高知県の岡豊城跡の観光の見どころを紹介|戦国大名・長宗我部氏の居城!

画像出典:Cybister / PIXTA(ピクスタ)

高知県の岡豊城跡の観光の見どころを紹介|戦国大名・長宗我部氏の居城!

岡豊城跡は、高知県南国市にある戦国時代に四国を治めた長宗我部の居城で、現在は国の史跡に登録されている価値のある城跡です。現在は石垣や曲輪、土塁、空堀、井戸などが残っています。また、城内の一角には高知県立歴史民俗資料館が設立されており、岡豊城跡を実際に体感した後に、高知県立歴史民俗資料館で資料を詳しく調べることもできますよ。

出土品なども多数存在しているので、歴史マニアの方にとってはたまらない観光スポットではないでしょうか。今回は、そんな岡豊城跡の魅力やおすすめポイントをご紹介していきます。

目次

高知県の岡豊城跡の観光の見どころを紹介|戦国大名・長宗我部氏の居城!

目次を閉じる

まずは「高知県立歴史民俗資料館」で予習を

岡豊城跡の敷地内にある高知県立歴史民俗資料館は、岡豊城跡に関する情報だけでなく、様々な民族歴史を学ぶことができます。

常設展では、長宗我部に関する展示物や資料が多数。中央には、長宗我部の本陣を再現した模型が置いてあります。また、原始から古代に至るまで、あらゆる高知県の歴史が資料として展示されているので、地域研究をされている方にもおすすめの観光スポットです。

フリースペースやミニギャラリーなども充実しており、休憩所としても使用できますよ。アクセスは高知市中心部(JR高知駅)より車で約20分の距離。常設展だけではなく、企画展も頻繁に行われているので、その時々によって楽しみ方が変わってくるのも魅力の一つです。岡豊城跡に立ち寄る際は、是非高知県立歴史民俗資料館に訪れてみてください。

勇壮な「長宗我部元親 飛翔之像」と記念撮影

岡豊城跡内にある高知県立歴史民俗資料館のメインシンボル、「長宗我部元親 飛翔之像」。2015年の5月3日に、高知県立歴史民俗資料館の正面玄関前に設置されました。

長宗我部元親飛翔之像は、新しい像ということもあって非常に緻密に作られており、同じく有名な坂本龍馬像に比べるとかなり細かいところまで作りこまれています。その出で立ちはかなり派手で、長槍を天高く掲げ、金色に光る甲冑を引っさげて「いざ参らん!」と言わんばかりのポーズをとっています。

歴史ファンたちの間では密かにインスタ映えすると話題になっており、長宗我部と記念写真を撮ることが定番になっているほど。かなりインパクトのあるシンボルなので、高知県立歴史民俗資料館に立ち寄った際は是非記念撮影をしてみてはいかがでしょうか?

城跡の遺構

15世紀後半から永正5~6年(1508~09)に落城した岡豊城跡には現在、石垣、曲輪、土塁、空堀、井戸の5つの城跡が残っています。中でも石垣は、岡豊城跡内の至るところで確認することができます。

岡豊城跡は詰、詰下段、二ノ段、三ノ段、四ノ段、伝厩跡曲輪(でんうまやあとくるわ)、伝家老屋敷曲輪(でんかろうやしきくるわ)の7つのエリアから成り立つ城跡。詰は地鎮の遺構、伝家老屋敷曲輪(でんかろうやしきくるわ)、堅堀、四ノ段には虎口など、それぞれのエリアごとに出土した物や、設計が異なります。

当時の戦での防御システムを体感することができ、おすすめです。

詰ノ段からの景色

山城であった岡豊城跡の詰の段では、高知を一望できる絶景スポットでもあります。晴れた日には遠くまで見ることができますよ。上述したとおり、地鎮の遺構が残っているので岡豊城跡の中でも人気のスポットです。

ちなみに地鎮とは土木や竈造りなどのときに、陰陽道でいう方位の神の金神(こんじん)をまつることを指します。詰の段は岡豊城跡の西南部で発見されたエリアで、城の基礎として作られた土地です。南側には強固な土壁が防御となっていたようです。

歴史を感じながら、現在の香長平野を眺めてみるのも良いかも知れませんね。

移築古民家「旧味元家住宅主屋」

旧味元家住宅主屋は、高知県高岡郡津野町にあった茅葺きの古民家を高知県立歴史民俗資料館の敷地内に移築したもの。移築とは古い家を解体し、その材料で新しい家を組み直すことを言います。日本の茅葺き家屋の応用性が垣間見えますね。

いろりの煙で黒く煤けた梁や柱が、当時の生活感を色濃く残しています。本場の茅葺き家屋を体験してみたい方は、是非訪れてみてはいかがでしょうか?

アクセス

岡豊城跡は土佐大津駅から車で約15分となります。駐車場は7:00~18:00まで利用可能で料金は無料。高知に訪れて際は、岡豊城跡に立ち寄って長宗我部にまつわる歴史を体感してみてはいかがでしょうか?

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

南国市でおすすめの記事

南国市のアクセスランキング