北前船で栄えた港町！福井県三国港の観光の見どころを徹底解説します

四季折々の自然が楽しめる港町、三国港はレジャースポットから歴史スポット、景観スポットまで幅広く楽しめる観光地です。北前船の歴史が残るレトロな町並みは、三国港の歴史と情緒を感じられる散策スポットでもあります。様々な見どころのある三国港は何度訪れても飽きることがありません。そんな三国港について徹底解説します。

三国港とは

古い町並みが残る三国港は長い歴史を持つ福井県の港町です。その歴史は、千年以上の昔の文献に「三国」と記述されているほどです。その昔、三国港は九頭竜川や足羽川を利用した水運の拠点でした。戦国時代には無精「朝倉義景」が居城を構えた一条朝倉氏遺跡にある庭園跡には、三国から運ばれてきた庭石が今も残っています。朝倉氏の後に福井を治めていた柴田勝家も三国の水運を利用しました。水運を利用するため、柴田勝家は足羽川の近くに居城を構えて荷揚げ用の港を造りました。

江戸中期には水運や海運を行う港を繋ぐ海上航路へ発展し、北前船交易が始まります。港町としてにぎわいだした三国港、様々な商店が軒を連ねる町へと発展していきました。現在、三国港は北前船で栄えた時代の歴史や文化の面影が残っています。独特のレトロな町並みは人々の心を惹きつけ、毎年多くの観光客が訪れています。

港町三国の見どころ

様々な見どころのある港町三国の魅力は、幅広い観光スポットです。景観スポット、レジャースポット、歴史スポットなど種類ごとに観光スポットをご紹介します。

景観スポット

自然豊かな三国で外せないのが景観スポットです。一番有名な場所としては、東尋坊があります。約1kmに渡って岩壁が広がる東尋坊は、最近ではSNS映えする写真を撮れると人気です。一歩間違えば落ちてしまい危険ですので、写真を撮る際は注意して下さい。他にも、雄島や越前松島自然探勝路、三国サンセットビーチなど、美しい景色を満喫できる場所が沢山あります。

レジャースポット

三国には恵まれた自然を生かしたレジャースポットもたくさんあります。

夏場には浜地海水浴場には大勢の人が訪れます。浜地海水浴場は静かな入り江や美しい砂浜が魅力の海水浴場です。また、すぐ近くには越前松島水族館やキャンプ場などのレジャー施設もあります。他にも、芝政ワールドなど楽しいレジャースポットが揃っています。

歴史スポット

長い歴史を持つ三国は歴史スポットもおすすめです。三国港のレトロな町並を散策するだけでなく、歴史的に貴重な建造物も見どころの一つ。旧森田銀行本店や旧岸名家、千古の家など、三国の歴史を深く知りたい方はぜひ訪れてみて下さい。

重要文化財の「エッセル堤」

エッセル堤は明治11年から18年に、国の御雇外国人技師としてオランダから招かれたエッセルが設計しました。日本初の西洋式捨て石防波堤であるエッセル堤は、平成15年に重要文化財に指定されています。

100年以上たった今でも現役で港を守っている突堤は、三国港の観光スポットの一つです。

北陸三大祭りの1つが行われる「三國神社」

三國神社は大山咋命と継体天皇を祀る神社です。また、県指定文化財である太刀や立願文などが安置されています。

三國神社では、三陸三大祭りの一つ「三国祭」が開催されることでも有名です。三国祭は三國神社の例大祭で、毎年5月19日~21日まで行われます。三国祭奉納山車人形が見られる他、多くの露店が立ち並び、毎年十数万人の参拝者が訪れます。

見晴らしも良い「みくに龍翔館」

みくに龍翔館は「この博物館には三国のすべてが詰まっている」をコンセプトにした施設です。本館の1階には博物館のシンボルでもある5分の1のベザイ船の模型がある他、三国の自然や三国のあけぼののコーナーがあります。本館2階には三国港の歴史を学べる美術資料や写真資料などが、3階は三国に関連した文学者を紹介する展示などがあります。4階はトリックアートコンペの入賞作品が主な展示です。また、4階では展示品だけでなく、360度のパノラマが楽しめるベランダで白山や日本海を一望できます。別館では三国祭りの山車の展示と企画展が催される特別展示室があります。

◎東尋坊にも近い穴場の観光地

三国港には魅力的な観光スポットが沢山あります。中でも東尋坊は良く知られた観光地で、三国の観光では外せない場所です。東尋坊を訪れる際は、ついでに周辺の観光スポットに立ち寄るのがおすすめです。

東尋坊に近い穴場の観光地としては、地上55mから周辺の景色を360度一望できる東尋坊タワーがあります。東尋坊タワーにはレストランや土産物屋もあり、東尋坊の帰りに立ち寄るにはおすすめの場所です。その他、もっと自然を満喫したい人には荒磯遊歩道や東尋坊観光遊覧船がおすすめです。

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