名称:板井原集落
住所:鳥取県八頭郡智頭町大字市瀬地内
鳥取県南東部に位置する智頭(ちづ)町の「板井原(いたいばら)集落」は、日本の山村集落の風景を楽しめる観光客に人気のスポット。古民家の保存や再生に力を入れており、県の伝統的建造物群保存地区にも選定されていています。そんな自然豊かでのどかな日本の原風景を観光してみませんか?本記事では、板井原集落の歴史や見どころ、おすすめのカフェやお食事処などについて詳しくご紹介します。
板井原集落とは
まずは、板井原集落とはどんな観光スポットなのかについて解説していきましょう。板井原集落は、江戸時代に農業と炭焼きで栄えた集落であり、明治時代には養蚕が盛んに行われていた地域です。周辺のトンネルが開通したことにより集落の過疎化が進み、1975年に廃村となりました。
その後、江戸時代から昭和にかけて建てられた住宅をそのまま残していることが注目され、文化遺産として評価されるようになります。近年、歴史ある美しい地域の形を残そうと古民家の再生活動が行われています。2004年には伝統的建造物群保存地区に選ばれ、日本の里山風景を一目見ようと多くの観光客が訪れる人気のスポットとなりました。
アクセス方法
車でのアクセス
歴史ある建造物が残された板井原集落へのアクセス方法をご紹介します。板井原集落へは車を利用するのが便利です。JR智頭駅からは車で約10分、鳥取自動車道・智頭ICから約15分で到着します。周辺に板井原駐車場と板井原公民館駐車場があり、無料で駐車できるので安心です。
駐車場に車を停めたら、六尺道という細い坂道を通ってしばらく歩いて行くと板井原集落に着きます。六尺道の入口に看板が立っているので、迷うことなくアクセスできるでしょう。
六尺道
板井原集落へは、六尺道と呼ばれる幅2m弱の道を通って向かう。
— うどーんR2@乗り物&旅行 (@asme0114) July 17, 2019
道を進むと六地蔵が現れ、集落の境界の目印となっている。
なお、板井原集落には有史以来自動車が入った歴史はない。
※すぐ脇まで自動車で行けますが、川を挟み、橋も狭いため集落内部までは行けない模様。 pic.twitter.com/4h1Fn3mQtb
駐車場に「六尺道入口」という看板があり、多くの観光客が路地を歩いて集落へ向かいます。集落の入口となる六尺道は車が通るには狭い道となっており、路地を抜けると美しい建造物の数々が目に入ってきます。六尺道は集落の中心を通っている道で、住民が利用する村の主要道路です。
道幅は1.8mになっていることから、六尺道と名付けられています。車が通れない道なので、これまで集落に車両が入ったことはありません。川沿いに伸びる六尺道の両脇にも住宅が並んでいて、奥に見える板井原集落の風景が心を躍らせてくれます。
藤原家住宅
板井原集落の中を進んでいくと、ひと際大きく目立っている住宅があります。藤原家住宅という建造物で、智頭町の有形文化財にも登録されていますが、ここでは藤原家住宅の見どころについて詳しく見ていきましょう。
綺麗に残された茅葺屋根
藤原家住宅最大の特徴といえば、綺麗に整え残されている茅葺屋根です。茅葺屋根は古くから使われていたものであり、日本の伝統を感じられます。建物自体も大きいので、美しさだけでなく迫力も楽しめるでしょう。
主屋の隣にある養蚕場にも注目
大きな主屋の隣にあるのは、明治時代において盛んに使われていた養蚕場です。こちらも主屋と同じく茅葺屋根となっており、かつてこの場所で働いていた人の姿が思い浮かんでくるような感覚になります。
カフェ「歩とり」
建造物をたくさん見て歩き疲れたら、古民家を改装したカフェでゆっくりしませんか?カフェとギャラリーが楽しめる歩とりは、築100年の古民家をリノベーションしたお店です。コーヒーや紅茶、抹茶などのドリンクと、自然素材にこだわった手作りケーキが大人気となっています。
特にコーヒーは無農薬のものなので、体に優しい味わいを感じられるでしょう。ギャラリーには様々な作品が展示されており、静かな雰囲気でゆっくりできるて旅のひと休みにピッタリです。
名称:歩とり
住所:鳥取県八頭郡智頭町市瀬1947
板井原ふるさと館
また隣にはふるさと館だって
— きりんじし (@twjincy) July 18, 2015
古い蔵の中に板井原の事が良く分かる資料がいっぱいでした… pic.twitter.com/5FlltgxQXO
古民家カフェの歩とりがある隣に、板井原集落の歴史を展示した板井原ふるさと館があります。2014年に常設展示としてオープンした資料館で、カフェと一緒に訪れてみるといいでしょう。こじんまりとした資料館ではありますが、地域の歴史や有形文化財に登録されている向山神社の歴史などが展示されています。
現在、板井原集落で暮らしている人は年間を通して20人程にかおらず、冬になるとさらに減ってしまいます。そのため、板井原集落の中を歩いていても人に会うことは少ないですが、板井原ふるさと館の資料を見れば暮らしている人々の様子も分かるでしょう。
まとめ
板井原集落は、江戸から昭和時代にかけて建てられた住宅が残された、美しい里山の風景が堪能できる場所です。有形文化財に登録されている貴重な建造物も多く、ここでしか見られない歴史ある景色を楽しめるでしょう。集落内には古民家をリノベーションしたカフェもあり、ゆっくり観光を楽しめるスポットとなっています。板井原集落を訪れて、日本の伝統的な風景や建造物、料理などを楽しんで癒されてみてください。
■鳥取空港(鳥取砂丘コナン空港) 行きの航空券をお探しの方
鳥取空港(鳥取砂丘コナン空港) 行きの格安航空券を探す
■鳥取県内のホテルをお探しの方
鳥取県のホテルを探す
■鳥取空港(鳥取砂丘コナン空港)でレンタカーを借りる
鳥取空港(鳥取砂丘コナン空港) 周辺のレンタカーを予約する
国内のエリア一覧
海外のエリア一覧
カテゴリー一覧
skyticketで最安値を確認!
-
航空券
-
レンタカー
-
ホテル