名称:地中美術館
住所:香川県香川郡直島町3449-1
公式・関連サイトURL:http://benesse-artsite.jp/art/chichu.html
施設の全てが地下に埋まったアートスポット、地中美術館(直島)をご存じでしょうか。アートの島としてすでに定着している直島ですが、本日は3つある美術館の中でも一番アクセスしやすく、瀬戸内海の大自然と素晴らしいアートと併せて秀逸な建築まで楽しめる地中美術館(直島)について、おすすめの情報をお届けしたいと思います。海に囲まれた小さな島へ、アートに触れる旅に出かけてみませんか?
※掲載の情報は2020年1月現在のものです
目次
アートの街・直島で人気の観光スポット「地中美術館」の魅力とは?
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地下に埋まっているのは「自然と人間を考える場所」だから
なぜ地下に美術館が?と不思議に思うのも無理はありません。
直島の大自然の中に、巨大な施設を建築して良いものか、建築家の安藤忠雄氏が思案した結果、美術館の大部分を地中に埋めてしまおうと設計されたのがこの「地中美術館」。2004年、美しい景観を損なうことなく、すばらしい美術館が完成しました。まさに自然と調和するアートを体験できる場所と言えます。
地下施設とはいっても、訪れてまず驚くのはその開放的な雰囲気です。地下には驚くほど広い世界が広がっていますから、ぜひご自身の目で確かめてみては?
※地中博物館内は撮影禁止のため画像がありません
モネを始め絶対に見逃せない作家たちの名作群
地中美術館のテーマは「自然と人間を考える場所」。瀬戸内の美しい自然に囲まれた空間で名作に出会えます。睡蓮の絵で有名な画家モネのほか、アーティストの代表作品が常設されています。
モネの最晩年の睡蓮シリーズのうち、5作品が展示されているスペースは必見。自然光のみの空間で、絵画と建物とが調和し素晴らしい鑑賞体験となると思います。
カリフォルニア出身のアーティストであるデ・マリアの作品のスペースは、作家自身の指示によりあつらえられたもの。空間全体を作品と捉え、球体と27個の金色の彫刻が配置されており、天井からの自然光は時間帯によって部屋の採光具合が変化するという劇的な効果を生み出しています。
米ロサンゼルス出身のジェームズ・タレルの展示スペースでは、初期から現在までの代表的シリーズが設置されています「アフラム、ペール・ブルー(1968年)」「オープン・フィールド(2000年)」「オープン・スカイ(2004年)」の3作品を年代を追って鑑賞することができるのは興味深い体験です。
※地中博物館内は撮影禁止のため画像がありません
芸術を深く理解するための充実したプログラム
より芸術を深く味わいたいという方には特別なプログラムが。美術館スタッフの解説を聞きながら鑑賞できる、完全予約制のプライベートツアーがあります。約1時間半ほどのツアーで、実施日が限られていますので、前もって確認しましょう。専門的な視点での解説が聞けるのは楽しみですよね。
また、ジェームス・タレルの作品「オープン・スカイ」は日没時刻に合わせてナイトプログラムが行われています。静寂の中での作品の鑑賞は、とても神秘的な体験になることでしょう。毎週金曜土曜のみの開催になります。
絵画から飛び出したような「地中の庭」を散策
地中美術館の魅力は美術鑑賞だけではないんです。瀬戸内海の美しい景色を眺めながらお茶やお食事ができる「地中カフェ」や、おしゃれなグッズや書籍を販売している「地中ストア」も館内にありますし、「地中の庭」という素晴らしい空間もまた魅力です。
「地中の庭」は、モネが自分で造園し愛してやまなかったフランスのジヴェルニーの庭の植物をベースに200種類を超える草花や樹木が育てられている庭園。モネの作品にもなっている睡蓮はもちろんのこと、柳やアイリスなど、モネの世界観をぐんと近く感じられるような構成の庭で、モネの絵画がまるごと立体化したような感覚になります。素晴らしい環境の中で、「自然」という主題をぜひ感じてみてください。
地中美術館のアクセスとオンラインチケット
直島のある香川県直島町は、高松市の北13kmほどの場所にあります。岡山県からは南に3kmと、岡山寄りなので高松港のほか、玉野市の宇野港からも船でアクセスが可能です。旅程や状況に合わせてプランを立てましょう。本州から直島に向かう場合は岡山経由が便利ですね。
「地中美術館」は2020年1月現在、予約制(オンラインチケット)が運用されているので事前にチケットを購入してから訪れるようにしましょう。15分ごと日時指定の予約チケットなので混雑時の整理券などの心配はありません。当日購入することもできますよ。
瀬戸内の美しい海や島々を眺めながら島へ渡るのもとても良い旅の思い出になります。直島は小さな離島なので、島に渡ればあらゆる場所から海を眺めることができます。お気に入りの絶景ポイントをぜひ探してみてください。
地中美術館は建物そのものがアート!
安藤忠雄建築の特徴でもあるコンクリートをメインに、鉄、ガラス、木を素材に極限まで切り詰めたデザイン。一見、無機質にも思える建築がいかに自然に調和しているかを感じながら建物そのものもアートとして楽しめるのがこの地中美術館です。ぜひゆっくりと訪問して作品だけでなくお庭や建築まで満喫した充実の旅をお過ごしください。
滞在時間は2時間はみておきましょう。日帰りの方は帰りのフェリーの時間を忘れずに。
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