福井市街を見下ろす景観スポット「足羽山」の観光と見どころ

福井市街を見下ろす景観スポット「足羽山」の観光と見どころ

福井市の豊かな自然に囲まれた「足羽山公園」は、気軽に足を運べる景観スポットです。足羽山公園では、春に満開の桜を見られるためお花見に来る人が多くいます。また、夏には15,000株のアジサイが足羽山を彩ります。また、足羽山公園にある足羽山公園遊園地はカピバラなどの動物が見られるほか、様々なアスレチックで遊べるため家族連れに人気のスポットです。一年を通して楽しめる足羽山公園についてご紹介します。

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福井市街を見下ろす景観スポット「足羽山」の観光と見どころ

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足羽神社のしだれ桜

足羽神社は福井市のパワースポットとして有名です。神社の歴史は約1500年と長く、古くから地元の人々から親しまれてきました。御祭神である継体天皇が子宝に恵まれたことから、「子授け、安産、子孫繁栄」の御利益があると言われています。また、その他にも合格祈願、交通安全の御利益もあります。

パワースポットと言われる足羽神社ですが、桜の名所としても有名です。足羽神社のしだれ桜は、地元の人たちに「足羽さんのしだれ桜」として愛された銘木です。このしだれ桜は明治33年の橋南大火や昭和20年の福井空襲、雪害・風害などで一時樹勢が衰えていました。現在は衰えていたしだれ桜は回復し、毎年美しい姿を見せてくれます。
樹齢370年の立派なしだれ桜は、バランスよく枝が綺麗なドーム型に垂れています。開花したしだれ桜は華やかで美しくお花見におすすめです。見頃の時期になると夜にライトアップもされ、昼間とは違った美しい姿を見られます。

あじさいの道

足羽山公園には、6月頃から夏場にかけてあじさいが咲き乱れる「あじさいの道」があります。地元ではデートスポットとしてもあじさいの道は人気です。ここには約15,000株者あじさいが植えられています。あじさいの道は市民の方が「福井市のシンボルである足羽山を市の花であるあじさいでいっぱいにしたい」という思いから生まれました。

緑に囲まれた道の両端に咲き誇るあじさいは、眺めながら散策すると癒されます。少し上り坂もあるのですが、ゆっくり散策するためあまり気になりません。歩行者用にはショートカットできる道もあるので、体力と時間に不安のある方はそちらを利用して下さい。

また、あじさいの道は車も運行可能です。雨の日にはドライブしながらあじさいを楽しむ人もいます。足羽山には駐車場もあるので、車を停めて歩いて散策することも可能です。その場合、駐車場は少し狭いため注意して下さい。

福井市自然史博物館

福井市自然博物館は足羽山を中心とした郷土の自然史を学べる場所です。足羽山公園遊園地からだと、あじさいの道を通れば徒歩8分程度で到着します。福井の自然に関する資料を一堂に集めた博物館では、郷土の自然や生い立ちの映像、模型、クイズなどを利用して楽しく自然史を説明してくれます。また、屋上の展望所からは、福井平野や白山連峰などの福井市の自然を眺望可能です。博物館で自然を学んだあとに展望所を訪れると、また違った目で自然を見られます。

福井市自然史博物館の開館時間は9;00~17:15までです。休刊日は毎週月曜日(祝休日の場合は開館)、祝休日の翌日(土・日曜日の場合は開館)、年末年始(12月28日~1月4日)です。一般入館料は中学生以下だと無料になります。また、家庭の日、山の日、文化の日などに入館料が無料になる無料開館日も設けられています。

足羽山公園遊園地

足羽山公園内にある足羽山公園遊園地は、ミニ動物園として地元の人に親しまれたおでかけスポットです。恵まれた自然環境の中にある遊園地では現在、カピバラ、ポニー、カンガルー、オウム、ケヅメリクガメなどを飼育展示しています。また、13基あるアスレチック遊具は子どもに大人気です。

開園時間は9:00~16:30。休演日は毎週月曜日と12月29日~翌年の2月末日までの冬期間休園があります。入園料は無料です。68台停められる無料の駐車場もあるため、車でのアクセスも可能です。

福井市水道記念館

福井水道記念館は足羽山公園の東に位置しています。この施設は大正13年に建設され、平成3年までの約70年間、「足羽揚水ポンプ場」として利用されていました。配水池へ水道水をあげるための施設でしたが、現在は水道について幅広く学習できる施設となっています。揚水ポンプ体験コーナーは、子どもたちが水道について楽しみながら学べるようにゲーム形式です。その他にも揚水ポンプの機能と役割、福井市水道事業の歴史、江戸時代から現在までの水道管提示などが行われています。

開館時間は9:00~16:30。休刊日は毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)、年末年始(12月29日~1月3日)です。また、入館料は無料です。

福井市愛宕坂茶道美術館

足羽山公園の北側の愛宕坂にある福井市愛宕坂茶同美術館は、茶道の歴史や文化について学べる施設です。常設展示室では、茶道の歴史、一乗谷朝倉氏の茶の湯文化、福井藩主松平家の茶道など、福井市の細動の歴史を学べます。また、華道や香道など茶道周辺文化についても分かりやすく紹介しています。

敷地内には貸室として利用できる木造平屋の茶室があり、お茶会や茶道体験学習などにも利用可能です。開館時間は9:00~17:15。休館日は展示替の時と年末年始(12月28日~1月4日)です。

福井市橘曙覧記念文学館

福井市橘曙覧記念文学館では、幕末の福井に生まれた歌人であり国学者の橘曙覧について学べます。

福井市橘曙覧記念文学館がある場所は、橘曙覧が初めて隠棲した黄金舎の跡地です。この施設は1994年に天皇皇后両陛下がご訪米した折に、クリントン大統領が歓迎スピーチで橘曙覧の「独楽吟」の一首を引用し、有名になりました。

常設展示では橘曙覧の生涯や業績、黄竜人物などが展示されています。また、施設の中央には「独楽吟」全52首がイメージポールで表示されています。

◎まちなか観光周遊バスが便利

足羽山公園のアクセスへはまちなか観光周遊バスの利用が便利です。こちらのバスは基本的に冬期の運行はありません。福井市の中心部を周回するため、効率よく観光できます。

運行ルートは、「福井駅東口」、「足羽山公園下」、「足羽山」、「愛宕坂」、「浜町」、「片町」、「裁判所前」、「郷土歴史博物館」、「福井城止」、「福井駅東口」の順に停車します。運行時間は10:00~14:40、35分間隔で1日9便のバスが出ています。詳しい運行時間などは京福バスホームページに掲載してあるのでチェックしてみて下さい。

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