飛騨国分寺は岐阜県・飛騨高山のパワースポット|見どころや歴史を紹介

飛騨国分寺は岐阜県・飛騨高山のパワースポット|見どころや歴史を紹介

岐阜県高山市にある飛騨国分寺は、奈良時代に建立された由緒あるお寺です。本堂は国の指定重要文化財に指定されており、歴史を感じる造りになっています。今回は、飛騨国分寺の歴史やお祭り、御朱印・お守り情報、交通アクセスなどをまとめてご紹介します。岐阜旅行を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

飛騨国分寺は岐阜県・飛騨高山のパワースポット|見どころや歴史を紹介

目次を閉じる

飛騨国分寺の歴史

飛騨国分寺は、天平18年(746年)に聖武天皇の詔によって行基が創建した飛騨の古寺です。天平13年(741年)の勅命によって建設が始まり、天平勝宝9年(746年)に創建されたと言われています。また、境内には当時のものと言われている礎石が現存しています。

その後、焼失もありましたが、800年以上経った天正15年(1587年)には、中興第一世玄海法印の願いにより、戦国武将・豊臣秀吉の家臣である金森長近が寺院を再建しました。室町時代に建てられた寺の本堂は、現在では国の重要文化財に指定されています。金森長近によって修繕が施されましたが、昭和29年(1954年)にも解体および修理が行われています。

本堂の他にも、高山城から移築されたと言われている鐘楼堂は高山市の文化財に指定。さらに、天平13年(714年)に建立された塔婆を起源とする三重塔は、岐阜県の指定重要文化財に認定されています。大慈悲母観音像は、現代になってから「日本のヘレンケラー」とも呼ばれている中村久子氏が建てたものです。

節分祭 七福神豆まき巡行

飛騨国分寺で毎年2月3日に行われている節分祭は、およそ400年もの歴史がある伝統行事です。数十年前から行われていた七福神豆まき巡行は、飛騨の冬の風物詩として市民に長く親しまれてきました。後継者難などの理由で平成10年代には数年間に及び実施が中止されたものの、平成20年(2008年)には復活して、再び商店街や市民たちの間で親しまれるイベントです。

節分祭の日は国分寺の境内で甘酒やおしるこ、みたらし団子なども販売されています。また、七福神豆まき巡行の途中では格七福神や赤鬼、青鬼との触れ合い・写真撮影コーナーなども設けられており、子どもに人気です。

大イチョウや紅葉の見ごろ

飛騨国分寺の大イチョウ

飛騨国分寺の境内には樹齢1200年を超えると言われている大きなイチョウの木があり、昭和28年(1953年)3月31日には国の天然記念物に指定されました。多数の垂下している気根が乳房のようであることから、「乳イチョウ」という愛称もあります。この名前から、母乳の出ない母親がお参りすると母乳が出るようになるとも言われています。

大イチョウは毎年11月初旬~中旬にかけて見頃を迎え、12月初旬が落葉時期です。国分寺のイチョウが落葉する頃に雪が降り始めるとも言われており、地域の人々の注目を常に集めています。

国分寺の公式ブログでは毎年、イチョウが徐々に紅葉していく様子が写真付きで更新されているので、気になる方はチェックしてみてください。

御朱印、お守りについて

◆御朱印

飛騨国分寺は、飛騨三十三観音霊場の一番札所にもなっています。庫裏(くり)にある受付で御朱印が貰えます。国分寺の本堂と三重塔、大イチョウが描かれているオリジナルの御朱印帳もあるので、気に入った方は手に入れてみてください。

・御朱印の値段…1件300円
・オリジナル御朱印帳の値段…各1500円

◆お守り

御朱印の受付では、乳イチョウをモチーフにしたお守りも売られています。授乳に悩んでいる方だけでなく、女性の健康全般を願ったお守りです。

・健康乳イチョウ守の値段…1体500円

(料金は2019年12月時点の情報です)

願掛けできる「さるぼぼ」とは?

さるぼぼ

国分寺の門前にある庚申堂(こうしんどう)には、たくさんの種類のさるぼぼが吊り下げられています。さるぼぼは飛騨高山地域の代表的な民芸品の1つです。さるぼぼは飛騨弁由来で「猿の赤ちゃん」という意味で、災いが去る(猿)や家庭円(猿)満などのもじりから、とても縁起が良いものとされています。

2007年に「願かけなでさるぼぼ」の石像が設置され、このさるぼぼをなでると様々なご利益があると訪れる人々に人気です。

◆願かけなでさるぼぼの部位ごとのご利益

・頭…頭が良くなる
・心臓…出世できる
・自分の体の不自由なところ…その場所の状態が良くなる

その他にも商売繁盛や学業成就、など願いを込めてさるぼぼを撫でると加護に恵まれると言われています。

周辺の駐車場

出典: www.istockphoto.com

飛騨国分寺には駐車場があり、近隣にも多数あるので車でのアクセスも可能です。ここで周辺の駐車場情報をご紹介しましょう。(2019年12月時点の情報です)

飛騨国分寺の駐車場

・参拝者用駐車場…10台駐車可、大型バス駐車可
・時間…9:00~16:00
・料金…参拝者無料(一般客は利用不可)

周辺の駐車場

・名鉄協商P 高山国分寺通り第2
・パラカ高山市初田町第1
・名鉄協商P 高山名田町
など多数あり

アクセス方法

JR高山本線の特急「ひだ」

◆列車・高速バスを利用する場合

JR高山駅から徒歩約5分。JR高山駅隣の「高山濃飛バスセンター」からもアクセス可能。
東京発高山行き高速バスを予約!

路線バスを利用する場合

濃飛バス、高山市コミュニティバス「国分寺」で下車後徒歩1分
高山市コミュニティバス「朝日町」で下車後徒歩約3分
濃飛バス「高山濃飛バスセンター」で下車後徒歩約3分
高山市コミュニティバス「高山濃飛バスセンター」で下車後徒歩約3分

◎まとめ

JR高山駅や飛騨高山の中心部からのアクセスも良好な立地にある由緒正しいお寺です。御朱印場の1つでもあり、願掛けなでさるぼぼなどユニークなものもあるので、岐阜や飛騨高山を観光する際にはぜひ訪れてみてください。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

高山市でおすすめの記事

高山市のアクセスランキング