【店頭窓口(ハービーベイ)】
●ビジターインフォメーションセンター
●キングフィッシャーベイリゾート&ビレッジのチケットハット
他にもブリスベンやレインボービーチにも許可の申請・取得ができる窓口があります。
クイーンズ州で最も美しいリゾート地「フレーザー島」。世界遺産にも指定されるフレーザー島には、美しい自然を維持するために独自のルールがあります。今回はフレーザー島の魅力を満喫する方法と併せ、フレーザー島に行く前におさえておきたい情報をお届けします!
目次
フレーザー島へのアクセス方法と島内の移動手段を紹介!
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1. フレーザー島の魅力
これから紹介する砂の楽園には、人混み・行き交う車・ビル群という見慣れた現代風景はありません。あるのはどこまでも続く自然と自分だけ。日常から離れ、自然と一体となるなら、オーストラリアのフレーザー島は外せません。
◆ 神のお告げ通りの美しい自然
フレーザー島は世界で最も大きな砂でできた島です。70万年かけて育まれた砂の大地は、オーストラリア先住民族アボリジニから"K'Gari"(パラダイス)と呼ばれています。
「地球上で最も美しい場所を作りなさい」とアボリジニの神様に告げられ、フレーザー島ができたという伝説が今も残ります。碧く輝く湖、太陽に向かって生茂る熱帯雨林、真っ白に輝く砂のコントラスト。お告げ通りの美しさは、訪れた人の心を魅きつけてやみません。
◆ 動物たちの楽園
また、フレーザー島は動物たちの楽園でもあります。350種類を超える鳥類や、ディンゴ・ワラビーといった哺乳類、海にはジュゴンやウミガメ、時期によっては繁殖や子育てにやってくるザトウクジラの姿を見ることもできるんですよ。世界遺産にも指定される自然と動物が織りなす造形美の世界をぜひ、冒険してみてはいかがでしょうか。
2. フレーザー島は許可証が必要?
世界遺産の自然を維持するために、フレーザー島は州政府により管理されています。そのためフレーザー島に車を持ち込んだり、キャンプするには許可証が必要です。さらに車に関しては2つの条件があります。
☑️4WDのみ
☑️国際免許
フレーザー島に舗装された道路はないので、4WDのみが走行を許されています。当然ですが日本の免許は使えません。運転したい人は国際免許が必要となります。
◆ 許可証を取得するには
車の持ち込みやキャンプを個人でする場合には、クイーンズランド州政府の公式サイトまたは店頭窓口で許可証を申請することができます。車両の許可証は46.65$(1ヶ月有効)、キャンプは1泊5.95$(家族の場合は全員で23.80$)となります。
クイーンズランド州政府公式サイト
また、「もっと気軽に楽しみたい!」という人は、ツアーに参加すれば許可を取得する必要はありません。ツアーは種類も豊富なため、お好みのツアーを選んで参加してみてください。
3. フレーザー島へのアクセス方法
フレーザー島はハービーベイの沖合に位置するため、電車やバスなどの公共交通機関や飛行機で直接現地に行くことはできません。ゲートウェイはハービーベイになるので、そこからフェリーで約1時間ほどでフレーザー島に到着します。
ここではオーストラリアの主要都市からハービーベイまでのアクセス方法を紹介します。
◆ 日本からフレーザー島
日本からハービーベイまでは直航便がありません。そのため一度オーストラリアの都市を経由する必要があります。もっとも早いのがブリスベン経由になり、ハービーベイ空港までは飛行機で約1時間となります。
また、ブリスベンから車でハービーベイに行くことも可能です。道の混雑状況にもよりますが4時間ほどかかります。
日本からブリスベンまでは約9時間、乗り継ぎやフェリーの時間なども含めると約12時間を目安にフレーザー島に到着することができます。
◆ オーストラリア主要都市からフレーザー島へのアクセス
ハービーベイ空港へはシドニーからの便でもアクセス可能です。その場合は約1時間30分で到着することができます。また、主要都市のゴールドコーストやメルボルンは、バスや飛行機を使って乗り継ぐ必要があります。
●ゴールドコースト→フレーザー島:目安4時間〜
ゴールドコースト(バス)→ブリスベン(国内線)→ハービーベイ空港→フレーザー島
●メルボルン:目安4.5時間〜
メルボルン(国内線)→ブリスベン(乗り継ぎ)→ハービーベイ空港→フレーザー島
ハービーベイ以外にフレーザー島へアクセスする方法としては、レインボービーチの北に位置するインスキップポイントからもフレーザー島行きのフェリーが出ています。
4. フレーザー島を満喫するには?
フレーザー島を満喫するために、必ず体験して欲しいことを3つ紹介します!宿泊はもちろん日帰りツアーなどもあるので、滞在日程に合わせてフレーザー島での過ごし方の参考にしてみてください。
◆ ブッシュウォーク
パイルバレー熱帯雨林に足を踏み入れると、そこにはツタに覆われた巨木やシダ科の植物、せせらぐ小川や鳥のさえずりなど、まるでジャングルに迷い込んだと錯覚するほどの自然に満ち溢れた世界を体験できます。
◆ マッケンジー湖
「マッケンジー湖」は世界一の透明度を誇ります。水晶のように美しい淡水は"クリスタルウォーター"とも呼ばれ、何時間でも見つめていられる美しさです。もちろん泳ぐこともできるので、フレーザー島へは水着を忘れずに!
◆ 75マイルビーチ
ホワイトサンドが100km以上続く「75マイルビーチ」。ゴールドコーストのように建物など遮るものがない中、4WDで駆け抜けるのは爽快です。時期によってはビーチからザトウクジラが見られることもあるので要チェックですよ。
5. 周辺のおすすめホテル
大自然が広がる砂の島にもホテルがいくつかあります。海にも近くロケーションもバッチリなオススメのホテルを紹介します。
◆ フレーザー島で家族におすすめのホテル!キングフィッシャー ベイ リゾート
自然との共存をテーマとするエコリゾートホテル「キングフィッシャー ベイ リゾート」。最小限の開発によって自然を大切にする建築様式をとり、部屋数は家族向けのヴィラを含め部屋数全152部屋あります。
またエコツーリズムの認定制度において、宿泊施設ならびにツアー部門では上級認定され、他にも数々の賞を受賞しました。自然を感じたい人、家族で訪れる場合などにはピッタリなホテルとなっています。
◆ フレーザー島でカップルにおすすめのホテル!ユーロン ビーチ リゾート
「ユーロン ビーチ リゾート」は、屋外プールとプライベートビーチが楽しめる海辺の3つ星ホテル。モダンで落ち着いた雰囲気の客室が53部屋あり、フレーザー島の遊び疲れを癒すにはピッタリです。ホテル周辺10km圏内には「ワビー湖」や「マッケンジー湖」などもあり、人気スポットに近いのも嬉しいですね。
◎ まとめ
オーストラリアの滞在場所によっては、ちょっぴりアクセスに苦労するフレーザー島。ただ手間をかけてでも行く価値のある、クイーンズ州でも最も美しいリゾート地です。ぜひ観光スケジュールの中に、フレーザー島を組み込んでみてください。