瀬戸内海の絶景が望める「五色台」の人気スポットをご紹介

太陽の光を浴びてキラキラと光る瀬戸内海は、自然が生み出した天然の芸術！そんな瀬戸内海の絶景を眺めることができるスポットの中でも、特におすすめなのが五色台です。地元の人にとっては有名な観光地なのですが、実は意外と知られていない一面もあります。

五色台は香川県の高松市と坂出市にまたがる溶岩台地であり、ポコポコとした瀬戸内海の島々を眺めるのには最適なスポットです。そこで、ここではそんな五色台についてご紹介します。

五色台の名前の由来

溶岩台地が五色台と呼ばれる理由は、各色の名前が付けられた峰に由来しています。ちなみに五色台には紅峰と黄峰、青峰、黒峰、白峰の5つの峰があり、その色にちなんで「ごしきだい」と呼ばれているわけです。

南北を縦断するように五色台スカイラインが走っており、瀬戸内海を眺めながら絶景のドライブを楽しむことができるのも魅力と言えるでしょう。備讃瀬戸を望むことのできる景勝地としても人気があり、四季折々の自然が彩る絶景を目当てに国内外から観光客が訪れています。近年は日本人だけではなく、外国人を見かけることも多くなりました。

実際に四国ドライブでも有数の景勝地ということもあり、東京や大阪などメジャーな観光地に飽きてしまった海外旅行客が立ち寄ったりしています。もちろん、日本人観光客も多いので、観光が好きな人はぜひとも訪れてもらいたいです。

観光のはじめは「大崎鼻」から

五色台観光は五色台スカイラインにある大崎鼻展望広場からスタートするのがおすすめです。大崎鼻は五色台の北端に位置しており、備讃瀬戸や屋島や鷲羽山を望める絶景の眺望が期待できる場所。そこからの眺めは格別ですよ。

周辺の展望広場には瀬戸内海の景色を望む展望台はもちろん売店などもあるため、土日祝日になると県外から訪れる人もいるほど。大崎鼻はどの角度から景色を眺めるかによって、絶景の見え方も一段と変わってきます。脇道にある木々に囲まれた道を抜けていくと、そこに広がるのは圧巻の絶景！

海が青く輝く朝や昼もおすすめなのですが、橙に光る夕暮れもまた格別です。時間帯によって刻一刻と表情を変えていく五色台の観光スタート地点として大崎鼻は外せません。

建物にも注目！「瀬戸内海歴史民俗資料館」

五色台でも人気のあるスポットとなっているのが、瀬戸内海歴史民族資料館です。ここは五色台にある石造りの建物であり、そのデザインにも注目しておきたいところ。観光でも人気の瀬戸内海歴史民俗資料館は瀬戸内海の民族を対象とした資料の収集や保管、展示、研究を行っている歴史ある建物です。

1973年の開館以来多くの人に愛されており、1977年には「瀬戸内海及び周辺地域の漁撈用具」、1993年には「瀬戸内海の船図及び船大工用具」、2015年には「西日本の背負運搬具コレクション」がそれぞれ国の重要有形民俗文化財に指定されています。そのどれもが瀬戸内海の人たちにとっては貴重な資料。これを見ればこの地域一体の歴史を肌で感じられるのではないでしょうか？

建物も日本におけるモダンムーブメント建築に選出されるなど、見所満載です。ドライブでちょっと立ち寄るのはもちろん、むしろここをメインの観光に充てても良いかもしれません。

「黒峰展望台」から眺める香川の名所

五色台の中でもより瀬戸内海を高台から眺めたいということなら、黒峰展望台に向かってみるのもおすすめです。標高375mの黒峰にある展望台、そこから眺める香川の名所は一言では言い表せない絶景となっています。

五色台スカイラインの南端に位置していることもあって、観光の終盤に訪れるというのも良いですね。山頂の展望台からは高松市内が一望できるので、夕方になるとそこはまるで海外のような美しい風景を望むことができます。また、五色台と相対している東の屋島の絶景を眺めることもできるので、ドライブに疲れたらここでのんびり過ごすことも。

夜景スポットとしても有名な「白峰展望台」

5つの峰の中でもマニアから人気がある展望台、それが白峰展望台です。王道としては黒峰展望台があるのですが、何度も訪れているリピーター曰く唯一無二の眺望が楽しめる景勝地とのこと。実際に白峰展望台からの眺めは、黒峰展望台とは一味も二味も違っていて、新鮮な気持ちで望めるのも嬉しいところです。

頂上からの景色は抜群で、突き抜ける瀬戸内海の風を肌で感じられます。瀬戸内海から流れてくる潮風に吹かれていると、嫌なことも忘れてしまうのではないでしょうか。日々喧騒の中で生きている人たちにとっては、ここが屈指の癒しスポットだと思えるはずです。

周辺には白峰パークセンターもあるなど、観光でも飽きない要素が盛りだくさん。ぜひとも観光時間に余裕を持って訪れてみてください。

アクセス

五色台は場所もわかりやすいです。ただ、周辺には交通機関が充実しているとは言いにくいため、車でのアクセスがおすすめです。主なルートとしては、JR高松駅より車で30分、坂出北ICもしくは高松西ICより車で40分。

ただ、メインとなる五色台スカイラインさえわかれば簡単なので、アクセスで迷うということはありません。ドライブがメインとなるため、車の整備やガソリンをよく確認して訪れるようにしましょう。

休暇村讃岐五色台に滞在するのもおすすめ

せっかく五色台を訪れるのなら瀬戸内海国立公園内に位置する高台の絶景リゾートホテル、休暇村讃岐五色台に滞在するのもおすすめです。眼下に広がる瀬戸大橋や無数の島々は絶景という言葉がぴったりのロケーションとなっています。

旬の食材を使った郷土料理の数々を楽しむのはもちろん、あえてキャンプ場でサバイバルな時間を過ごすのもあり。また、日帰り入浴などもできるため、レジャー施設としても県内屈指のスポットと言えます。

瀬戸内海の絶景が望める「五色台」の人気スポットをご紹介