神秘的な景色が広がる西沢渓谷の魅力とは?癒し効果が抜群!

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神秘的な景色が広がる西沢渓谷の魅力とは?癒し効果が抜群!

秩父多摩国立公園の中にある西沢渓谷(山梨市)は、国内でも有数の美しさを誇る渓谷として人気があり、たくさんの旅行客が訪れます。整備されたトレッキングコースには見どころが多く、それぞれの季節によって多彩な美しさを見せることから、自然が好きな人たちに注目されているスポットです。今回は豊かな自然に癒されたい方におすすめの西沢渓谷の魅力を紹介すると共に、アクセスや準備をする際の注意点大切な情報をお伝えします。

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神秘的な景色が広がる西沢渓谷の魅力とは?癒し効果が抜群!

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ターコイズブルーの清流に癒されて

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西沢渓谷は清流が巨大な花崗岩を侵食して形成された渓谷です。この渓谷の中でも名所として知られる「七ツ釜五段の滝」は、連なる滝がつくりだす自然の美しさと、木々の中に映える滝つぼの神秘的なターコイズブルーが訪れる人の目を楽しませ、癒しのスポットとして高い人気を集めています。

森林浴のリラックス効果があることも実証されており、森林セラピー基地に認定されています。他にも「平成の名水百選」「森林浴の森100選」「水源の森百選」に選ばれており、この渓谷の魅力の大きさを裏付けています。

トレッキングコースの所要時間は1周約3時間30分(歩くペースや休憩時間によって変わります)で、七ツ釜五段の滝を含む6つの滝をはじめ、この渓谷の様々な見どころを巡れるように整備されています。

6つの滝めぐり

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西沢渓谷のトレッキングコースでめぐる6つの滝は、コースの順に「三重の滝」「竜神の滝」「恋糸の滝」「貞泉の滝」「七ツ釜五段の滝」「不動滝」という名前です。

「三重の滝」

名前の通り滝が三段になっていて、滝つぼの鮮やかな青と落ちる滝の水音が涼やかな気持ちにさせてくれます。

「龍神の滝」

比較的小さな滝ですが、曲線を描いて落ちていく水が龍に似ていることが名前の由来です。

「恋糸の滝」

流れが細く、木に阻まれて見えにくいので、途中で見落とさないように注意したいところです。

「貞泉の滝」

新緑の時期と紅葉の時期にこの滝の美しさが更に際立ちます。展望台から見ることができます。

西沢渓谷で最大の滝である「七ツ釜五段の滝」

この名前は五段の滝と七つの釜によって形成されていることが由来で、「日本の滝100選」に選ばれています。雄大で美しい眺めが、歩きつかれた疲れを癒してくれるでしょう。コースが折り返し地点にさしかかる頃に現れます。

「不動滝」

木々が生い茂る中に最後の滝「不動滝」が現れます。最後の美しい景色に圧巻され、疲れた身体も癒されますね。

見どころ

西沢渓谷の魅力は、たくさんの滝を見てまわれるだけではありません。例えばトレッキングコースを歩き始めてすぐに現れる「二俣吊橋」は、揺れるのが少し怖いかも知れませんが、橋の上からは見事な眺望を楽しめます。

また、コースの途中には三角形の3つの岩が3匹のカエルに見えることから名付けられた「カエル岩」をはじめ、「フグ岩」や「ウナギ床」などの変わった見どころが点在しており、心をふっと和ませてくれるでしょう。

コースが後半に差しかかった頃には、「旧森林軌道」というトロッコ跡が現れます。これは「三塩軌道」と呼ばれていた全長約36キロのトロッコ跡で、昭和8年から昭和43年にかけて西沢と東沢一帯の木材の搬出に用いられていました。

おすすめシーズン

西沢渓谷は12月1日から4月28日の冬期閉鎖の期間(積雪などの状況によって前後する可能性があります)をのぞいて、それぞれのシーズンで異なる魅力があります。

5月の上旬から中旬にかけてはトレッキングコースの途中にあるシャクナゲの大群落が見頃を迎え、それが終われば鮮やかな新緑が楽しめます。

紅葉の季節も人気が高く、こちらは10月中旬から11月上旬にかけての時期に行くのがおすすめです。

注意事項(服装など)

トレッキングコースでは濡れた岩の上や急な坂道などの険しい道を歩きます。油断をするとケガや事故を引き起こしてしまうかもしれません。出かける際には足をあげやすい服装を選ぶなど、入念な準備をしましょう。

また、西沢渓谷は標高が1,100mから1,370mの高さにあり、平地よりも気温が5度か6度ほど下がります。その点も考慮して服装を選びましょう。

靴は可能であればトレッキングシューズを、最低でも滑りにくい運動靴を履いてください。サンダルやハイヒールなどは厳禁です。

◎アクセス

JR中央本線の山梨市駅と塩山駅からそれぞれバスが出ており、どちらも約60分で西沢渓谷入口バス停に到着します。ただし、それぞれの駅から西沢渓谷に行くバスは1日4便、西沢渓谷入口バス停からは山梨市駅行きが1日5便、塩山駅行きは1日4便と本数が限られています。出かける前はバスの時間を確認して、乗り遅れがないようにプランを組みましょう。

自動車でもアクセスが可能で、中央自動車道勝沼ICから約50分で到着します。

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