」でも知られる山寺は、正式には「立石寺(りっしゃくじ)」と言うお寺です。山の中にお寺があり、1000段以上もある石段を登ると美しい絶景が広がっています。山形県の中でも屈指のパワースポットとして知られ、山寺が持つパワーをチャージしようと、毎年多くの観光客が訪れます。春夏秋冬と違った風景を見せ、美しい景色に心奪われるでしょう。そんな山寺こと立石寺の良さを知るためにも、見どころをご紹介していきます。

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芭蕉の俳句で有名な山形の山寺・立石寺|見どころを完全網羅!

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根本中堂

山寺の本堂、根本中堂

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貞観2年に創建された山寺は、第3代天台座主の慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)によって建立されたお寺です。正式には「宝珠山立石寺」と言い、山の中にある寺であるため「山寺」と呼ばれ親しまれています。

その山寺の本堂とされるのは、根本中堂です。国指定重要文化財でもあり、ブナ材によって建てられた建物としては日本最古の建物とも言われています。延文元年に山形城主の斯波兼頼(しばかねより)が再建した入母屋造・5間4面の建物です。根本中堂の中には、木造薬師如来坐像(もくぞうやくしにょらいざぞう)が安置されており、戦乱といった様々な困難の中でも乗り越えてきた不滅の法灯を拝めます。

せみ塚

山形県 山寺にあるせみ塚

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松尾芭蕉の俳句「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」は、学校でも習うので知っている人は多いでしょう。この俳句が詠まれたのは、立石寺の麓にある宿坊と言われています。

松尾芭蕉が山寺を訪れたとされるのは元禄2年です。その後、多くの弟子が訪れ、俳句を考案したのがこの場所だと考えられ、石の塚が建てられたのです。土台石の下には句をしたためた短冊が埋められており、これまでに多くの俳人や歌人がその地を訪れています。

日枝神社

山寺の日枝神社

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山寺の守り神でもある日枝神社は、貞観2年に創建されました。本堂でもある根本中堂とは違い、飲食店やお土産屋が立ち並んでいる空間に鳥居が存在します。

毎年5月17日には山寺山王祭が日枝神社で行われ、三柱の神様と言われる、おおやまぐいの神、かものたまよりひめの神、かものわけいかづちの神をそれぞれ男神、女神、子供神として御生れ神事(みあれしんじ)が行われるのです。

拝殿の向かい側には亀の甲石があります。延命成就にご利益があると言われ、紙に名前を書いて小銭を入れ、願いの場所に置くと成就すると言われています。健康に長生きをしたい方は参拝時に訪れてみましょう。

また、開運や交通安全、学業成就や健康のほか、子ども守や悪縁切り幸守り、ペット守など、様々な種類のお守りがあるので願いに合わせて購入してみてください。

奥之院

山寺の奥之院

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山寺の正面左側にあるのは奥之院。参道の終わりにあるので奥之院と呼ばれ、正しい名称は「如法堂(にょほうどう)」です。慈覚大師が持ち歩いていた釈迦如来と多宝如来を本尊とし、明治5年に再建されました。

奥之院の向かい左側にある大仏殿には高さ5mほどの阿弥陀如来像が安置され、金色に輝く姿が印象的です。毎日数多くの参拝者が訪れ、卒塔婆供養が行われています。

1000段以上もある石段の終着地点となり、登った後は達成感を得られるでしょう。登り切った人だけが味わえる景色にも注目し、奥之院を参拝してみてください。

開山堂と納経堂

山寺の開山堂(納経堂)

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山寺には開山堂、その側に納経堂もあります。それぞれのお堂の特徴をご紹介しましょう。

■開山堂について

開山堂は、立石寺を開いた慈覚大師のお堂です。慈覚大師の御遺骸は金棺に入れられてお堂が建っている崖下の自然窟に埋葬されているのです。お堂内には、木造の尊像が安置され、朝夕には食飯とお香が備えられています。

普段は扉が閉じられているため、その姿は見られませんが、毎年慈覚大師の命日でもある1月14日に法要が行われて御開帳されます。貴重な体験となるので、日にちに合わせて参拝する人も多いです。

■納経堂について

開山堂の左側にある赤い小さなお堂は納経堂です。山寺の中でも最も古い建物となり、昭和62年に解体修理が行われました。県指定文化財になっていることでも知られ、そのお堂の中には奥之院で4年間掛けて写経された法華経が納められています。

五大堂

山寺 五大堂からの眺め

出典: yari hotaka

五大堂は開山堂の頭上にあるお堂。五大明王が祀られた天下太平を祈る道場です。五大堂は舞台造りとなっており、山の斜面から突き出る形で建てられています。

そのため、お堂からは眼下の山寺の街並みを眺めることが可能。幾重にも続いている山道や住宅、緑溢れる木々に青い空と絶妙なコントラストが絶景を生み出しています。

景色を遮るものは何もなく、街並みの風景を思う存分堪能できます。また、その景色を見るためだけに山寺まで足を運ぶ観光客も多いです。

山形観光で美しく心が洗われるような絶景を見たいと考えているのであれば、山寺を候補に挙げてみると良いでしょう。疲れを吹き飛ばすほどの絶景に、身も心も癒やされるはずです。

アクセス

JR仙山線の山寺駅

出典: ja.wikipedia.org

癒やしのパワースポット山寺へは、仙台からもアクセスしやすいです。最後にアクセス方法をご紹介していきましょう。

■電車でのアクセス

・JR「山形」駅から仙山線「山寺」駅まで約20分
・JR「仙台」駅から仙山線「山寺」駅まで約50分

山寺駅からは歩いて約10分です。仙台からもアクセスしやすいです。

■車でのアクセス

・山形駅と山形空港からは約30分
・天童温泉からは約15分
・蔵王温泉から約60分

自然が多く歩いているだけでもパワーをもらえます。すっきりとした気持ちにさせてくれるので、ぜひ足を運んでみてください。

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