名称:千秋公園
住所:〒010-0876 秋田県秋田市千秋公園1
公式・関連サイトURL:https://www.city.akita.lg.jp/index.html
久保田城跡にある秋田市の千秋公園は、地元に長年愛された魅力的な景観スポットです。千秋公園には久保田城の御隅櫓や表門、秋田市立佐竹資料館、平野清吉美術館など歴史的な場所から芸術を楽しめる場所まで幅広い観光スポットがあります。自然の中を散策しながらのんびり観光するのに、千秋公園はおすすめの場所です。そんな千秋公園の見どころをご紹介します。
千秋公園と久保田城
千秋公園がある場所は昔、江戸時代に築かれた久保田城がある場所でした。
久保田城は江戸時代、常陸国を収めていた秋田藩主初代藩主・佐竹義宣により築かれた城です。築城から約200年後に佐竹家が明治天皇に譲渡した後、1896年に長岡良平の設計によって「千秋公園」は誕生しました。
千秋公園の「千秋」は、秋田の「秋」と長久という意味の「千」を合わせた名前です。この名前には長い繁栄が続きますようにという想いが込められています。現在、千秋公園は憩いの場として多くの人に親しまれるスポットになりました。
千秋公園には久保田城の足跡を辿れるスポットが数多くあります。秋田市の指定文化財の御物頭御番所や表門、御隅櫓など、久保田城を訪れた際にぜひ見学してみて下さい。
御隅櫓
千秋公園にある御隅櫓(おすみやぐら)は、久保田城に8つあった御隅櫓のうちの一つです。この御隅櫓は秋田市が市制100周年を記念し、本丸の北西部に再現して建てられました。
櫓は元々、見張り場としての役割と武器庫としての役割を持つ場所です。近世の櫓は隅櫓と多聞櫓に分けられます。多聞櫓は土塁や石垣などの城の囲いに沿って建てられますが、隅櫓は城の囲いのコーナー部分に建てられるもののことです。
御隅櫓内は資料館となっており、1階と2階は秋田藩の初代藩主である佐竹義宣~最後の藩主である佐竹義堯まで歴代の藩主を紹介するコーナーがあります。その他にも、久保田城を再現した模型や参勤交代を描いた書物の展示もあります。久保田城の歴史について知りたい方にはとても便利な場所です。
御隅櫓の4階には展望スペースがあります。ここからは秋田市内の街並みを一望できます。秋田市のシンボルタワーの「セリオン」や奥羽山脈の他、天気が良ければ男鹿半島や日本海を眺めることも可能です。この場所は千秋公園内で人気の景観スポットでもあります。
表門
千秋公園の表門は一ノ門とも呼ばれており、久保田城では本丸の玄関口として重要な場所でした。表門の南側には、門の警備と管理をする「御番頭局(ごばんがしらべや)」が、下手には侵入者がいないか監視する「御物頭御番所(おものがしらごばんしょ)」が置かれていました。
表門は江戸時代に2回の火災に見舞われ、現在あるものは文献資料や絵図、発掘調査によって再現されたものです。構造は木造2階建て瓦葺(かわらぶき)の櫓門(やぐらもん)。1階は四方ふき下ろし屋根となっています。また、1階部分は主にケヤキ材が使われ、その他の部分に使われているのはヒバ材です。荘厳な姿をした表門は、久保田城に相応しい正門として秋田市民に愛されています。
秋田市立佐竹史料館
【市政広報5分番組 4月21日(土)~4月25日(水)放送分】秋田市立佐竹史料館で5月27日まで開催している企画展「藩主と家臣の書画展」を紹介(再放送)。https://t.co/tCkBtRzsTi #秋田市 pic.twitter.com/Yu3787KNlw
— 秋田市役所 (@akitacity) April 19, 2018
千秋公園にある秋田市立佐竹資料館では、佐竹氏に関連する資料の展示や秋田の藩政時代について紹介しています。公園内にある御隅櫓(おすみやぐら)などと連携して歴史を学べる場所です。
佐竹家ゆかりの品々などが見られるので、久保田城や佐竹家の歴史を深く知りたい方はぜひ訪れてみて下さい。常設展示の他にも企画展示も行っており、より深く歴史を学べるようになっています。
史料館は久保田城跡ボランティアガイドの方による、秋田藩主佐竹氏の歴史についてのご案内も行われています。(要予約です。連絡は佐竹資料館まで)
開館時間は9:00~16:30、休館日は年末年始(12月29日~翌年の1月3日まで)と展示替え期間(不定期)です。
名称:秋田市立佐竹史料館
住所:〒010-0876 秋田県秋田市千秋公園1-4
公式・関連サイトURL:https://www.city.akita.lg.jp/index.html
平野政吉美術館
平野政吉美術館は、秋田市に生まれた平野政吉によって1967年に建てられました。
平野政吉は、秋田市の承認待ちで米穀商を営む県内有数の資産家である平野家の三代目です。若いころから浮世絵や骨董、江戸時代の絵画などに興味を持っており、生涯をかけて美術品の収集を行っていました。1929年に平野は初めて藤田嗣治の作品を個展で観ました。その後、東京の二科展の会場で藤田と出会うのです。
1936年に藤田は妻のマドレーヌが亡くします。それをきっかけに、美術館建設を構想します。彼の亡き妻への鎮魂のためです。そこで、美術館に飾るために藤田嗣治の作品を多数購入し、藤田の壁画制作も進めていましたが、戦争によって美術館建設は中止となりました。
それから約30年後の1967年、「青年を豊かな人間に」という願いを込めて平野は財団法人平野政吉美術館を作りました。平野政吉美術館では藤田嗣治作品の他、多くの平野政吉コレクションを展示しています。
名称:平野政吉美術館
住所:〒010-0001 秋田県秋田市中通1丁目4-2
公式・関連サイトURL:http://www.pic-hiranofound.jp/
胡月池
胡月池は千秋公園を設計した長岡安平が最初に築造した池です。石灯篭や噴水があり、趣を感じることができます。
ここには、約2000年前のハスの種を開花させた「大賀ハス」が栽培されています。千秋公園を訪れた際には珍しいハスを探してみるのも楽しいですね。
千秋公園は桜の名所!
千秋公園は「桜の名所として有名です。毎年、千秋公園では樹齢約120年のソメイヨシノなど約730本の桜が咲き誇ります。綺麗な桜が咲き誇る千秋公園は秋田県内でも人気の高いお花見スポットとしても有名です。
4月中旬から下旬にかけて行われる「千秋公園桜まつり」には、例年多くの人が訪れます。千秋公園桜まつりでは、桜のライトアップもあり見どころの一つです。ライトアップは18:00~22:00頃に行われます。色々なイベントも行われますので、桜の開花する頃にぜひ千秋公園を訪れてみて下さい。
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