観光ついでに泥だらけ!鹿島ガタリンピック

画像出典:ハゲ&ポチャ / PIXTA

観光ついでに泥だらけ!鹿島ガタリンピック

毎年6月に佐賀県、鹿島市で開催されるガタリンピック。潟で泥まみれになりながら競技する、とてもユニークなイベントですが、参加資格などがないため、国内だけにとどまらず国外からも注目されています。今回、ガタリンピックの魅力について詳しくご紹介します!

目次

観光ついでに泥だらけ!鹿島ガタリンピック

目次を閉じる

佐賀県鹿島市の地域おこしで始まったガタリンピック

出典: fururu / PIXTA

鹿島市は佐賀県の南部にあり有明海に面しています。有明海は干満差が最大で7メートルにも及び、潮が引いたときの干潟を競技場として大勢の参加者と競い合います。

“ガタリンピック”という名前は潟で競技をするための“ガタ”と“オリンピック”を掛けています。毎年スローガンを掲げ、競技には個性豊かな種目が目白押し。全国的にも有名になったため応募者が増え、参加者が1500人越えのときもあるほどです。

気になる競技は・・・!

個人競技と団体競技があり種目は8~10種類、年によって内容が異なります。中には応募者が多すぎるため抽選で参加を決める競技も。当日参加できる競技もあるのでチェックしてみてください。

ガタリンピック、主要な競技をいくつかご紹介します!

小学校対抗戦!【教育長杯】オープニングレース

鹿島市の7つの地元小学校の対抗戦です。各小学校の代表5人が1チームとなり、発泡スチロールの舟にメンバーの中から1名を選出し舟に乗せ、残りのメンバーが船を引っ張り干潟を25m進み、競います。

干潟へダイブ!ガターザン

クレーンから下げられたロープから干潟へダイブする『ガターザン』。着地距離だけでなく、パフォーマンス面も得点として加点されるのです。人気競技なので事前に申し込みをしたのちに抽選で参加が決まります。

自転車で潟の上を疾走!ガタチャリ

ブレーキの付いていないガタリンピック仕様の自転車を使用する競技です。幅がわずか60㎝しかない板の上を25m走ります。板の上には事前に泥が塗ってあるので潟に落ちずにゴールまでたどり着くのは至難の業。もちろん、ブレーキがついていないので潟にダイブすることになりますがそれもガタチャリの楽しみ方のひとつです。

ガターザンと同じく人気競技なので事前に申し込みをしたのちに抽選で参加が決まります。

ガタスキーで進め!人間ムツゴロウ

ガタスキーは、木板にうつぶせになり、両手で漕ぎ進んで競います。子供から大人まで幅広い層から人気です。親子の部もあるので2人乗りをして親子参加しても楽しいでしょう。

ちなみに「ガタスキー」という板はムツゴロウを釣る伝統漁法「むつかけ」の移動手段に使用される板です。

当日参加も可能!25m自由ガタ

動きにくい干潟を徒競走のように25m進むタイムレース。子供と女性、男性別で部門があり、それぞれで優勝を狙います。

この競技は当日参加枠があるので、やっぱり自分も参加したい!と気が変わった方は当日受付可能です。

他にもユニークな競技が

これまでに、干潟上の発泡スチロールのリングでトーナメント戦として争う、女性限定の手押し相撲「HAKKEYOI」や、走者別で試練が異なる障害物競走の「The Gatalympic」など、ユニークな内容の競技も開催。年によって競技のラインナップが変わりますが、今後の新競技にも期待が膨らみます。

競技へ参加するにあたって

参加者は必ず泥まみれになるので、温水シャワーが完備。バスタオルと着替えは必須。出場するための服装の指定はないですが、ユニークな服装で参加することもパフォーマンス的に喜ばれます。素足で潟に入ると貝殻などが危険なので参加者には地下足袋の貸し出しがあります。ただ、サイズが22cm~28cmまでの用意となるのでそれ以外のサイズの方は汚れてもいい厚手の靴下を持参してください。

鹿島ガタリンピックの会場『みちの駅 鹿島』

干潟展望館や農林水産物直売所など施設が充実しているのが「みちの駅 鹿島」。旬の野菜や果物、新鮮な魚介類が手に入れられ、鹿島観光にはもってこいの場所。目の前の干潟がガタリンピックの会場です。

小さな町で35年前からスタートしたガタリンピック。今や世界中から応募者が募り、参加者も1500人以上の大きなイベントとなっています。珍しい体験をしたい方はぜひ参加してみてくださいね。

鹿島まで、佐賀市内からは車で70分、鹿島市街からは車で10分。ただ、道の駅周辺に駐車場がないので祐徳稲荷神社の駐車場を利用してください。神社からシャトルバスが出るので、参加する方は時間に余裕をもって参加しましょう。

鹿島周辺の楽しめるスポット

出典: kattyan / PIXTA

ディープな体験をしてみたい方はぜひガタリンピックに参加されてみてはいかがでしょうか。

鹿島市にはパワースポットとして知られている祐徳稲荷神社をはじめ、武家屋敷や酒造が並ぶ、国の登録文化財の肥前浜宿(ひぜんはましゅく)などの観光スポットがあります。せっかく鹿島に来たなら観光もぜひお楽しみください。

鹿島市観光をしたい方はコチラ

また鹿島市周辺には嬉野温泉もあるので気軽に足を伸ばせます。(高速道路で嬉野ICまで25分)
嬉野では種類豊富な温泉が楽しむことができます。ガタリンピックで疲れた体を癒すのもいいかもしれません。

嬉野観光をしたい方はコチラ

ガタリンピック会場(または祐徳稲荷神社)までのアクセス方法

出典: J6HQL / PIXTA

ガタリンピック会場へのアクセス
▶ 電車で会場にアクセスする場合
JR長崎本線の肥前七浦駅から徒歩5分です。特急を利用する方は肥前鹿島駅で降車しましょう。

▶路線バスを使って会場にアクセスする場合
祐徳バスの海洋センター前で下車します。 肥前鹿島駅の鹿島バスセンターから県界、糸岐本町、中山へ行くバスに乗りましょう。

祐徳稲荷神社へのアクセス
▶車を使う
長崎自動車道の武雄北方ICか嬉野ICから鹿島方面に約40分です。

佐賀空港でレンタカーを手配!

▶電車を使う
博多駅からJRを使って肥前鹿島駅へ行きます。特急で約55分(普通列車でなら約100分)で着きます。長崎駅からJRを使って肥前鹿島駅へ行きます。特急で56分(普通列車で約100分)で着きます。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

鹿島市(佐賀県)でおすすめの記事

鹿島市(佐賀県)のアクセスランキング