名称：那智山 青岸渡寺
住所：和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字那智山8
公式・関連サイトURL：https://www.saikoku33.gr.jp/place/1
和歌山・青岸渡寺の見どころはここ！周辺の観光スポットもご紹介
2020年6月5日 更新
青岸渡寺（せいがんとじ）本堂は、近畿エリア随一のパワースポット・熊野古道のほど近くにあります。西国三十三所霊場の第一番札所としても有名なお寺です。観光客や参拝客でいつも賑わっていて、訪れる者を癒しのパワーで迎えてくれます。自然豊かで四季折々の風景を楽しむにも最適な場所です。
青岸渡寺の歴史や訪れた際に役立つ情報を紹介します。
目次
和歌山・青岸渡寺の見どころはここ！周辺の観光スポットもご紹介
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青岸渡寺の歴史を簡単に予習
那智山青岸渡寺(和歌山) pic.twitter.com/NBrvQohhys
— きれいな風景～Have a break～ (@new_rakuen) October 14, 2018
山道から473段の階段を登ると熊野那智大社の一の鳥居が見えます。この鳥居をくぐると熊野那智大社へ、右へ進むと青岸渡寺にたどりつきます。
熊野那智大社（くまのなちたいしゃ）青岸渡寺は、神社と寺院が隣接して建つ、熊野三山の中でもっとも神仏習合時代の名残りを残す熊野信仰の中心地です。青岸渡寺と熊野那智大社は同一で、今でもその形は変わっていません。
あたり一帯は有名なパワースポット。偉大なパワーを感じることができる那智の大滝だけでなく、日本三大古道の一つ、熊野古道も付近にあります。古来から高名な偉人たちが様々なパワーを感じながら詣でた歴史あるエリアです。
古くは如意輪堂と呼ばれ、天台宗の寺院で西国三十三所第一番札所として、熊野修験道の一大本拠地でした。明治時代に行われた廃仏毀釈で熊野三山の他の2つ、熊野本宮大社・熊野速玉大社の仏堂は全て破壊されて見れなくなっています。しかし熊野那智大社では如意輪堂が破壊を免れ、のちに青岸渡寺として復興しました。
桃山時代の薫りを残す本堂・如意輪観世音菩薩
青岸渡寺如意輪観音坐像：和歌山県所在。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部をなす。天竺の渡来僧・裸形上人が創建し、那智滝で見つけた如意輪観音を本尊としたと伝わる。推古天皇の勅願寺となってからは生仏聖が自然信仰の場として整備した。pic.twitter.com/Rp7djdz6wG
— 仏像紹介BOT (@butsuzobot) April 8, 2020
青岸渡寺の本堂である如意輪堂は桃山時代の名残を感じさせるお堂です。南紀で最も古い建築物のひとつで、国の重要文化財に指定されています。同時にユネスコ世界遺産の一部でもあります。
見どころは美しい景色もさることながら、歴史を感じさせる数々の建造物。太閤秀吉も愛した重厚な本堂や、脇にそびえ立つ「タブノキ」も見ごたえあり。タブノキは樹齢700年の老木で、神木として崇められています。長い間、熊野の歴史を見つめてきた巨樹です。本堂後方には那智の滝展望所があります。那智の滝と朱色の三重の塔がそびえ立つ絶好のフォトスポットとして人気です。
青岸渡寺の本堂にいらっしゃるのは如意輪観世音菩薩様。意のままに無数の珍宝を出すと言われ、富貴・財産・智慧・勢力・威徳等を願うがままに授け与えて下さると伝わっています。青岸渡寺の本尊・如意輪観音様は秘仏のため、いつ行ってもお会いできるわけではありません。不定期に御開帳しているので、那智観光の際は事前に御開帳されているかの確認をしてみましょう。運が良ければ拝見することができるかもしれません。
美しい朱色が自然の中で映える三重塔
三重塔は青岸渡寺の中でも一際目の引く建造物です。鮮やかな赤色の塔は全長約25m。
1581年に戦乱により一度焼失しましたが1972年に再建。飛滝権現本地千手観音が安置されています。2階と3階部分は展望所になっていて、ここから見える那智の滝が人気です。距離的にも滝の壮大なスケールが感じ取れます。滝のフォトスポットとしても知られているので、記念写真を撮影してみてください。
青岸渡寺の御朱印帳とお守り
青岸渡寺にて御朱印帳デビューをはたす！！！ pic.twitter.com/nuYgY5PD5b
— こば (@kobakoba21) May 5, 2015
青岸渡寺を参拝したら御朱印をいただきましょう。なんといっても西国三十三個所の札所巡りの一番の札所ですから、その証が御朱印にも押印されます。300円を納めればいただくことができますよ。※金額は2019年12月現在のもの
お守りはたくさん販売されています。水晶のブレスレットになっているお守りや、長寿のお箸なども授与して下さいます。自分にぴったりのお守りを選びましょう。
青岸渡寺へのアクセスは電車やバスがおすすめ
最寄駅はJR紀勢本線「紀伊勝浦」駅。紀伊勝浦駅から熊野交通バスで那智山バス停まで約30分です。
《車（自家用車・レンタカー）を使う場合》
周辺には駐車場が点在しています。那智山観光センターは、通常期に駐車場を無料で開放しています（繁忙期は500円 ※2019年12月現在）。
土産店が並ぶメインストリートの一番奥「和か屋」の駐車場も無料で利用することもできます。目の前に本参道の階段があって便利です。
メインストリートの中央に、青岸渡寺へ続く防災道路があります。道路の先に駐車場がありますが、通行料および駐車料金として800円かかります。しかしながら、階段を登らず青岸渡寺に行けるので、体が不自由な方、小さな子どもを連れているファミリーにおすすめです。
※記載の情報は2019年12月現在のものです
青岸渡寺を訪れたら飛瀧神社も忘れずに
青岸渡寺の周辺は山深く神秘的なパワースポットがたくさんあります。特におすすめなのが、青岸渡寺から見えていた那智の滝をご神体とする、熊野那智大社の別宮・飛瀧神社です。
滝壺の深さは10mの落差日本一の名瀑で、熊野の山奥より流れ落ちる姿は圧巻。毎年7月9日と12月27日には「御滝注連縄張替行事」が行われます。参入料300円を納めると瀧のすぐそばのお瀧拝所まで行くことができます。青岸渡寺を訪れたら、こちらに立ち寄りましょう。
※記載の金額は2019年12月現在のものです
名称：那智御瀧飛瀧神社
住所：和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1
公式・関連サイトURL：http://kumanonachitaisha.or.jp/
青岸渡寺周辺でランチするなら「カフェ・コドウ」
青岸渡寺の観光でランチをするならカフェ・コドウ （Cafe codou）がおすすめです。
那智の瀧大門坂の近くにあるおしゃれなカフェで、日替わりランチやこだわりのカレー、おいしいケーキなどが食べられます。古民家をリノベーションした雰囲気のいいカフェで、ゆっくりご飯を楽しんでください。ランチタイムは11～14時。ランチメニューとカレーが注文できます。
名称：カフェ・コドウ （Cafe codou）
住所：和歌山県東牟婁郡那智勝浦町市野々3009-5
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