名称:豊島美術館
住所:〒761-4662 香川県小豆郡土庄町豊島唐櫃607
公式・関連サイトURL:http://benesse-artsite.jp/art/teshima-artmuseum.html
自然の中に佇むアート作品・豊島美術館を訪れてみよう!
近年アートスポットとして注目されている瀬戸内周辺ですが、英国の美術雑誌で世界一と賞賛された「豊島(てしま)美術館」という素晴らしい美術館があるのをご存じですか?瀬戸内海の美しい自然の中、豊島唐櫃(からと)の地で、自然の風や音や光を内部に直接取り込む有機的な空間。いったいどんな魅力があるのか、豊島美術館についてたっぷりレポートしたいと思います。
※掲載の情報は2020年1月現在のものです。
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自然の中に佇むアート作品・豊島美術館を訪れてみよう!
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豊島美術館は展示物がない美術館!?
豊島美術館は、休耕していた棚田を地元の人たちとともに再生させた広い敷地内にあります。アーティストである内藤礼と、建築家の西沢立衛がデザイン設計したこの美術館の一番の特徴は”展示物”がないこと。そう聞くと驚かれると思いますが、厳密には建物と一体化した作品『母型』のみが大きな存在感をもって鑑賞者を迎えてくれます。
広大な敷地にまるで空から一滴のしずくが落ちてきたような形をしている建物。強烈なインパクトと、ずっとこの場所にいたいと見る人を引き込むパワーがあり、大変魅力的なスポットとして高い評価を受けています。
豊島美術館は建物そのものがアート
一見これが美術館なの?と思われるかもしれませんが、豊島美術館は建物自体がアートになっています。自然と建築、アートが融合した美しい姿を真正面から体感できると思います。水滴を模した真っ白な建物のまわりには、地元の人たちと共に再生した棚田が広がり、美術館のデザインとともにすばらしい景観が造り上げられています。今まで、無意識に通り過ぎていた田んぼの風景も何だか違ったものに見えてくることでしょう。そして、美術館の建物はその自然を壊すことなく調和している様子をぜひ自分の目で確かめてみてください。
長いアプローチを抜けて小さな入り口をくぐってたどり着く美術館内部は仕切りなどがない広大なワンルーム。2箇所の円形の穴から空が見え、風が入ってきます。床のいたる場所から水が湧き出していて、水滴が動いています。少しずつ集まった水たまりは1日を通して展開される「泉」こそが作品『母型』。時間の経過とともに、そして自然の恩恵を受けながら変化する建物全体のアートを楽しむことは、驚きと感動に満ちた体験になるでしょう。
豊島美術館の魅力は自然に五感でふれること
出典: 準建築人手札網站 Forgemind ArchiMedia
流れ込んでくる風、時には雨の音も、鳥のさえずりや虫の声、そして水の存在感。眼で見るだけでなく、聴覚や嗅覚など、自分の持つ感覚を自由に開放して感じ取る体験が、この豊島美術館でできること。五感全てを開放して自然と向き合い、アートと向き合う空間が実践されています。
「その場に座って心地よい気持ちで過ごしていると、2時間経っていた」という人も珍しくはありません。ゆっくりと時間をとって訪ねて、思うままにその空間と時間を満喫したいですね。
「現代アートは苦手」という方や、「美術館はあまり行かない」という方も、芸術鑑賞と堅苦しく考えずに、ありのままの自分でこの場所に向かってみてください。きっと素敵な体験になりますよ。もちろん棚田の風景を眺めながら美術館へと続く道のりや、瀬戸内海の海の景観もまるごと、美術館と相まって素敵な旅の思い出になりそうですね。
豊島美術館のカフェもおすすめ
出典: 準建築人手札網站 Forgemind ArchiMedia
美術館に隣接して営業しているカフェも人気スポットです。美術館とリンクしたデザインは、シンプルながら存在感抜群で、ぜひ立ち寄ってお茶などを楽しみたいですね。自然光が降り注ぐ落ち着ける空間で、素材を生かしたおしゃれなスイーツやドリンクがいただけます。豊島特産のレモンを使った「レモンロールケーキ」や地元のいちご農家のいちごを使った夏限定の「いちごソーダ」はここで出会えない味。アートの余韻にひたりながら、豊島美術館全体の世界観を楽しむ贅沢なひと時をどうぞ。
豊島美術館のアクセス
出典: nusaba chinpongpanit/shutterstock.com
豊島美術館は香川県の豊島という離島に位置しています。高松からフェリーで向かうのが一番簡単なアクセスになります。ほかにも宇野港といった港からのアクセスのほか、直島や小豆島からも船が出ていますので、旅程やプランに合わせて検討しましょう。瀬戸内海の島々を眺めながらの船でのアクセスは、それ自体も旅の素敵な思い出になると思います。
島内の移動はバスもありますが、本数がかなり少ないのでレンタサイクルもおすすめです。豊島の家浦港から自転車で20分程度の道のりですので、爽やかな風を感じながらサイクリングを楽しみつつ訪ねるのもいいですね。
◎まとめ
今回は建物そのものが展示物という珍しい美術館、「豊島美術館」をレポートしました。実際訪れて見るると感動が止まらなかった、という方も多い大変人気のスポットです。地元の素材を使ったカフェメニューも一度試してみたいものばかり。瀬戸内方面に旅行するなら必見のスポットです。素晴らしい自然環境の中で、豊島美術館を訪れて、アートに興味のある方もない方も、ぜひ五感で感じるアートを体験してみてください。
瀬戸内・小豆島の西側に豊島(てしま)という小さな島があります。ここに英国美術雑誌で世界一と賞賛された豊島美術館という素晴らしいミュージアムがあるのをご存じですか?瀬戸内海の美しい自然に囲まれ、こうした資源を存分に活かしたミュージアムが密かに話題です。豊島美術館の見どころを簡単に紹介します。
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