琵琶湖の観光名所「浮御堂」を徹底ガイド!水運で栄えた堅田の景勝

琵琶湖の観光名所「浮御堂」を徹底ガイド!水運で栄えた堅田の景勝

日本一大きな湖として知られる琵琶湖。その琵琶湖の景勝地として魅力を放っているのが浮御堂(うきみどう)です。室町時代に堅田の落雁が近江八景のひとつとして選定され、松尾芭蕉や阿波野青畝などの俳人にも愛されてきた歴史を持ちます。湖の中に突き出たように建っているので、雄大な琵琶湖とともに比良山系や比叡山などを眺めることが可能。絶景ポイントとしても最適なので、琵琶湖中編の景色を楽しみたい場合にもおすすめの場所となっています。そんな浮御堂へのアクセス方法や居初氏庭園についてご紹介していきましょう。

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琵琶湖の観光名所「浮御堂」を徹底ガイド!水運で栄えた堅田の景勝

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湖面に浮かぶ御堂

湖面に浮かぶ御堂が印象的な浮御堂ですが、正式には「海門山満月寺」という名称です。創建は平安時代後期と言われ、湖上の安全と衆生済度を祈願し、比叡山の僧でもある恵心僧都によって建立されました。

浮御堂の中には「多数功徳作善信仰」という信仰によって千体仏が安置されています。参拝時にはその一部を拝見することが可能なので足を運んでみましょう。景色を堪能するだけでも心が洗われるスポットです。

■拝観時間

8:00~17:00

■拝観料

大人:300円

堅田の繁栄を伝える「居初氏庭園」

琵琶湖の湖畔にある居初氏庭園(いそめしていえん)は、堅田の繁栄を伝える地でもあります。堅田湖族の中でも中心的だった三家のひとつでもある居初家の敷地内にある庭園で、約200坪もの広さがあり、国指定の名勝庭園にも選定されています。

庭園内には滋賀県指定文化財に指定されている天然図画亭(てんねんずえてい)と呼ばれる茶室もあり、貴重な茶室の造りを見ることが可能。茶室からの眺めは特に美しく、事前に予約をすることで残された資料や掛け軸、小道具などを見ることもできます。茶会を開くことも可能なので、実際に体験したい場合には事前に予約をし、景色を堪能しながらお茶を楽しみましょう。

■営業時間

9:00~11:30、13:00~16:30
事前予約が必要

■料金(2019年12月時点での情報です)

大人:500円
団体割引(20名以上):400円

「湖族の郷資料館」で堅田の歴史を知ろう

堅田の歴史や文化をより深く知りたい場合には、湖族の郷資料館に足を運んでみましょう。
・堅田の歴史
・志賀廼家淡海
・堅田の作品
・芭蕉の足跡
・昔の器具
・堅田の銘品
といったテーマごとに資料が展示され、堅田の作品コーナーでは、三島由紀夫氏や城山三郎氏、川口松太郎氏など、堅田がテーマの作品や作家について紹介されています。写真やイラストによって展示されているのでわかりやすいでしょう。定期的にイベントも開催されているので、足を運ぶ際には公式ホームページを確認してから行くことをおすすめします。

「伊豆神社」は幸福を呼ぶパワースポット!?

浮御堂を訪れたら、幸福を呼ぶ、そして縁結びのパワースポットとして話題の伊豆神社に足を延ばすのもおすすめ。寛平4年に創建された神社で主祭神は大山祇神(オオヤマツミ)です。

社務所横に鎮座するのが「伊豆の霊石」とも呼ばれる幸福の石。ハートの形をしており、上部を撫でると幸せを運んでくるほか、恋の願いが叶うと言われています。幸せの石をモチーフにしたハートの絵馬もあるので、縁結びを成就したいと考えているのであれば足を運んでみましょう。

お菓子の落雁は堅田が発祥?

琵琶湖周辺には浮御堂をはじめ、堅田の歴史を知れる資料館やパワースポットなど、様々な観光スポットが存在します。そんな堅田のお土産としておすすめなのが「落雁(らくがん)」です。口の中でほろりと溶ける上品な甘さでお茶菓子に最適。堅田の落雁の情景に似ていることから落雁と名付けられたという一説があり、湖族の郷資料館でも販売されています。大正時代から続く菓子店「金時堂」では浮御堂をモチーフにした落雁が販売されているので、旅のお土産におすすめです。

アクセス

浮御堂へのアクセス方法をご紹介していきましょう。

■バスでのアクセス

JR堅田駅から堅田出町を下車、徒歩約10分で到着します。土日は浮御堂前までのバスがあるため利用すると便利でしょう。

■車でのアクセス

湖西道路真野インターチェンジから約10分、名神栗東インターチェンジから約40分となっています。

■駐車場について

普通車30台収容可能な駐車場があるので利用することが可能。

琵琶湖周辺を散策しながら訪れてみてはいかがでしょう。

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