成田山新勝寺の歩き方!開運祈願から絶品グルメまで楽しめる

成田山新勝寺の歩き方!開運祈願から絶品グルメまで楽しめる

千葉県成田市にある、真言宗智山派の大本山「成田山新勝寺(成田市)」は、平安時代に開山した1000年以上もの長い歴史を持つ仏教寺院です。さまざまなご利益を得られる観光スポットとしても人気があります。成田山新勝寺(成田市)で、開運祈願をするための情報や参道の絶品グルメ情報をまとめました。本記事を読めば、より一層楽しめるでしょう。

目次

成田山新勝寺の歩き方!開運祈願から絶品グルメまで楽しめる

目次を閉じる

成田山新勝寺とは?

成田山新勝寺

成田山新勝寺の歴史は、西暦939年に勃発した平将門の乱を平定させるために寛朝大僧正(かんちょうだいそうじょう)が開山したことに始まります。御本尊は弘法大師が自らが祈りを込めて敬刻開眼した不動明王で、国の重要文化財に指定されています。

成田山新勝寺といえば、歌舞伎との縁が深いことも有名です。その所以は、歌舞伎の名門として知られる市川宗家である初代市川團十郎にあります。彼の父が近隣出身であったこと、成田山に子宝祈願をした翌年に男児を授かった縁で、初代市川團十郎は「成田不動明王山」を上演しました。その際の掛け声が、現在も続く「成田屋」の屋号とされています。

日本の空の玄関と称される成田空港から比較的近くアクセスしやすいことから、空港を利用する前後に立ち寄る人も多く、千葉県を代表する観光スポットとして多くの観光客を集めています。初詣に訪れる人が非常に多いことでも知られ、初詣の参拝者数は毎年300万人を超えるという、日本でもトップクラスの参拝者数を集める寺院です。

千年以上続けられている「御護摩祈祷」

開山以来、成田山では1000年以上に渡り毎日欠かさずに「御護摩祈祷」が続けられています。これは、大本堂に鎮座する御本尊の不動明王の炎で護摩木を焼き尽くすことで願いを成就し、ご利益を得られるというものです。

御護摩時間は時期によって異なりますが、平日でも午前と午後に渡って1日5~6回、土日祝日と「ご縁日」とされる毎月28日は早朝と9~15時まで毎時間行われます。早朝の御護摩祈祷を「朝護摩」といい、4~9月は朝5時30分から、10~3月は6時から。これらの御護摩祈祷は、申し込んだ人はもちろん、誰でも大本堂へ入って祈祷を体験できます。

御護摩祈祷では、御護摩の火に持ち物を当てる様子が見られます。これは「御火加持(おひかじ)」といい、身の回りのものをお不動様の火にかざることでご利益を得られるものです。御護摩祈祷の後、バッグや財布など、僧侶に身の回りのものを預ければ、御火加持を受けられます。

女子におすすめ!「光明堂」で良縁祈願

1701年に建立された「光明堂」は、安政年間(1855~1860年)に釈迦堂ができるまでの間、本堂として使用されていた旧本堂です。こちらの堂内には、左から不動明王と大日如来、愛染明王が奉安されています。

女性なら良縁祈願をしたい人も多いのではないでしょうか。光明堂に奉安されている愛染明王は、出会いをもたらして良縁を結んでくれる仏様として知られているので、良縁祈願をしたい人におすすめのスポットです。

光明堂の堂内は誰でも入れます。良縁祈願をする際は光明堂の堂内へ入り、不動明王から右へ向かって手を合わせましょう。

出世祈願なら「出世稲荷」へどうぞ

寺院である成田山の境内には、「出世稲荷」という神社があります。その名の通り、出世にご利益があるとされており、その他にも商売繁盛や開運成就などのご利益もあるとされている神社です。出世稲荷は、成田山新勝寺の西側にひっそりと佇んでいます。大本堂の左側にある参道への案内に従って進み、長い階段を上った右側に、出世稲荷があります。

稲荷神社なので、お参りの際には油揚げを奉納。神社のそばに油揚げを販売する売店があるので、現地で購入可能です。参拝方法は通常の「二礼二拍手一礼」ではなく、「合掌一礼」と異なる点も覚えておくといいでしょう。また、出世稲荷には名刺を置く場所があるほか、名刺を絵馬に貼って出世祈願ができるので、名刺を持っていくことをおすすめします。

健康が気になる方は「醫王殿」をチェック

大本堂からさらに奥へ進んだところにある「醫王殿(いおうでん)」は、2017年に開基1080年事業として建立された、まだ新しい御堂です。こちらには、健康長寿や病気平癒のご利益があるとされる薬師如来や日光菩薩、月光菩薩が奉安されているので、健康が気になる人や長寿を祈願したい人は、ぜひお参りに足を運びたいところです。その他にも、醫王殿では長寿祝い歳の祝祷を行っています。

御朱印とお守り

成田山新勝寺の御朱印は、大本堂、光明堂、釈迦堂、平和大塔、出世稲荷の計6カ所でいただけます。成田山新勝寺では、大本堂と各護摩受付所で御朱印帳も販売しています。赤と紺、ピンクの3色が揃っています。成田山新勝寺のお守りはご利益があるとして大人気。種類も豊富でご利益を得たい目的に沿って選べるでしょう。

参道で食べ歩きを楽しもう!

成田山新勝寺へのアクセスの拠点となるのがJR成田駅と京成成田駅です。これらの駅と成田山新勝寺の間を結ぶ参道には多くの店が軒を連ねています。食べ歩きを満喫できるグルメも多いので見逃せません。

金時の甘太郎

成田山の参道でまずはずせないのが「金時の甘太郎」でしょう。1961年に創業したこちらのお店の地元民も立ち寄るほど大人気の看板メニューは、ぎっしりとあんが詰まった大判焼きです。「あずき」「しろあん」の2種類があり、1個120円というリーズナブルさも魅力です。大判焼き片手に参道を散策してみては?

林田のおせんべい

もう1店、成田山の参道で有名な店が「林田のおせんべい」です。大正元年に創業された成田で最も古いせんべい店で、厳選された米で生地から作ったこだわりのせんべいが楽しめます。こちらには、食べ歩きに最適な串に刺さったユニークなせんべい「串せん」があります。その他にも豊富なバリエーションのおせんべいが揃っているので、お土産にもピッタリです。

アクセス

公共交通機関で成田山新勝寺へ向かう場合の最寄り駅は、JR成田駅と京成成田駅です。

【電車をご利用の場合】
JR成田駅利用の場合は東口、京成成田駅からは西口を出て参道を進むと、約12~15分で成田山新勝寺の表玄関である「総門」に到着します。

【車でアクセスする場合】
東関東自動車道の成田ICより国道295号線経由で寺台インターへ。さらに直進し「教育会館前」交差点を左折すると、5分ほどで成田山新勝寺に到着します。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

成田でおすすめの記事

成田のアクセスランキング