名称:角館・武家屋敷群
住所:〒014-0325 秋田県仙北市角館町
公式・関連サイトURL:https://www.city.semboku.akita.jp/sightseeing/spot/07_buke.html
桜で有名な角館の武家屋敷通り!初めての観光でも安心の見どころガイド
東北でも屈指の桜の名所として知られている角館(かくのだて)・武家屋敷通り。歴史を感じさせる街並みに、降り注ぐようなシダレザクラの美しさは見るものを圧倒します。そんな角館・武家屋敷通りを初めて訪れる人に、「ここは押さえておきたい!」という見どころをご紹介します。桜で有名な角館ですが、桜以外にも見どころがたくさんあります。角館観光で歴史を感じてみてはいかがでしょうか。
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通りに並ぶ武家屋敷群
仙北市角館町にある武家屋敷群は、名前の通り、昔は武士たちがここで生活をしていました。「内町(うちまち)」と呼ばれ、現在も江戸時代当時の武家町の特徴がよく残っています。通りを歩くだけで、歴史ある街並みを眺めることができるので、角館に観光に行く際には是非立ち寄りたいスポットです。
市指定史跡から県指定史跡、有形文化財まで貴重な建物がたくさん立ち並ぶため、県内外から多くの人々が訪れます。近年では外国人観光客からの人気も厚いです。それぞれの武家屋敷には、それぞれ開館時間や料金が決まっているので、訪れる際はホームページを確認してみてくださいね。
■石黒家
石黒家は、県の史跡に指定されている武家屋敷。約200年前の建物で、江戸時代以上の日本文化を伝える施設として公開されています。現在も直系のご家族が住んでおり、大切に保存された武家屋敷を見ることができます。
大きな門が特徴で、現存する武家住宅の中で最古のものとされています。
■青柳家
青柳家の母屋は、重要文化財に指定されています。厄除けの意味が込められた鬼板や懸魚などで工夫を凝らした玄関など、武家らしい威厳ある建築物を見ることができます。
「のぞき窓」のついた子塀が特徴的です。玄関は2種類あり、武士の身分などによって使用を分けたといいます。
■松本家
松本家は、大きな茅葺の屋根が特徴的な武家屋敷。県の有形文化財に指定されています。
寺子屋の教科書として使用された「烏帽子於也(えぼしおや)」を書いたとして知られている、須藤半五郎を輩出した家とされています。離れの寝室まで見学することができます。
■岩橋家
県の指定史跡に指定されている岩橋家は、75石を所有したとされる重臣。中級武士の住宅として使用されていた武家屋敷です。
建築に使用されている木は樹齢300余年のカシワの木。これは内陸部の建築物では非常に珍しいものとされています。
角館樺細工伝承館
角館樺細工伝承館では、樺細工をはじめとする角館の工芸・文化・歴史の展示などを見ることができます。角館の樺細工は1781年~1789年にかけて、藤村彦六という人物によって伝授されました。当時は下級武士の手内職として印籠や根付などが作られていましたが、明治時代以降は安定した産業に成長していきました。
館内では樺細工の製作実演や、樺細工作り体験もできるので、当時の武士に思いを馳せながら体験をしてみるのも良いかもしれません。
名称:角館樺細工伝承館
住所:〒014-0331 秋田県仙北市角館町表町下丁10-1
公式・関連サイトURL:https://www.city.semboku.akita.jp/sightseeing/densyo/
角館武家屋敷資料館
武家屋敷のひとつである河原田家の米蔵を改装して造られたのが、角館武家屋敷資料館です。河原田家は、江戸時代に佐竹氏に仕えた譜代大名でした。
館内には武具や古文書・生活用品など、武士の生活に密接に関係があった品々が展示されています。武家屋敷などの建物だけではなく、より武士を身近に感じることができるでしょう。歴史に興味のあるお子さんにもオススメのスポットです。ご家族で出かけてみてはいかがでしょうか。
名称:角館武家屋敷資料館
住所:〒014-0325 秋田県仙北市角館町東勝楽丁9
桧木内川桜並木
桧木内川(ひのきないがわ)は、秋田県を33キロメートルにわたって流れる川です。桧木内川の堤防に沿って続く桜並木は、400本あまりのソメイヨシノ。その距離は約2キロメートルにも及びます。
第125代天皇のご生誕を祝して町民の手によって植えられました。昭和50年に国の名勝に指定されたのち、平成2年には武家屋敷通りのシダレザクラとともに桜の名所百選にも選ばれています。風情たっぷりの桜並木を、のんびりと散歩してみてはいかがでしょうか。
田町武家屋敷通り
角館の武家屋敷群は記事の序盤にご紹介しましたが、角館にはもうひとつの武家屋敷通りが存在しています。それが田町武家屋敷通り。1620年に町づくりをした際に、序盤でご紹介した内町(ないまち)ではなく、田町に住むことになった武士がいたため、武家屋敷通りが2ヶ所に分かれました。
知名度が高いのは内町の武家屋敷通りですが、田町武家屋敷通りには「新潮社記念文学館」があったり「ルーブル昆虫記の翻訳者の出身地」であったり、歴史的・文学的にも重要な土地であったと言えます。
また、春の桜だけでなく、秋の紅葉シーズンもオススメです。ぜひ田町武家屋敷通りにも足を運んでみてください。
名称:田町武家屋敷通り
住所:〒014-0311 秋田県仙北市角館町田町上丁
公式・関連サイトURL:https://www.city.semboku.akita.jp/sightseeing/spot/07_tamachi.html
大村美術館
大村美術館はフランスのガラス工芸家でもあり装飾芸術家の「ルネ・ラリック」の作品と、彼が活躍した時代のアール・デコのコレクションを中心に展示している美術館です。武家屋敷が並ぶ角館にはめずらしいミュージアムではありますが、平成7年に秋田のコレクターが自費で開館しました。
館内はガラス作品の美しさを引き出せるよう、照明などにこだわった空間になっています。作品ひとつひとつをじっくりと味わってもらえるよう、コンパクトな展示室で作品を見ることができます。
名称:大村美術館
住所:〒014-0326 秋田県仙北市角館町山根町39-1
公式・関連サイトURL:http://www007.upp.so-net.ne.jp/lalique/museum/
まとめ
情緒ただよう武士の面影をそのまま残している角館。春には桜、秋には紅葉を楽しむことができる武家屋敷通りは、歩いているだけでタイムスリップしたような気分が味わえるかもしれません。そして、日本の歴史ととも新しい海外の風もほんのりと感じることができる、めずらしい土地でもあるんです。武家屋敷だけでなく、武士の生活そのものを見て知ることができるスポットや、のんびりと歩きたい散歩スポットもあります。角館に初めて観光に行く方はぜひ参考にしてみてください。
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