滋賀県の穴場観光スポット「醒井宿」|バイカモが揺れる水清き宿場町

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滋賀県の穴場観光スポット「醒井宿」|バイカモが揺れる水清き宿場町

滋賀県米原市にある醒井宿(さめがいしゅく)は、全国的にも珍しいバイカモが見られることで有名です。バイカモが見られるのは醒井宿を流れている地蔵川ですが、年間を通して安定した水温がバイカモが育ちやすい環境を生み出しているのでしょう。今回は、珍しいバイカモが見られる地蔵川や居醒の清水、醒井宿資料館、醒井木彫美術館など、醒井宿に行くなら欠かすことができな魅力的なスポットをご紹介します。

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滋賀県の穴場観光スポット「醒井宿」|バイカモが揺れる水清き宿場町

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地蔵川

地蔵川は、居醒の清水などから湧き出ている清水が流れることで生まれた川です。全国的になかなか見られないバイカモを鑑賞できる川として有名。また、水温がとても安定しているため、ハリヨという貴重な淡水魚も生息しています。。

バイカモは、キンポウゲ科の淡水植物です。まるで梅のような小さな花を5月中旬~8月下旬まで咲かせるため、長い間楽しめる花だと言えるでしょう。水温14度くらいの清流でしか育たないため、全国でも生育している場所はかなり限られています。

バイカモが咲いている地蔵川は、生活している人も数多くいる醒井宿にあります。路上駐車などは非常に迷惑になってしまうため、できるだけ公共交通機関で足を運ぶようにしましょう。

居醒の清水

居醒の清水は、醒井にある加茂神社から湧き出ている名水で、平成20年6月には「平成の名水百選」に選定されました。『古事記』や『日本書紀』にも登場していることから、かなり歴史のある名水だと言えるでしょう。日本武尊が熱病で倒れてしまった時に、体内にある毒素を洗い流した霊水とも言われています。

賀茂神社の境内脇にある石垣から湧き出ている居醒の清水は、地蔵川となって流れているのです。近在の西行水や十王水と同じように醒井に暮らす人にとって欠かすことができない水でもあるのです。また、宿場を訪れた旅人の疲れを癒す役割も担っていたと考えられています。

醒井宿資料館

醒井宿資料館は、1973年まで醒井郵便局として使用されていた木造2階建ての儀洋風の建物です。建物自体は、1915年にアメリカ出身のウィリアム・メレル・ヴォーリズによって設計されました。非常に貴重な建物として現在は、国の登録文化財に指定されています。

■入館料

大人 200円
子ども 100円

■営業時間

9:00~17:00(最終入館時間は16:30)

■定休日

毎週月曜日(祝日の場合は、翌日が休み)
年末年始(12月27日~1月5日)

※入館料や営業時間、定休日は、2019年12月9日現在の情報です。

醒井木彫美術館

霊仙山の麓には醒井木彫美術館。滋賀県の伝統工芸品に指定されている木彫の里・上丹生の木彫りは、江戸時代から伝わっている歴史のある技術です。花鳥雲龍など様々な紋様を平面や立体で作り出す巧みの技は、現在に承継されています。

■醒井木彫美術館とは?

上丹生出身の森大造は、帝展(現在の日展)に入選した実績を持つ著名な彫刻家です。没年まで、京都美術館や日本橋三越などで展覧会や美術展を毎年行っていたことから、彫刻への愛が非常に大きい人物も生み出した地だと言えます。醒井木彫美術館は、そのような彫刻家たちの作品を展示するために平成14年10月にオープンしました。

■入館料

大人 300円
中高生・75歳以上 200円
小学生以下 無料

■営業時間

10:00~16:00(最終入館時間は15:30)

■営業日

土日祝日のみ営業(冬期間・11月~3月は休館)

※入館料や営業時間、営業日は、2019年12月9日現在の情報です。

醒井峡谷

カルスト地形が発達している霊仙の西北麓には醒井峡谷。宗谷川を中心とした渓谷で、石灰岩の下を通って湧き出している地下水が流れているとても美しい渓流となっているのです。渓谷の入り口付近は古生層硅岩、渓谷の奥は石灰岩で形成されています。

■醒井峡谷へのアクセス

醒井峡谷へアクセスする場合は、北陸自動車道の米原ICで降り、出口の交差点を右折。右折するとJR醒ヶ井駅前の交差点に出るので、その交差点を右折してください。そして、突き当りを再度右折し、道なりにおよそ3kmほど進むと、Y字路に突き当たるので右折します。

■醒井峡谷の駐車場

醒井峡谷には専用の駐車場がありません。そのため、車で通りすぎるだけになってしまいがちですが、途中にあるいぼとり公園の駐車場から歩いて行くことができます。徒歩で10分ほどかかりますが、美しい景色を見ることができるため、ぜひ足を運んでみましょう。

醒井養鱒場

醒井養鱒場は、1878年に設立された日本で最も古いマス類の増養殖施設の1つ。深山幽谷の中にある美しい景観が魅力的。霊仙山の麓から湧き出ている清水を活用し、イワナやニジマス、アマゴなどを育てています。「日本の渓流魚の里」として有名です。

■入場料

大人 540円
高校生・大学生 320円
小学生・中学生 無料
滋賀県内に暮らす65歳以上の方 無料
障がい者 無料

■営業時間

・3月~6月、10月~11月
8:30~17:00

・7月~9月
8:30~18:00

・12月~2月
8:30~16:00

12月28日~1月4日

※入場料や営業時間、休業日は、2019年12月9日現在の情報です。

食事や買い物は「醒井水の宿駅」で

醒井水の宿駅は、米原の魅力を発信している総合観光施設です。

■おふくろバイキング 「みゆき」

おふくろバイキング 「みゆき」は、地元の食材をふんだんに使った料理をバイキング形式で提供。米原ならではの食材を味わえるしょう。大人は税込1,600円、小学生は税込850円、3歳以上の幼児は税込650円、3歳未満は無料でバイキングを楽しめます。

■おみやげコーナー

醒井水の宿駅のおみやげコーナーでは、地元の農家が育てた野菜や果物、名物のマスやアユの加工食品などを購入できます。

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