名称：ツインピークス（Twin Peaks）
住所：501 Twin Peaks Boulevard, San Francisco, CA 94114, USA
公式・関連サイトURL：http://sfrecpark.org/
サンフランシスコで夜景を眺めるならここ！「ツインピークス」の観光ガイド
2022年3月11日 更新
サンフランシスコのちょうど中央付近にそびえる「ツインピークス」は、その名の通り双子のように連なる丘です。標高約280mの二つの丘からは、サンフランシスコの街を一望できるほか、ゴールデン・ゲート・ブリッジや対岸のマリン郡の景色も見られることから絶景スポットとして高い人気を得ています。日の出が見られる早朝から夜景が美しい深夜まで、ひっきりなしに観光客が訪れるツインピークス。この記事では、サンフランシスコの人気観光地「ツインピークス」の見どころやアクセス方法など、観光に役立つ情報をお伝えしていきます。
目次
サンフランシスコで夜景を眺めるならここ！「ツインピークス」の観光ガイド
目次を閉じる
ツインピークスとは？
北側にある約276mの「ユーリカ」と南側にある約278m「ノエ」で構成されるツインピークス。
約50もの丘を有するサンフランシスコで最も高い「マウント・デーヴィッドソン（283m）」に次ぐ高さを誇り、絶景を楽しめる観光スポットとして人気を博しています。
出典： Alexander Demyanenko／Shutterstock
かつては狩りの見張り場として使用されていたツインピークスですが、18世紀に入植したスペイン人によって牧場として使用されるように。
丘が連なる様子が女性の胸のように見えることから、当時は「ロス・ペチョス・デ・ラ・チョラ」と呼ばれていました。
そんなツインピークスは、自然豊かでさまざまな動植物が生息しているのも魅力の一つ。現在は自然保護区に指定されており、簡単なハイキングコースが整備されています。麓から頂上までは徒歩で15分ほどなので、ぜひ歩いて登ってみてくださいね。
ツインピークスへのアクセス
ツインピークスの最寄駅である「カストロ駅（Castro）」へは、サンフランシスコ市営地下鉄（ミュニ）の下記5路線が乗り入れています。
●L タラバル線（L Taraval）
●M オーシャンビュー線（M Ocean View）
●S シャトル線（S Shuttle）
●KT イングルサイド／サードストリート線（KT Ingleside／Third Street）
●F マーケット＆ワーフス線（F Market＆Wharves）
カストロ駅からは、バスか徒歩のいずれかでアクセスしましょう。5人までであれば1台のタクシーに乗れるので、複数人の場合はタクシーを利用するのもおすすめです。
◆バス
カストロ駅近くのバス停「マーケット・ストリート＆カストロ・ストリート（Market st＆Castro st）」から、37番バス「コルベット線（Corbett）」に乗り約15分。
麓にあるバス停「ブルネット・アベニュー＆クレストライン・ドライブ（Burnett Ave & Crestline Dr）」で下車後、徒歩すぐです。
◆徒歩
カストロ駅からツインピークスの麓までは、徒歩で約30分の道のりです。麓から頂上までは約15分。ハイキングコースが整備されていますが、道中には急な坂や階段もあるので、スニーカーなどの歩きやすい靴で行くことをおすすめします。
◆タクシー
サンフランシスコの中心地「ユニオン・スクエア」から約20分。料金は約25USドルと割高ですが、複数人での乗車であればむしろお得かもしれません。
ツインピークスのおすすめはやはり夜景
出典： Nickolay Stanev／Shutterstock
サンフランシスコでトップクラスの夜景を見るなら、断然ツインピークスがおすすめ。視界をさえぎる建物が一つもないので、サンフランシスコ市街地の夜景を贅沢に丸ごと楽しめます。特に、ライトアップされたベイブリッジやゴールデン・ゲート・ブリッジは必見ですよ。
日中は、ツインピークス周辺の散策もおすすめ
ツインピークスの観光拠点となる「カストロ地区（Castro）」は、世界的に有名なLGBTの街です。LGBTのシンボル「レインボー・フラッグ」発祥の地もまさにここ。横断歩道や看板をはじめ、あちらこちらにレインボーカラーが溢れています。
街中には、ゲイであることをカミングアウトしながら市議会議員として活躍した「ハーヴェイ・ミルク」ゆかりの地や、LGBTに関する博物館もあり見応え充分。比較的治安も良くフォトジェニックな場所が多いので、時間に余裕がある方はぜひ散策してみてくださいね。
ツインピークスの便利なツアー情報
治安がよいサンフランシスコとは言え、やはり慣れない土地で夜出歩くのは怖いもの。そんな方におすすめなのが、ホテルまでの送迎が付いたオプショナルツアーです。中には日本語ガイド同伴のものもあるので、個人で訪れる方でも安心して夜景を楽しめるでしょう。
市内観光から夜景観賞までを組み込んだ終日ツアーや、トレジャー・アイランドとセットになった夜景観賞ツアー、日中にツインピークスを訪れるツアーまでバラエティー豊かに揃っておりニーズにあわせて選べるのもうれしいところ。
日本および現地の大手旅行会社がさまざまなプランを提供しているので、ぜひ公式サイトをチェックしてみてくださいね。ツアーの申し込みは、オンラインでの事前予約が便利です。
サンフランシスコ観光の際の注意事項
サンフランシスコは比較的治安もよく、特にツインピークス周辺は夜間でも人が多いので気軽に訪れることができます。しかし、日本に比べるとスリやひったくりによる被害報告が多いのも事実。電車やバスの中での手荷物の扱いには充分気をつけましょう。
また、標高200mを超えるツインピークスでは、晴れた日でも風が吹くと肌寒く感じることがあります。夏場でも頂上付近は冷え込むので、防寒対策をお忘れなく。麓からトレッキングを楽しむ予定の方は、着脱しやすい上着やウィンドブレーカーを持参しましょう。
ちなみに、ツインピークス頂上には公衆トイレしかありません。飲み物などを販売する売店もないので、事前に準備しておくことをおすすめします。
◎まとめ
日中のトレッキングから夜景まで一日中楽しめるツインピークスですが、せっかくなので観光拠点となるカストロ地区もじっくり観光して欲しいですね。近年日本でもよく耳にするようになった「LGBT」。その聖地であるカストロ地区の歴史を知れば、LGBTについての理解がより深まるかもしれません。街中には、「ツインピークス」の名を冠したアメリカ最古のゲイバーや、サンフランシスコで最も美しいと称されるカストロ劇場など、見どころが盛りだくさん。カラフルなウォールアートやレインボー・フラッグを、ぜひ写真に収めてみましょう！
