名称:ゴールデン・ゲート・ブリッジ(Golden Gate Bridge)
住所:Golden Gate Bridge, San Francisco, CA, USA
公式・関連サイトURL:https://www.goldengate.org/
世界一美しい橋と称される「ゴールデン・ゲート・ブリッジ」を渡ってみよう!
真っ青な空と海に映えるオレンジ色が印象的な「ゴールデン・ゲート・ブリッジ」は、サンフランシスコ湾と太平洋をつなぐゴールデン・ゲート海峡に架かっています。「世界一美しい橋」と称されるだけあって、見どころが多いサンフランシスコでも人気は常にトップクラス。霧がかかる朝方からライトアップが美しい夜景まで、一日を通して楽しめるのが魅力です。この記事では、「ゴールデン・ゲート・ブリッジ」の歴史や見どころ、楽しみ方などを観光情報を交えて詳しく解説していきます。
目次
世界一美しい橋と称される「ゴールデン・ゲート・ブリッジ」を渡ってみよう!
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ゴールデン・ゲート・ブリッジの歴史
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出典: Everett Historical/Shutterstock
ゴールドラッシュ後の20世紀初頭に人口100万人を突破し、大都市へと急成長を遂げたサンフランシスコ。しかし、対岸にあるカリフォルニア州北部へ行くには、フェリーを利用するか陸路を遠回りをしなければならず、一刻も早い新道路の建設が望まれていました。
1930年に入ると、周辺の6つの郡の住民投票によりゴールデンゲート海峡に架かる橋の建設が決定しますが、世界大恐慌の最中だったこともあり資金確保に難航。実際に着工した時には、すでに建設の決定から3年もの月日が経っていたのです。
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念願の吊り橋が完成したのは、それから4年後の1937年。5月27日の開通日には、当時のサンフランシスコの人口の約半分である20万人もの市民が橋を渡ったと言われています。
ちなみに、「ゴールデン・ゲート・ブリッジ」という名前は、橋のカラーとは関係ないのでお間違えのないように。橋の下を流れるゴールデンゲート海峡にちなんで名付けられました。
潮風を浴びながら歩いてゴールデン・ゲート・ブリッジを散策しよう!
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晴天の日にゴールデン・ゲート・ブリッジを訪れたのなら、ぜひ歩いて橋を渡ってみてください。潮風を浴びながら散策すれば気分爽快!海の上からの眺めは素晴らしく、フォトジェニックなスポットも満載です。
ただし、ローラースケートやスケートボードでの通行、およびペットの同伴は禁止されているのでご注意くださいね。
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往路か復路のどちらかをバスでアクセスする場合は、サンフランシスコ市内と対岸のマリン郡を結ぶ「ゴールデン・ゲート・トランジット」が便利。
最寄りのバス停は、サンフランシスコ側が「ゴールデン・ゲート・ブリッジ/トール・プラザ(Golden Gate Bridge/Toll Plaza)」で、マリン郡側が「アレキサンダー・アベニュー(Alexander Avenue)」です。
サウサリートを経由する30番バスに乗れば、ゴールデン・ゲート・ブリッジ近くの上記バス停に停車しますよ。また、土日祝日に行かれる方は、市営バス(ミュニバス)の76X番ルートを利用するのもおすすめです。
名称:ゴールデン・ゲート・トランジット(Golden Gate Transit)
公式・関連サイトURL:https://www.goldengate.org/
名称:サンフランシスコ市営交通局(SFMTA)
公式・関連サイトURL::https://www.sfmta.com/
ゴールデン・ゲート・ブリッジをレンタサイクルで楽々観光
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坂道が多いことで知られるサンフランシスコですが、電動自転車に乗ればどんな道もスイスイ。さわやかな風と太陽を浴びながら、ゴールデン・ゲート・ブリッジを走ってみませんか?
ゴールデン・ゲート・ブリッジには自転車専用道路が設置されており、車や歩行者を気にすることなく安全に橋を渡れるのがうれしいところ。自転車のままフェリーに乗ることもできるので、あなた好みのプランを立ててみると良いでしょう。
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レンタサイクルショップは、フィッシャーマンズワーフや港が点在するウォーターフロント北部にたくさんあります。
このエリアで4店舗を展開する「ベイ・シティ・バイク」では、ガイド付きのサイクリングツアーなども行っているので、気軽に足を運んでみてくださいね。
名称:ベイ・シティ・バイク(Bay City Bike)
住所:501 Bay Street, Fisherman's wharf, San Francisco, CA 94133, USAほか
公式・関連サイトURL:https://baycitybike.com/
ゴールデン・ゲート・ブリッジを下から眺めるならクルージング
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「下からゴールデン・ゲート・ブリッジを眺める」という、ユニークな体験ができるのもサンフランシスコならでは。
遊覧船だけでなく大きな帆が付いたヨットにも乗船できるほか、ディナー付きや生演奏付き、サンセットクルーズとバラエティー豊かに揃っているのが魅力です。
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中でもおすすめは、ゴールデン・ゲート・ブリッジをくぐった後に人気観光スポット「アルカトラズ島」を巡るクルージングコース。日本語音声ガイドも用意されているので、どなたでも気軽に楽しめます。
名称:レッド&ホワイトフリート社(Red and White Fleet)
住所:43 1/2, San Francisco, CA 94133, USA
公式・関連サイトURL:https://redandwhite.com/
ゴールデン・ゲート・ブリッジのおすすめビュースポット
◆ヴィスタ・ポイント
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ゴールデン・ゲート・ブリッジとサンフランシスコの全景を一望できる「ヴィスタ・ポイント」は、マリン郡側にあります。午後は逆光になってしまうため、写真撮影を楽しみたい方は午前中がおすすめ。早朝に行けば、霧がかかった幻想的な姿を見られるかもしれませんよ。
最寄りのバス停「アレキサンダー・アベニュー」からは、徒歩で約15分の道のりです。アクセスが不便なうえ、公衆トイレ以外は売店も何もないので、準備をしっかり調えて訪れることをおすすめします。
名称:ゴールデン・ゲート・ブリッジ・ヴィスタ・ポイント(Golden Gate Bridge Vista Point)
住所:Us-101, Golden Gate Bridge, Sausalito, CA 94965, USA
◆バッテリー・スペンサー
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ゴールデン・ゲート・ブリッジの画像として使用されるもののほとんどが、この「バッテリー・スペンサー」から撮影されています。先程ご紹介した「ヴィスタ・ポイント」から橋を隔てて反対側にあるので、あわせて訪れてみてください。
高台にあるバッテリー・スペンサーからは、いつ訪れても美しい橋の姿を眺められますが、中でも夕暮れ時から夜にかけて行くのがおすすめ。徐々に色が変わっていく幻想的な夜空を背景に、とっておきの1枚を写真に収めてみてはいかがでしょうか?
名称:バッテリー・スペンサー(Battery Spencer)
住所:Conzelman Road, Sausalito, CA 94965, USA
◆フォート・ポイント
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出典: ggTravelDiary/Shutterstock
サンフランシスコ側にある「フォート・ポイント」は、かつて軍事要塞として使用されていた史跡です。ゴールデン・ゲート・ブリッジのたもとに位置しており、下からの迫力ある姿を眺めることができます。
すぐそこは海なので、潮風が吹くととても寒いのが難点ですが、サンフランシスコらしさを感じられる観光スポットとしてぜひ訪れておきたいですね。
名称:フォート・ポイント国立史跡(Fort Point National Historic Site)
住所:Long Ave & Marine Dr, San Francisco, CA 94129, USA
ゴールデン・ゲート・ブリッジへのアクセス方法
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サンフランシスコは交通網が発達しているので、シーンや目的にあわせてアクセス方法を選べます。バス、ケーブルカー、電車、タクシー、レンタカー、レンタサイクルと選びたい放題ですよ。
ただし、通勤時間帯のバスとケーブルカーは非常に混み合うので要注意。さらに、サンフランシスコ市内には流しのタクシーがないので、サンフランシスコ発の配車サービス「ウーバー(Uber)」を利用するか、宿泊先のホテルで呼んでもらってくださいね。
◆バス
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ゴールデン・ゲート・ブリッジの最寄りのバス停は、「ゴールデン・ゲート・ブリッジ/トール・プラザ(Toll Plaza)」と、「ゴールデン・ゲート・ブリッジ/パーキング・ロット(Parking Lot)」の2ヶ所です。
市営バス(ミュニバス)でアクセスする場合は、28番バスに乗って「パーキング・ロット」で下車しましょう。ゴールデン・ゲート・トランジット社のバスは、10路線以上が「トール・プラザ」を経由しておりとても便利です。
◎ゴールデン・ゲート・ブリッジへはいつがおすすめ?
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晴天に映えるゴールデン・ゲート・ブリッジも良いですが、霧に包まれた幻想的な姿も魅力的。
「霧の街」として有名なサンフランシスコですが、年中いつでも見られる訳ではなく、夏の早朝や夕暮れ時によく現れるというので、ぜひタイミングを合わせて訪れてみましょう。インターナショナル・オレンジ色の鮮やかな橋が、霧の中からうっすらと見える様子はとても神秘的ですよ。もちろん夜景も見逃せません!