名称:トローキの滝
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町麦生
公式・関連サイトURL:http://www.town.yakushima.kagoshima.jp/cust-facility/1443/
屋久島の南部にある「トローキの滝」は、海に滝が直接落ちる「海岸瀑」という珍しい滝です。
海岸瀑という聞きなれない滝の特徴と、トローキの滝の魅力、行き方と駐車場などをご紹介します。バス停や屋久島直売所「ぽん・たん館」から歩いてすぐなので、屋久島の立ち寄り観光スポットに追加しやすいのも人気の秘密。料金など一切かからないのもうれしいですね。
「がっかり」というウワサを吹き飛ばす!? オススメ展望スポットにも迫りますのでご期待ください!
目次
トローキの滝(屋久島の海岸爆)|フォトジェニックな魅力とアクセス
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トローキの滝は、日本一の海岸瀑!
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屋久島南岸の入り江には、滝の水が海に落ちることで有名な「トローキの滝」があります。このように、滝が直接海へ注ぐ滝は非常に珍しく、「海岸瀑(かいがんばく)」と呼ばれています。
◆滝の落差が、2m前後も変化する!
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滝が海に直接落ちるということは、滝の落差が潮の干満に影響されます。
満潮時には6mほどだった落差が、干潮時には約8m!落差が潮の干満によって変化するというのも、海岸瀑ならではの特徴ですよね。かなりの水量が海へ直接落下していて、海の入り江=滝壺になっていることからも、見ごたえのある海岸瀑であるといえるでしょう。
日本には他にも海岸爆がありますが、何といってもトローキの滝が代表格!
記事の最後に伊豆・能登・知床で知られる海岸爆もご紹介しますので参考にしてください。
モッチョム岳と赤い橋がフォトジェニック♪
「トローキの滝」を眺める背景には、ちょっと変わった形の山「モッチョム岳」がそびえています。その手前には、木々の緑に浮かぶ県道77号線の”赤い橋”がアクセント!そして、トローキの滝が、深いグリーンの海へと落ちているこの光景は、とてもフォトジェニックです♪
山の緑と、滝と水しぶきの白、赤い橋のコントラストはまるで絵画のような美しさ。トローキの滝を訪れたら、ぜひ写真に収めて帰りましょう。
「トローキ」って何?
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「トローキ」は滝が落下する「轟き(とどろき)」が語源といわれています。
その水量から想像はできますが、シーカヤックなどで滝壺に近づくとな迫力があり、「トローキ」に納得できますよ!
「トローキの滝」おすすめの眺望スポット 5選
海へ落ちる「トローキの滝」は、どうやって見ればよいでしょう。ここでは、おすすめの眺望スポットと、滝への近付き方をご紹介します。
眺望①:トローキの滝展望所
最もメジャーな眺望スポットは、トローキの滝展望所です。
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県道77号線に沿って、「トローキの滝展望所」へ行ける緩やかな下り坂の小道があります。
遊歩道を歩き進めると、
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東屋が見えてきました。
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ここがメインの展望所で、無料&駐車場から近いのが利点。少し木に隠れますが、トローキの滝を見ることができます。
ただやはり、この展望所は全体像を見づらいのが少し残念...。
安全でもう少し眺望の良い場所に展望所をつくってもらえると、口コミUP間違いなし。期待してます!
眺望②:展望所の先へ行ってみる
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できればトローキの滝展望所から、もう少し先まで行ってみましょう。道は悪くなりますが、ぬかるんでいなければスニーカーでも行けますよ。
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この辺りからだと、かなり良い景色が望めます。
眺望③:ガイド同行なら、海のそばまで下りてみよう
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さらに先は非常に険しい崖になっていますが、海のそばまで下りることも可能です。でもここから先は危険なので、現地ガイドと同行する場合のみ行くようにしましょう。
急な崖を注意深く下りると、
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海のすぐそばまで行けるんです。岩場をたどると、もう少し滝の近くまでいけそうです。
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トローキの滝と反対方面には、入り江の向こうに水平線が見えています。
ここまで階段などの遊歩道ができれば完璧ですよね。
もう一度言いますが、この崖は危険です!ケガをしたら大変ですので、ガイドと同行するようにしましょう。
眺望④:ボタニカルリサーチパーク
トローキの滝の全体像は、「ボタニカルリサーチパーク」の展望台から見ることができます。園内奥にトローキの滝とモッチョム岳が見られる見晴らし台があるので、そちらから眺めてみましょう。
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ボタニカルリサーチパークの見晴らし台は、少し遠景にはなりますが、滝とモッチョム岳全体が見渡せる隠れビュースポット。
ボタニカルリサーチパークでは、国内ではなかなか見ることができない南国の植物を観賞できます。ボタニカルリサーチパークは、ぽん・たん館からすぐ東にあり、歩いて数分です。
眺望⑤:SUPやシーカヤックで、海から近づこう。
トローキの滝は直接入り江に落ちているので、海から見ることができます。
SUPやシーカヤックなら、水しぶきが掛かるくらい近くまで行くことができるんですよ。海から川になるにつれて変わる色のグラデーションにも注目しましょう。
シーカヤックは基本2人乗り。観光案内所や宿などに「シーカヤックツアー」のチラシが置かれているので、そちらを利用して申し込みます。1日コースや半日コースなど会社によってさまざまなコースがあるので、自分の予定に合わせて申し込みます。
シーカヤックツアーでトローキの滝に向かう際は、水着・濡れても良い長袖の服・日焼け止め・ウィンドブレーカー・ウォーターシューズ・着替えなどが必要です。詳しくはツアー会社に確認しましょう。
最初は思うように漕げなくても、少しずつ上手く漕げるようになってきます。屋久島を訪れたら、ぜひマリンアクティビティにもチャレンジしてみてくださいね。
アクセス・駐車場
トローキの滝は、安房港から車で約20分、屋久島空港から30分ほどの場所にあります。路線バスでもレンタカーでもラクにアクセスできるので、それぞれのパターンでご案内します。
◆路線バス
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バスを利用する際は、「鯛ノ川」バス停で降ります。
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道路の海側に、トローキの滝方面への遊歩道が見えています。案内表示があるので、すぐにわかりますよ。
◆レンタカー
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自家用車やレンタカーで行く際は、特産品販売所の「ぽん・たん館」を目指します。
「ぽん・たん館」は、県道77号線の「鯛ノ川」バス停のすぐ前、山側にあります。トローキの滝を見に行く間なら、ぽん・たん館の駐車場にレンタカーを停めさせてもらえます。ぽん・たん館では、屋久島の季節の特産品や加工品などを販売しているので、駐車させてもらったお礼の意味を込めて、店内で何か購入するようにしましょう。
トローキの滝への遊歩道は、道路を渡った海側にあります。車に注意して道路を横断してください。
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ぽん・たん館の駐車場と道路の間にはテーブルセットが設置してあるので、休憩にも利用できます。
ボタニカルリサーチパークも行く予定なら、レンタカーはこの駐車場に停めたまま、展望所まで歩いても良いでしょう。
◎ほかにもある!日本の海岸爆をご紹介
「トローキの滝」のほか、日本にはどんな海岸瀑があるでしょうか。よく知られる3つの海岸爆をご紹介しましょう。
◆対島の滝(たじまのたき)
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伊豆の「対島の滝(たじまのたき)」は迫力ある海岸爆なのですが、実は、常に流れているわけではありません。対島川の水量が多い時だけ現れる滝であることから、幻の滝と呼ばれています。
◆垂水の滝(たるみのたき)
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◆男の涙(湯ノ華の滝)
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知床の「男の涙(湯ノ華の滝)」は、断崖をつたって海へ注ぐ海岸爆です。しかしその名前のように、細く流れ落ちています。
このように、屋久島のトローキの滝をほかの海岸爆と比較してみると、改めて日本No.1の海岸爆であることがわかりますね。
◎周辺情報:千尋の滝(せんぴろのたき)にも行ってみよう。
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トローキの滝から北、鯛ノ川の上流には、「千尋の滝(せんぴろのたき)」という屋久島観光で外せない有名な滝があります。
落差は約60mと大川の滝に及びませんが、250~300mもあるという巨大な花崗岩の岩盤から落ちる滝は、非常に見ごたえがある人気スポット。レンタカーなら、トローキの滝周辺から10分ほどで行けるので、併せて観光するのがおすすめです。
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